母親が家出をして帰ってこない…!残された家族が今すぐやるべきことと探し方

母親が家出をして帰ってこない…!残された家族が今すぐやるべきことと探し方

2025.11.14 / # 家出・失踪行方調査

突然、「母親が家出をしてしまった」「どこかへ行ったきり帰ってこない」などの事態が起きた場合、残された家族は「どうしたらいいのか」と、とても不安になってしまうかと思います。 今、とても不安でパニックになっているかもしれません。 しかし、まずは落ち着いて、順番にやるべきことを確認しましょう。 こちらの記事では、母親が家出をしてしまった際の考えられる原因や、残された家族にできる対処法、そして専門家による探し方まで詳しくご案内しております。 家出・失踪問題は、お早めに対応することが何よりも大切です。 大事なご家族を守るためにも、この記事をご参考にしてください。

母親が家出?まず確認すべき「緊急度」と「今すぐやるべきこと」

電車に乗っている女性
母親が家出したと気づいたとき、動揺してしまうのは当然です。

しかし、まずは状況を把握し、緊急度を判断するために下記の点を確認してください。

命の危険はないか?

まず最も優先すべきは、母親の命の安全確認です。

「死にたい」「もう疲れた」といった内容の書き置き(遺書)が残されていないか、部屋やリビングを確認してください。

また、母親が持病を持っており、日常的に薬を服用していた場合、その薬が残されていないかも重要です。

必要な薬を持たずに出て行った場合、健康状態が悪化する危険があります。

これらの兆候が見られる場合は、緊急性が非常に高いと判断し、ためらわずに警察へ通報してください。

母の所持品が残されていないか?

母親が急に家を出てしまった際、どんな品物を持ち去ったのか、または残してしまったのかは、状況を把握するための非常に重要な情報となります。

具体的に確認すべきものと、その理由を詳しく解説します。

  • 財布・現金 

財布が家にある場合、生活資金を持たずに出て行った可能性が高くなります。

クレジットカードや銀行のキャッシュカードも含まれているか確認してください。

これらがなければ、金銭的な制約があり、遠くへは行っていない可能性も考えられます。

  • 携帯電話(スマートフォン)

携帯電話が家に残されている場合、外部との連絡が取れない状況にあると考えられます。

持ち出されていた場合でも、電源がオフになっていないか、通信が途絶していないかを確認するため、一度電話やメッセージを送ってみましょう。

  • 身分証明書

運転免許証、健康保険証、パスポートなどの身分を証明する書類が残されているかも確認してください。

これらがない場合、身元の確認やホテルへの宿泊などが難しくなります。

  • 日常の持ち物

例えば、眼鏡、コンタクトレンズ、日常的に使っているバッグやアクセサリーなどもチェックポイントです。

これらのアイテムが残されている場合、家出の計画性や緊急性に関する手がかりが得られるかもしれません。

これらの所持品を確認することで、母親の現在の状況や家出時の心理状態、今後の行動の手がかりなどを探る手助けとなります。

クレジットカードや銀行口座が使われていないか?

もし家族カードなどでクレジットカードの利用履歴が確認できる場合や、銀行口座の動きがわかる場合は、すぐに確認しましょう。

いつ、どこで金銭が動いたか(例:コンビニでの買い物、駅での切符購入、ATMでの引き出し)がわかれば、移動先を特定する大きな手がかりになります。

母親が家出してしまった……主な原因は?

ベンチで一人座る女性
母親が家出する原因は様々です。

家庭内のトラブル、ストレス、疲労、経済的な問題、健康的な悩みなど、多くの要因が考えられます。

家出の前に何か変わった様子がなかったか振り返り、原因を特定することで、行き先の手がかりや、再会した際の対応方法を考える助けになるでしょう。

原因1.育児や家事の疲れ、孤独感

特に小さなお子様がいる場合、「ワンオペ育児」と呼ばれるように、育児や家事の負担が母親一人に集中してしまうケースは少なくありません。

誰にも相談できず、一人で責任を抱え込み、精神的・体力的に限界に達して突発的に家を出てしまうことがあります。

原因2.夫婦関係の悪化

夫との関係のすれ違いや、会話の欠如、価値観の違いなどが積み重なり、家庭に居場所がないと感じてしまうことも原因の一つです。

また、夫の不倫が発覚した場合や、逆に母親自身が不倫をしており、相手と駆け落ちするケースも考えられます。
DVから逃れるために家出する場合もあります。

原因3.経済的な問題

家計のやりくりに関する悩み、借金、あるいは夫に内緒の負債などが原因で、精神的に追い詰められて家出に至るケースです。

家族に迷惑をかけたくないという思いから、一人で問題を抱え込んでしまうこともあります。

原因4.精神的な不調

育児ノイローゼや産後うつなど、ホルモンバランスの変化や環境の変化によって精神的に不安定になり、正常な判断ができなくなって家を出てしまうこともあります。

この場合、本人の意思とは関係なく危険な状況に陥る可能性もあるため、特に注意が必要です。

【チェック】家出の前に兆候はなかったか?
家出は突然のように見えても、何かしらの兆候が出ていることがあります。
下記のような様子がなかったか、家族で振り返ってみてください。

  • 口数が極端に減った、またはイライラしている様子が増えた
  • 一人でふさぎこむ時間が増えた
  • 急に身の回りの整理整頓(断捨離)を始めた
  • スマートフォンの使い方に変化があった(常に持ち歩く、ロックをかけるようになったなど)
  • 食欲不振や不眠が続いていた様子だった

家出した母親の情報を集めるには身近な人への連絡が重要

スマホを操作する手元
まずは家出した母親がどこにいるのか、知っている可能性がある人に連絡をしてみましょう。

一時的なストレスの場合、近くにいる可能性もあります。

また、携帯や財布などの貴重品が残っている場合、遠くへは行けませんし、泊まる場所も確保しにくいと考えられるため、実家や友人宅などに行っているかもしれません。

母親の両親(実家)に連絡する

母親の両親や親戚が情報を持っている可能性があります。

家出した際の宿泊先として、実家に身を寄せているケースはよくあります。

事情を話し、何か連絡がなかったか、最近変わった様子はなかったかを聞いてみましょう。

また、万が一に備えるため、情報を共有するという意味でも実家のご家族への連絡は早めに行うべきです。

母親の職場に連絡する

職場の同僚や上司が、最近の様子や悩みについて何か情報を持っているかもしれません。

もし無断欠勤をしているようであれば、単なる家出ではなく、何かしらの事件や事故に巻き込まれている可能性も考慮しなくてはなりません。

母親の友人に連絡をする

近しい友人や知人が情報を知っていることもあります。

単なる家出であれば、家族に心配をかけたくないという心理から、両親や親戚ではなく、気兼ねなく相談できる友人宅にしばらく泊めてもらうケースもあります。

【連絡する際の注意点】
関係者に連絡する際は、相手を驚かせないよう冷静に状況を伝えることが大切です。

「昨夜から妻(母)と連絡が取れず、家にも帰っていない。何か聞いていないか?」と、事実を簡潔に伝えましょう。

もし母親が意図的に隠れている場合、問い詰めるような聞き方をすると、協力が得られにくくなる可能性もあるため注意が必要です。

警察への「行方不明者届」も必ず提出する

警察に相談
身近な人に連絡しても手がかりがつかめず、家出から数日経っても連絡が取れない場合は、最寄りの警察署に相談するのが最良です。

万が一、事件や事故に巻き込まれて行方が分からなくなっている場合、捜索の初動が非常に重要になります。

時間が経つにつれて、発見される確率は低くなる傾向にあるためです。

家出の仕方に少しでも違和感や疑問を持ったら、すぐに警察へ相談してください。

行方不明者届の提出方法と必要なもの

行方不明者届は、警察署や交番で提出できます。

家族や親族など、関係者であれば提出可能です。

提出の際は、下記の情報をできるだけ詳しく伝えられるよう準備しておきましょう。

  • 行方不明になった母親の氏名、年齢、身体的特徴(身長、体型、髪型など)
  • いなくなった日時と場所
  • 最後の服装や所持品
  • 本人の写真(最近のもので顔がはっきりわかるもの)
  • 家出の原因として思い当たる節
  • 普段の行動範囲、立ち寄りそうな場所

警察が動くのは「特異行方不明者」。「一般家出人」は?

警察に捜索を依頼するために、行方不明者届を提出しますが、この届出は、警察の内部で「一般家出人」と「特異行方不明者」の2つに分けられます。

簡単に言うと、事件性があるかないかで分けられます。

一般家出人は、犯罪や事故以外(本人の意思による家出など)が理由と判断された人です。

特異行方不明者は、犯罪や事故に巻き込まれた可能性、自殺の恐れ、持病による危険など、生命や身体に危険があると判断された人を指します。

警察がすぐに捜査を開始するのは、この「特異行方不明者」と判断された場合です。

しかし、「一般家出人」と判断されたからと言って、警察が何もしてくれないわけではありません。

警察の規則には、日常のパトロールや交通取り締まりなどの活動において行方不明者の発見に配慮するよう記載されており、職務質問などで発見につながるケースもあります。

なぜ警察は「一般家出人」を積極的に捜査できないのか?

前述のとおり、行方不明者届を提出しても、「特異行方不明者」と判断されなければ、警察が期待するような積極的な捜査が行われないケースがあります。

これには明確な理由が存在します。

  • 理由1.本人の意思による家出の可能性

成人の家出の場合、「本人の自由意思」によるものと判断されることが多くあります。

本人が自分の意思で家を出て、連絡を拒否している場合、警察が強制的に居場所を特定して家族に伝えることは、個人のプライバシー権の侵害にあたる可能性があるため、介入が難しいのです。

  • 理由2.事件性や緊急性が低いと判断されるため

警察は、事件や事故、あるいは命の危険が差し迫っている事案を優先的に捜査する必要があります。

先に述べた「特異行方不明者」に該当しない「一般家出人」は、緊急性が低いと判断され、積極的な捜査のリソースを割くことが難しいのが実情です。

警察が捜査してくれない場合は探偵へ。メリットと費用相場

調査資料と虫眼鏡
警察が「一般家出人」として積極的な捜査を行えない場合でも、家族としては一刻も早く安否を確認したいはずです。

そのような「警察が動けない家出調査」は、探偵事務所に依頼しましょう。

ここからは、探偵事務所に家出調査を依頼するメリットと費用相場についてお伝えします。

探偵に依頼する3つのメリット

探偵事務所には、警察とは異なる独自の調査ノウハウがあります。

  • 迅速な調査開始

探偵は「事件性の有無」に関わらず、ご依頼を受け次第すぐに調査を開始できます。 家出は初動が肝心であり、このスピード感が発見率を高めます。

  • 独自の調査網と機動力

公共のデータベースに頼るだけでなく、独自のネットワークや専門的な調査機材、張り込みや聞き込みといった手段を駆使し、家出人の足取りを追跡します。

  • 証拠の確保と再会後のサポート

もし家出の原因が不倫などであった場合、その証拠を確保することも可能です。
また、発見後のご家族の関係修復に向けたアドバイスも行います。

T.L探偵事務所の家出調査の費用相場

家出調査の費用は、調査の難易度(情報の量、経過時間など)や調査期間によって変動します。

当社「T.L探偵事務所」では、ご予算や状況に応じた最適なプランをご提案しております。

【家出・失踪人行方調査の料金プラン例】

  • プランA 調査時間15時間(5時間×3日間) 231,000円(税込)
  • プランB 調査時間35時間(7時間×5日間) 500,500円(税込)
  • プランC 調査時間70時間(10時間×7日間) 924,000円(税込)
  • プランD 調査時間100時間(10時間×10日間) 1,210,000円(税込)


※無料相談サポート付き。
また、これらのプランには事前調査、車両費、機材費、報告書作成費などの諸費用も含まれています(ガソリン代や電車賃などは別途発生)。

まずはお見積りだけでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

家出調査の相談から発見までの流れ

T.L探偵事務所での調査は、下記の流れで進めます。

  1. 無料相談(24時間365日)

まずはお電話やメールで、現在の状況を詳しくお聞かせください。
秘密厳守で対応いたします。

  1. お見積りとご契約

伺った情報をもとに、最適な調査プランとお見積りをご提示します。
ご納得いただけましたらご契約となります。

  1. 調査開始

経験豊富な調査員が、迅速に調査を開始します。

  1. 経過報告 

調査の進捗は、必要に応じて随時ご報告いたします。

  1. 発見・ご報告 

対象者を発見次第、速やかにご報告し、今後の対応についてご相談させていただきます。

母親の家出が長期化したら?残された家族がすべきこと

話し合いをしている男女
母親の家出が長期化した場合、残された家族、特に子供への精神的な影響や、生活面での問題も発生します。

ここからは、残された家族が行うべきことについて、解説します。

子供の精神的ケアをする

子供にとって、母親が突然いなくなることは非常に大きなショックです。

不安にさせまいと「お母さんは旅行に行っている」などと嘘をついてしまうと、かえって子供を傷つけ、不信感を抱かせる原因になります。

子供の年齢に応じて、隠さずに「お母さんは今、少し疲れてお休みしている」「お父さんも探しているから大丈夫」と、誠実に、そして安心させる言葉をかけることが大切です。

夫自身も辛い状況ですが、残された子供のケアを最優先に考えましょう。

生活費の請求を行う

母親が家計を管理していた場合や、母親も働いていた場合、生活費(婚姻費用)の問題が発生します。

法律上、夫婦は互いに生活を助け合う義務があり、家出中であっても、収入の多い方が少ない方へ生活費を支払う義務があります。

もし母親が一方的に家を出て生活費を渡さない場合、家庭裁判所に「婚姻費用分担請求調停」を申し立てることができます。

母親が見つかった際に気をつけること

無事に母親が見つかった後、どう接すればよいか戸惑うかもしれません。

再会時の対応は、その後の家族関係にとって非常に重要です。

ここからは、家出した母親が見つかった際に気をつけるべきことについてお伝えします。

頭ごなしに責めず、まずは話を聞く

帰ってきた母親に対して、「なぜ家出したんだ」「どれだけ心配したか」と責めたくなる気持ちはわかります。

しかし、母親も何らかの理由で追い詰められていたはずです。

まずは「無事でよかった」と安堵を伝え、母親が「なぜ家出するしかなかったのか」を冷静に話せる環境を作り、その話に耳を傾ける姿勢が大切です。

必要であれば第三者の助けを借りる

家出の原因が夫婦関係や家庭環境にある場合、家族だけで解決しようとすると、再び同じことの繰り返しになる可能性があります。

必要に応じて、夫婦カウンセリングや家族カウンセリングなど、専門家である第三者の助けを借りることも検討しましょう。

客観的な視点が入ることで、根本的な問題解決につながることがあります。

まとめ|母親が家出をしても慌てずに対応することが大切

母親が家出してしまった場合、慌ててしまうのは当然ですが、まずは冷静に状況を把握し、身近な人々に連絡をとって情報を集めましょう。

そして、ためらわずに警察へ「行方不明者届」を提出してください。

その際、もし警察が「一般家出人」として積極的に動くのが難しい場合でも、諦めないでください。

当社をはじめとした探偵事務所は、そのようなご家族の「見つけたい」という強い想いに応える専門家です。

T.L探偵事務所では、24時間365日、無料相談を受け付けております。

「警察に相談したが動いてくれない」「一刻も早く安否だけでも確認したい」など、どんな些細なことでも構いません。

一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。

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