母親が家出から帰ってこない・・・原因は?
弊社がこれまで経験した家出や失踪に関する主な原因は下記の通りです。
- 人間関係のトラブル
- 仕事の悩み
- 不倫、浮気からの駆け落ち
- いじめ、いやがらせ
- 借金などの金銭トラブル
- 病気、心身の異常
- 暴力、モラハラ、パワハラなどの家庭内トラブル
- 自殺願望
- 夢を追うための覚悟を持った家出
このように家出をする原因はさまざまあります。
また、実は思ってもいないことが原因で家出をしてしまう方も多くいらっしゃいます。
そのため、自力で解決しようと思っても原因の見当がつかないがために、解決に時間がかかることも考えられます。
家出捜索は初動調査が重要
警視庁の最新の統計(令和4年)では、年間80,499万件の行方不明届があること報告されています。
その内、1週間以内に所在が確認される割合が85%、1週間を過ぎると20%以下の確率で所在が確認されるというデータが出ています。
このことから、行方が分からなくなってすぐに見つかる可能性が高く、時間が経てば経つほど見つかる確率が下がっていくということが予想されます。
しかし、警察で失踪に事件性がない、または低いと見なされたものに関しては捜査の対象外となる可能性が高いです。
そのため、事件性がない場合は自力で探すことが求められます。
家出した母親を自力で見つける方法
行方不明者届を提出する
行方不明者は下記の2種類に分かれます。
- 行方不明者(犯罪や事故以外が理由で行方不明になった人)
- 特異行方不明者(犯罪や事故に巻き込まれたために行方不明になった可能性がある人)
前者の行方不明者は事件性が低いため警察がすぐ捜査することはありませんが、通常の警察活動の中に行方不明者の発見も職務として含まれるため、発見される可能性はあります。
後者の場合、事件性が高いと判断されるため、すぐに捜査が開始されます。
いづれの場合も発見につながる捜査は行ってくれるため、家出した、失踪したと思ったら、行方不明者届出を提出することをおすすめします。
なお、行方不明者届出の提出方法など詳しい内容は別記事にまとめていますので、そちらを参考にしてみてください。「捜索願はどうやってだすのか」
周辺を探してみる
家出した人が行きつく先として、実家や友人宅というのはよくある話ですので、まずはそこから聞き込みをしてみましょう。
それで見つからなければ、近隣の住民の方への聞き込みや周辺施設を回ってみるなど、身の回りを探してみましょう。
特に母親が家出をする原因で多いのが認知症や精神疾患によるものであり、近場で歩いていたり、近所の公園にいるというケースがよくあります。
それらの道や公園を探しても見つからない場合は、宿泊施設や24時間自由に出入りができる施設を回ってみましょう。
具体的には下記の施設を探してみましょう。
- ホテル(ビジネスホテル、カプセルホテル、ラブホテルなど)
- ゲストハウス
- ネットカフェ
- カラオケ
- 24時間営業の飲食店(ファミレス、ファストフード店など)
- ゲームセンター
しかし、宿泊施設やネットカフェ、カラオケは身内であったとしても、個人情報を公開しません。
そのため張り込みをして、出入りを確認するなどの対応が求められます。
まずは、自由に人が出入りできる飲食店やゲームセンターなどから探してみましょう。
早く見つけるには探偵を使うことも
もし、ご自身で探してみても見つからない、連絡も取れない、家出してから数日経ってしまった場合は、一刻も早く探偵に相談しましょう。
繰り返しになりますが、家出してから時間が経てば経つほど、発見される可能性が低くなってしまいます。
探偵も家出・行方不明者の調査が可能
探偵=浮気調査というイメージが強いと思いますが、探偵でも家出の調査を行っている事務所もあります。
探偵に依頼するメリットとしては、警察では捜索してくれない案件でも調査を行う点です。
費用は掛かりますが、正式に依頼が出たらすぐに調査を開始します。
警察では単なる家出(事件性の低い家出のこと)では、本格的には捜査をしません。
ですが、家出調査は時間との戦いでもありますので、可能な限り早い段階から調査を開始したいです。
そのため探偵に依頼することも一つの選択肢として持っておくとよいでしょう。
弊社でも家出・失踪行方調査のサービスをご提供していますので、ご興味のある方は参考にしてみてください。
こちらもチェック
家出・失踪行方調査にかかる費用
家出・失踪行方調査費用の相場は約10万円~120万円です。(弊社調べ)
調査期間や調査人員などで費用は前後しますが、そのあたりを目安にするとよいでしょう。
また、可能な限り家出調査に関する資料があると、比較的低予算で収まります。
下記に情報の例をまとめたので、ご参考ください。
- 本人の写真
- 運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、資格証など本人の身分が分かるもの
- 身体的特徴(身長、体重、血液型、顔の特徴、ほくろの位置、傷やあざの有無、メガネ・ピアスの有無など)
- 本人の性格、趣味嗜好、持病や病歴など
- 交友関係
- パソコンや古い携帯電話
- ご家族や友人とのメール、LINEのやり取り
- 本人のSNSアカウント(ツイッター、インスタグラム、フェイスブックなど)
- 置き手紙
- 車やバイク、原動機付自転車の車種やナンバー、自転車の防犯登録ナンバー
- 失踪時の服装
- 失踪時の予想される移動手段
- 所持金や金融機関(銀行・クレジット)カードの有無
- 出身地、出身校、在籍校、勤務先、職歴
- 失踪時の住所