被害届を提出したいが証拠がない…。警察に動いてもらうための証拠集め方法

被害届を提出したいが証拠がない…。警察に動いてもらうための証拠集め方法

2024.08.28 / # 嫌がらせ調査

「犯罪に巻き込まれたけど、証拠がない…。」「証拠がないと被害届を提出できない?」などと、悩みを抱いている方もいるでしょう。 被害届を提出するには、被害に遭ってしまったことがわかる証拠がないと難しいのが実情です。 そのため証拠がない場合、被害に遭ってしまっても泣き寝入りしてしまう方も少なくはありません。 しかし、証拠がなくても泣き寝入りせずに、警察に動いてもらえるようにすることが実はできるのです。 本記事では、被害に遭ってしまったが証拠がない方向けに、警察に被害届が受理されやすくなるようにするための証拠の集め方について解説していきます。 「被害に遭ってしまったけど証拠がない…。」とお悩みの方でも、警察に動いてもらえる可能性は十分にありますので、諦めないでください。

被害届を提出したいが証拠がないと警察は動かない?!

パトカーが事件か事故で道に止まっている

事件や事故、犯罪に巻き込まれてしまった場合

事件や事故、犯罪に巻き込まれてしまったら、被害届を提出することを考える方が多いでしょう。

被害届とは、犯罪の被害に遭ったことを知らせるための書類のことです。

通常、被害届を提出する際は、書類のほかに被害に遭った事実がわかる証拠も一緒に提出します。

そして、警察から事件とみなされた際にようやく捜索を進めてくれます。

このような流れで進められるイメージが強いことから、証拠がないと警察が動いてくれないと思われがちです。

そして、いくら酷い被害に遭ってしまっても証拠がないことから、警察に相談することを諦めて泣き寝入りしてしまうケースも少なくはありません。

しかし、実は被害に遭ったという証拠がなくても、警察が動いてくれるようにするための対処法があります。

警察が動いてくれるようにするための対処法とは

その対処法として、自分自身で諦めずに証拠を集めることが挙げられます。

例えば、あなたが知り合いから嫌がらせを受けているにも関わらず、その知り合いは嫌がらせをしているという事実を隠蔽しているとします。

しかし、あなた自身で相手のSNSを探ってみたり、相手の周辺の人物に直接聞き込みしたりすることにより、何らかの証拠が得られる可能性があります。

これらの証拠が手に入れられなかったとしても、嫌がらせを受けてしまったという状況を細かく伝えることにより、警察が動いてくれる可能性もあります。

また、どうしても証拠を集めることが困難な場合は、探偵に依頼することにより、あなたが確実に嫌がらせを受けていたという証拠を集めることも可能です。

もちろん、相手の行動が読み取れる正確な証拠があれば、警察もスムーズに動きやすいですが、少しの証拠でも被害届が受理され、警察が動いてくれることも十分にありますので、絶対に諦めないようにしてください。

被害届を提出する際の主な手順とは?

被害届の用紙
被害届は、細かい証拠がないと受理されにくいと思われがちですが、些細な情報でも自分自身で諦めずに証拠を集めることにより、受理され警察が捜査に向け動いてくれる可能性が高まります。

しかし、これから被害届を提出することを検討している方の中には、そもそも被害届はどのように提出するものなのかわからない方もいるでしょう。

ここでは警察に被害届を提出する際の基本的な手順について紹介していきますので、これから証拠を集めてから被害届を提出したいと考えている方は、ざっくり流れを理解しておきましょう。

警察に被害届を提出し捜査が進められる際は、以下の流れで進めていくことが一般的です。

  1. 被害に遭ったら被害届を作成する(インターネット上などで公開されているフォーマットを参考にして作成、警察官に代筆してもらうなど)
  2. 身分証、印鑑、被害に遭った証拠を持ち、警察に被害届を提出する
  3. 被害届が受理されると、警察が捜査を開始する
  4. 検察が加害者を起訴するか判断する
  5. 裁判を起こす

スムーズに動いてもらえる場合は、このような流れで進められますが、場合によっては被害届が受理されても、なかなか捜査が進まないということもあり得る話です。

また、被害届を提出したものの警察から以下の理由が判断された場合は、受理されません。

  • 事件性が低い場合
  • 事件が軽微すぎる場合(友人に貸した100円が返ってこないなど)
  • 事件発生から時間が経っている場合

警察に被害届を提出する際は、証拠の有無を確認することも大切ですが、あらかじめ自分が遭った被害は、重大なものか考えるようにしましょう。

証拠がないけど自分で証拠を集めることはできる?

探偵が人差し指を立てている
被害に遭ってしまったけど証拠がなくて、被害届を提出しても受理されない可能性が高いと感じたら、まず些細なことでも結構ですのであなた自身で被害に遭った状況を整理して、証拠を集めることが大切です。

状況を整理してから証拠集めを進めることにより、少しでも加害者があなたに嫌がらせをしたという事実を証明できる可能性があります。

そのためにはまず、以下の手段をおこなうようにしましょう。

  • 被害に遭ってしまった際の状況を記録する
  • 加害者のSNSなどを確認する
  • 周辺の人物に聞き込みをする
  • 加害者の行動をチェックする

また、加害者が嫌がらせを完全に隠蔽している場合、これらの手段を実践しても証拠を得ることができないこともあり得る話です。

そのような時は、無理に自分で解決しようとせず、嫌がらせ調査に強い探偵に相談することも有効です。

ここでは、上記で挙げた4つの手段と探偵に依頼する際の手段について、具体的にどのようなことをすればいいのか説明をしていきます。

被害に遭ってしまった際の状況を記録する

調査の説明画像
被害に遭ったという証拠がない場合は、まず自分自身で被害にあってしまった際の状況を整理して、記録するようにしましょう。

状況を整理して記録することにより、これから自分自身で証拠を集める際、スムーズに証拠集めに向けた行動をすることができます。

例えば、近隣住民から嫌がらせを受けている場合、以下のように状況を整理すると良いでしょう。

  • いつ嫌がらせを受けたか(先週の金曜日の出社前、今週の水曜日の午後など)
  • どこで嫌がらせを受けたか(家の前、ゴミ捨て場、家の中など)
  • どんな状況で嫌がらせを受けたか(外出から帰ってきた際、在宅勤務をしている最中など)
  • 誰に嫌がらせを受けたのか(隣の部屋の住民、大家、同じ地区に住んでいる老人など)
  • どういう嫌がらせを受けたのか(手紙で悪口が送られてきた、家の前にゴミを撒かれたなど)

自分が遭った被害を思い出すのは心苦しいかもしれませんが、問題を解決させるための近道になるので、思い出せる範囲で整理するようにしましょう。

そして、これらの状況は頭の中で整理するのも良いですが、メモ帳やドキュメントファイルなどに出力して記録することで、被害届を提出する際に提出しやすくなります。

加害者のSNSなどを確認する

SNSアプリを見ている様子

SNSで証拠を集めていく

状況を整理することができたら、次は証拠を集めていきましょう。

証拠を集める方法はいくつかありますが、最も手軽に集められる手段として加害者のSNSを確認する方法があります。

しかし、加害者のSNSを知らないという方も中にはいるはずです。

そのような場合はまずSNSを特定するところからはじめて、そのあとにSNSの内容をチェックしていきましょう。

SNSの特定は難しいと思われがちですが、近年では本名でSNSをやっていることも少なくはありません。

そのため、加害者の本名を検索することで案外簡単に特定することができてしまいます。

もしも見つからない場合は、加害者のニックネーム、特徴、地域などを頼りにすると、見つけられる可能性が高まります。

XやInstagram・Googleなどの検索エンジン

この際、XやInstagramなどの検索画面から直接探しても有効ですが、Googleなどの検索エンジンから探すと見つかりやすくなります。

また、加害者が位置情報を許可している場合、位置情報から特定することもできるので、念の為近隣でSNSを更新している人がいるかどうか確認するのも良いでしょう。

そして、これらの方法で加害者のSNSを特定することができたら、投稿をくまなく確認してみて、被害に遭った際どのような投稿をしているのかチェックしてみましょう。

加害者がプライバシーを気にせず、どんなことでも投稿をしている場合、もしかするとあなたへの嫌がらせのことを投稿している可能性もあります。

もしも投稿がなかった場合でも、そのアカウントに投稿されている内容が問題解決の手がかりにつながる可能性もありますので、必ずどんな投稿をしているのかチェックしておきましょう。

ただし、加害者のアカウントが非公開である場合は、当然ながら投稿の内容をチェックすることはできません。

加害者の知り合いになりすまして非公開アカウントに申請するという手もありますが、相手に知られた場合トラブルになってしまったり、被害がエスカレートしたりするなどのリスクも考えられるため、あまりおすすめできません。

周辺の人物に聞き込みをする

話し合いをしている様子
あなたの知人や加害者の知人など、周辺の人物に聞き込みをするのも有効な手段です。

あなた自身が証拠がないと思っていても、案外周辺の人が何らかの手がかりを持っているということも十分にあり得ます。

例えば、会社の先輩から嫌がらせを受けたけど証拠がない場合、上司や同僚に聞き込みをすることで、「あの人はあまり評判が良くない。」「そういえばあの時こんなこと言ってた。」などと、証拠につながるヒントを得られる可能性があります。

また、中には嫌がらせの現場を目撃していたという情報を手に入れることもできるかもしれません。

自分自身でくまなく集めた証拠も重要ですが、第三者からの証言といった客観証拠は、被害届を提出する際にも役立ち、警察が動いてくれる効果を高めることが期待できます。

もしも被害に遭ったという証拠が見つからない場合は、周りの人に聞いてみてみることも一つの手段として検討してみてください。

ただし、加害者と親しすぎる人物に聞き込みをするのは避けることをおすすめします。

加害者と親しい人物であれば、何かしらの情報を持っているかもしれませんが、加害者と一緒になってあなたに嫌がらせをした可能性も考えられます。

聞き込みをしたことで加害者にそのことを知らせ、さらに嫌がらせを受けてしまうリスクがあるので注意しましょう。

加害者の行動をチェックする

女性がiphoneseを見ている様子
加害者の行動を常にチェックすることで、相手の行動を知り、そこから被害に遭ったという証拠を得られることもあります。

加害者の中には、一度だけではなく何回も嫌がらせをしようと考えていることも少なくはありません。

そのような相手の行動を事前にチェックしておけば、新たな嫌がらせをされた際に証拠をしっかり掴むことができるでしょう。

行動をチェックする際は、できるだけ加害者に知られないように観察することが大切です。

もしもあなたが観察していることを知られてしまうと、あなたのことを加害者扱いしてくるリスクがありますので、くれぐれも行動する際は気をつけましょう。

探偵に依頼する

探偵が人差し指を立てている
どんな手段を用いても自分で証拠を集めることができない場合は、探偵に依頼することもおすすめです。

探偵と聞くと、浮気調査や人探しをするイメージが強いかもしれませんが、実は嫌がらせ問題を解決するための調査を取り扱っている業者もいます。

そのため、証拠集めだけではなく、嫌がらせに対処するためのアドバイスを得たり、メンタルケアを実施したりすることもあります。

また、探偵で証拠集めをする際は、以下の手段を用いて調査を進めることが一般的です。

  • データ調査(合法的な名簿を用いて加害者の基本情報を入手)
  • 聞き込み調査(あなたのことを一切出さずに加害者の周辺人物に聞き込み)
  • 尾行や張り込み(加害者を追跡し、どこで誰と出会い何をしているか観察)

これらの調査を組み合わせておこなうことで、加害者があなたに対して嫌がらせをしていたという決定的証拠を集めることができます。

集めた証拠は、もちろん警察に被害届を提出する際にも利用することができるので、もしもどうしても証拠が掴めないとお悩みの方は、探偵を頼ってみることも検討してみてください。

被害届を出す前に知りたい!よくある質問

捜索願を警察に提出している
最後に被害届を出す前に知っておきたいよくある質問を3つを紹介していきます。

証拠を集め、被害届を提出する前に一度これから紹介する質問も確認してみてくださいね。

被害届を提出すれば必ず逮捕してくれるの?

いくら細かい証拠を集めて、被害届を提出しても逮捕されないこともあるのが実情です。

逮捕されないケースとして、「在宅事件」とみなされた場合が挙げられます。

在宅事件とは、身柄の拘束がされず、普段と変わらない生活を送りながら捜査が進められることです。

この場合に該当した場合は、被害者がいくら証拠を集めて確実に加害者が特定できている場合でも逮捕することができないのです。

ちなみに在宅事件となる際は、「逃亡のおそれがない」「証拠隠滅のおそれがない」「逮捕勾留の必要性が存在する」の3つの要素が条件となります。

被害届を提出すれば、いつかは逮捕してくれそうだと思われがちですが、まれにこういったケースもあるということを忘れないようにしましょう。

加害者が知らない人の場合は捜査は難しい?

加害者が知らない人で、被害に遭ったという証拠がない場合は、被害届を提出しても捜査を進めることが難しいのが実情です。

そうなると、被害者の中には「被害届を出す意味がないのでは?」と思い、そのまま泣き寝入りしてしまうことも少なくはありません。

しかし、被害届を出す意味がないということは決してありません。

被害届を提出することにより、同様の被害を受けたという声が警察に届き、それがきっかけで捜査を進めるということもあります。

自分でも被害の状況がわからないものであっても、まずは警察に被害を受けたことを報告することが大切なのです。

また、少しでもすぐに捜査を進める可能性を高くしてもらうためにも、被害に遭った際の状況を改めて整理して記録することも大切ですので、被害届を提出する前にもう一度状況を振り返りましょう。

被害届を提出する前にもう一度誰かに相談したい。相談窓口ってあるの?

被害届を提出する前に、「こんな被害に遭ってしまったけどどうすればいいのかわからない。」と悩むこともあるでしょう。

そのような時は、専門機関に相談することが大切です。

実は、被害に遭った方向けの相談窓口は、全国あらゆる機関で展開されています。

以下に嫌がらせ等の被害者向けの相談窓口の一例を紹介しますので、誰かに相談したいと考えている方はぜひ参考にしてください。

  • 警視庁総合相談センター:#9110
  • 犯罪被害者ホットライン:03-3597-7830
  • 性犯罪被害相談電話:#8103
  • 暴力ホットライン:03-3580-2222
  • 交通相談コーナー:03-3593-0941
  • サイバー犯罪相談窓口:03-5805-1731
  • レイプクライシスセンターTSUBOMI:03-5577-4042
  • 性暴力救済センター東京:03-5607-0799
  • 公益社団法人被害者支援都民センター:03-5287-3336 など

また、これらの相談窓口だけではなく、探偵でも無料相談を受け付けていることがあります。

嫌がらせ問題の調査を強みとしている、T.L探偵事務所では24時間、365日メールや電話、LINEで無料相談を受け付けているので、ぜひ利用してみてください。

【まとめ】証拠の集め方を見直して被害届を提出しよう!


嫌がらせなどを受けてしまっても、被害に遭った証拠がない場合、警察に被害届を提出することができないと思いこみ、諦めてしまう方も少なくはありません。

しかし、証拠がないのであれば、諦めずに自分自身で証拠を探してみることで、被害届が受理されやすくなり、スムーズに捜索を進めてくれることが期待できるでしょう。

もしも、現段階で被害に遭った証拠がない方は、一度証拠の集め方を見直してみることをおすすめします。

自分で証拠を集めてみる際は、まず自分が被害に遭った状況を振り返り、記録することが大切です。

そうすることにより、被害の状況を改めて理解することができたり、加害者の行動を思い返すことができます。

そしてそのあとに、加害者のSNSを確認したり、周囲の人に確認したり、加害者のことを観察して、証拠を探していくことにより、何らかの手がかりを見つけることができるでしょう。

証拠がなくて諦めかけている方は泣き寝入りしないで、必ず本記事で紹介した方法を実践して、自らの手で証拠を掴み直しましょう。

どんなに些細な情報であっても、問題解決に導かれる可能性は十分にあるので、絶対に諦めないようにしてくださいね。

また、SNSや聞き込みをしたけどどうしても証拠を掴むことができないという場合は、嫌がらせ調査に強い探偵に相談することも有効です。

専門的な知識と技術を持った探偵であれば、あらゆる手段を駆使して、あなたが被害に遭ったという証拠を集めることができます。

また、証拠集めだけではなく、今後嫌がらせを避けるためのアドバイスを受けることもできるので、二次被害を防ぎたいと考えている方には心強いサービスでしょう。

探偵では被害の問題解決だけではなく、あなたがこれから安心して生活できるようになるためのサポートもしていきますので、「被害をなくして元のような生活を取り戻したい。」と考えている方は、ぜひ気軽に頼るようにしてください。
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