退職後に嫌がらせを受けることって本当にあるの?
これから退職する方からすると、『退職後に嫌がらせを受けることって本当にあるの?』と不安に思われるかもしれません。
結論から申し上げますと、退職後に嫌がらせをされることは本当にあります。
嫌がらせをしてくる原因はさまざまありますが、一番大きい原因として、退職者の退職理由が影響されていることが多いです。
しかし、どんな退職理由であっても、嫌がらせを受けてしまっている以上、退職者は被害者であることには変わりありません。
たとえ、前の会社の人にとってマイナスに捉えられる退職理由だとしても、嫌がらせをしてきたら、当然ながら加害者になります。
もしも嫌がらせを受けてしまったら、できるだけ早めに対処して嫌がらせをなくすように行動しましょう。
退職後の嫌がらせの例
退職後の嫌がらせには、主に以下のようなものがあります。
- 退職後にも関わらずメールや電話がしつこい
- SNSなどで悪口を書かれる
- 『家まで行くぞ。』と脅される
- 『転職先の内定を消す。』と脅される
- 給料が支払われない
- 離職票がもらえない
他にもさまざまな例がありますが、こういった悪質な嫌がらせが実際に起きているのです。
また、退職後だけではなく、退職届を提出した後に嫌がらせを受けてしまうケースもあります。
例えば、退職届を提出した後に、従業員から無視されたり、無理な仕事を押し付けられてしまったりなどといった嫌がらせがあります。
このような退職届を提出した後に発生する嫌がらせのことを、近年では『ヤメハラ』と呼ばれており、ヤメハラで悩みを抱えている方も少なくはありません。
どうして退職後にも嫌がらせをしてしまうのか?考えられる5つの原因
前の会社の人が退職後にも嫌がらせをしてくるのには、実は原因があります。
おおまかに退職理由が原因となっていることが多いです。
では、具体的にどのような退職理由が原因で、嫌がらせに発展してしまうのか説明をしていきます。
自分勝手な理由で退職した場合
『やりたいことができたので、明日退職します。』などといった、自分勝手な理由で退職した場合は、会社からも不満を抱かれてしまうでしょう。
一般的に退職は、2ヶ月くらい前に会社に退職届を提出して、後任者に仕事を引き継いでから辞めるものです。
しかし、引き継ぎをせずにいきなり自分勝手な理由で退職してしまうとなると、会社からも『ふざけんな。』『無責任。』などと思われ、嫌がらせすることに繋がりやすくなります。
優良企業へ転職することが決まっている場合
退職前に会社で大手企業など優良な企業へ転職することを従業員に伝えていた場合、従業員から自慢かと思われ、嫌がらせされてしまうことも少なくはありません。
本人は自慢のつもりだと思っていなくても、優良企業に転職すると聞いたら、人によっては妬んだり、不快に感じたりしてしまうでしょう。
そして、そういった感情が溢れた結果、嫌がらせをすることに発展してしまうのです。
結婚や出産に伴う退職の場合
転職だけではなく、結婚や出産が理由で退職する場合も嫌がらせされてしまうこともよくある話です。
通常であれば、おめでたいことではありますが、人によっては良く思ってない人もいるものです。
このような、結婚や出産に対して良く思ってない一部の人が、退職後にも嫌がらせをしてくることが多いです。
ネガティブな理由で退職した場合
『人間関係がうまくいかない。』
『給料が低すぎる。』
などとネガティブな理由で退職したことが知られてしまうと、嫌がらせを受けてしまうことも少なくはありません。
こういった理由をうまく隠して退職したのであれば、被害を受けることは少ないかもしれませんが、日頃から公言していると、会社側からも目をつけられてしまう可能性があります。
退職代行を使って退職した場合
近年では、労働者の代わりに退職の旨を伝えてくれる『退職代行』が流行しています。
退職代行を使うことにより、退職を検討している方が直接会社に退職の旨を伝えることなく、即日で会社を退職することができます。
退職を検討している方にとっては非常に便利なサービスですが、会社側は、退職代行を使われたことに対して不満を感じることもあります。
突然仕事を放棄して退職してしまうので、『無責任。』『迷惑だ。』と思って、しつこく電話やメールをしたり、家に直接行くなどといった嫌がらせをしてくることもあり得るのです。
退職代行側でも会社に『退職者に連絡をしたり、家に行ったりしないで。』と注意喚起することもありますが、それでも嫌がらせをしてしまうことも少なくはありません。
退職後の嫌がらせをなくすための対処方法
退職後の嫌がらせは、場合によっては、ストレスになり、新しい会社での就業に影響が出てしまうリスクがあります。
このようなリスクを避けるためには、できるだけ早い段階で対処することが大切です。
では、退職後の嫌がらせをなくすためにはどのような対処をすれば良いのでしょうか?
具体的に以下の対処をすることで、被害を軽減させることができます。
- 無視する
- 弁護士に相談する
- 探偵に相談する
無視する
しつこいメールや電話、脅しなどといった嫌がらせをされたら、ひたすら無視することで、自分の身を守ることができます。
嫌がらせをしてくる人は、嫌がらせを受けた人がどんな反応をするか面白がっていることが多いです。
もしも嫌がらせを受けて、苦しんでいる様子を相手に見せたり、反論したりすると、相手の嫌がらせもエスカレートしてしまいます。
不快な気持ちになってしまうかもしれませんが、ここはあえて反応せずに無視することで、嫌がらせをしてくる人もつまらないと思うようになり、嫌がらせをやめさせることができるでしょう。
弁護士に相談する
給料が支払われない、離職票がもらえないなどといった嫌がらせをされた場合、弁護士に相談しましょう。
給料を支払わない・離職票を発行しないという行為は、法律に違反するので、会社側に支払いや発行を請求することができます。
しかし、自分一人で会社に請求すると、揉み消されたり、さらなる嫌がらせを受けてしまったりなど、トラブルに発展してしまうリスクがあります。
トラブルを避けるためにも、弁護士に相談して、弁護士経由で手続きを進めてもらうことがおすすめです。
弁護士に依頼すると、直接会社と関わらずに手続きを進めてくれるのはもちろんのこと、相談相手にもなるので、精神的にも安心することができるでしょう。
給与や離職票などの、法律に関わる嫌がらせを受けている方は、できるだけ早めに弁護士に相談してみてくださいね。
探偵に相談する
退職後に前の会社の人から嫌がらせを受けてしまったら、探偵に相談するのも有効です。
実は、探偵では嫌がらせやいじめ、誹謗中傷などを解決するための調査を行なっています。
調査をすることにより、嫌がらせの証拠を集めることができるのはもちろん、嫌がらせしている人物のことも細かく特定することができます。
これらの証拠は、場合によっては、法的措置をする際にも使うことができるので、『相手を処罰したい。』と考えている方は、探偵を利用すると良いでしょう。
また、探偵によってはメンタルケアなどを実施している業者もいるので、精神面でも安心感を得ることができます。
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退職後も続く嫌がらせに悩んでいる方は、探偵に相談しましょう
退職後の嫌がらせは、主に退職理由が原因で起きてしまうことです。
しかし、どんな退職理由であっても、前の会社の人から陰湿な嫌がらせを受けてしまったら、できるだけ早めに対処することが大切です。
嫌がらせを受けたままにしてしまうと、行為がエスカレートしてしまい、あなたの今後の生活に弊害が生じてしまうリスクがあります。
もしも、退職後の嫌がらせがなかなかなくならない場合は、速やかに探偵に相談することをおすすめします。
嫌がらせ調査を取り扱っている探偵では、あなたが前の会社の人から嫌がらせを受けている証拠を集めることが可能です。
また、これらの証拠は、法的措置をする際にも利用することができます。
今すぐ嫌がらせをなくしたいと考えている方は、ぜひ探偵に相談することも検討してみてください。
T.L探偵事務所では、こういった調査だけではなく、メンタルケアやアフターサポートも充実しています。
あなたが今後安心して生活できるようにサポートさせていただきますので、一人で抱え込んでしまう前に、早めにご相談ください。