長期間浮気している配偶者の5つの心理と本気度の関連性

長期間の浮気と聞くと「相手との関係が本気だから続いているのではないか」と考えてしまいがちですが、実際には本気度とは関係のない心理が働いているケースも多くあります。
まずは、長期間浮気している人の心理について、よくある5つの心理と、それぞれの本気度の関連性を見ていきましょう。
長期間浮気=本気度が高いとは限らない
浮気している期間が長ければ長いほど本気度が高いと思われがちですが、実は交際期間と本気度は必ずしも比例するわけではありません。
長期間浮気をしていても「一番大事なのは家族」「離婚する気持ちはない」と思っている人もいますし、逆に短期間の浮気で「配偶者と離婚して浮気相手と再婚する!」というアクションを起こすケースもあります。
本気度は一人ひとり考え方が異なるため判断は難しいところですが、次の心理を知ることで、配偶者の行動を冷静にみるヒントが得られるはずです。
心理1. いずれは配偶者との離婚を考えている
浮気の期間と本気度は比例しないといえど、なかには「いずれは配偶者と離婚をして浮気相手と再婚したい」と考えている人もいます。
仕事・家庭・社会的な立場などから「いまはタイミングではない」と思っているだけで、「◯年先を目安に」など具体的な目標を決めている人も多いようです。
例えば、家族のイベントよりも浮気相手とのデートを優先したり、夜中でもパートナーの呼び出しに応じるなどといった場合は、本気度が高いケースといえます。
相手のタイミングで離婚を切り出される可能性がありますので、こちら側の出方も考えていたほうが良いでしょう。
心理2. 心の浮気ではなく体の浮気
お互いに、もしくはどちらかが「性欲の解消」のために付き合っているパターンもあります。
例えば、「性欲を解消できれば誰でもいい」と考えていたり、「配偶者よりも肉体の相性が良い」といった理由から、心ではなく体が浮気相手を欲してしまうという状態です。
肉体の関係のみを目的としている場合、本気度は低いといえます。
心理3. 疑似恋愛・現実逃避
配偶者にはないドキドキ・ワクワクした感情を楽しみたいがために、浮気に走るパターンもあるでしょう。
「学生のときのようにキラキラした恋愛をしたい」など疑似恋愛や、日常のストレス・不満・責任感から逃げ出したいという現実逃避の心理が働き、浮気をすることで心のバランスをとっている人も多いようです。
浮気相手との関係が楽しくて離婚を考えている人もいれば、配偶者や子供との関係は大事にしたいと思っている人もいます。
心理4. 浮気相手と別れるのが怖い
軽い気持ちで手を出したものの、浮気相手のほうが本気度が強く、別れたくても別れられず長期間浮気していることもあります。
例えば、「別れたら職場にバラす」「配偶者と子供に会いに行く」などと言われていたり、「下手に別れると何をするかわからない」という恐怖心が生じていたりするケースです。
気持ちが不安定になりながら、ズルズルと付き合ってしまっている状態といえます。
浮気相手の性格が攻撃的であったり、メンタルが不安定になっている場合は、危害を加えてくる可能性もあるため注意が必要です。
心理5. 配偶者と浮気相手のいいとこどりしたい
浮気相手には「性欲の解消」や「疑似恋愛・現実逃避」を、配偶者には家事や育児を求め、どちらも充実させて王様のようにふるまっている厄介なタイプもいます。
プライドが高く、社会的地位を大事にし、複数人に愛されている自分に酔っているようなタイプです。
このタイプは周囲からの評判を気にするため、離婚は考えていないことがほとんどです。
むしろ愛妻家に見られるよう意識することもありますが、肉体的・精神的・経済的なDVやモラハラを働くケースも見られます。
離婚するとなると大変なタイプなので、必ず専門家に相談することをおすすめします。
配偶者の「長期間の浮気」本気度を判断するチェックリスト

配偶者の行動を客観的に観察することで、浮気の本気度を判断するヒントが得られます。
次のチェックリストを参考に、冷静に状況を分析してみましょう。
本気度が高いときに見られるサイン
本気度が高く、浮気相手との将来を具体的に考えている配偶者には、次のようなサインが見られる傾向があります。
- 家族行事やイベントへの関心が薄れた
今まで大切にしていた記念日や子どもの行事への関心がなくなり、浮気相手との予定を優先するようになります。
- 将来の生活費について探りを入れてくる
離婚後の生活費や財産分与、養育費について、それとなく尋ねてくることが増えます。
- 異性関係について強く詮索するようになった
「浮気を疑っているのか」と過剰に反応したり、監視するように詮索してくるようになります。
- 服装や身だしなみが急に変わり、好みが配偶者と合わなくなった
それまでのファッションや持ち物の好みが一変し、浮気相手の好みに合わせて変えている可能性があります。
- 「離婚」「別居」といった言葉を口にするようになった
喧嘩の際などに限らず、将来の話として「離婚」や「別居」といった言葉を具体的に口にする回数が増えます。
本気度が低い(都合の良い関係)のときに見られるサイン
一方、長期間続いていても、肉体的な関係や一時的な刺激が目的で、家族を壊す意思がない場合に多く見られる行動です。
- 家族との時間や体裁は守ろうとする
年末年始や家族旅行など、重要な家族の予定は欠かさず参加し、体裁を保とうとします。
- 家族に対する「罪滅ぼし」の行動が増える
突然プレゼントを買ってきたり、優しくなったりと、浮気を隠すための行動が増えます。
- 浮気相手からの電話に出ないことが多い
家族の前では浮気相手からの連絡を無視したり、トイレやお風呂でこそこそと折り返したりします
浮気相手の「本気度」にも要注意!

長期間の浮気が続いている背景には、配偶者の心理だけでなく、浮気相手の「本気度」が強く影響しているケースもあります。
浮気相手が本気である場合、トラブルに発展するリスクも高まるため注意が必要です。
ここでは、特に多いリスクについてご紹介します。
浮気相手が本気で結婚を迫っている
浮気相手が配偶者に対し、本気の交際や結婚を求めていることも考えられます。
この場合、次のようなサインが配偶者の行動に見られることがあります。
- 配偶者への連絡がより頻繁・執拗になった
時間帯を問わず、頻繁に連絡を取り合っている、または配偶者が連絡を返すことに焦りを見せます。
- 配偶者が浮気相手からのプレッシャーに怯えている
「別れたらどうなるか……」といった口調や、配偶者が精神的に不安定になっている場合があります。
- 配偶者の生活時間が浮気相手に支配されている
夜中でも呼び出しに応じたり、休日に勝手に予定を入れられている様子があります。
浮気相手がストーカーやトラブルを起こしてくる
特に配偶者側が本気でなくても、浮気相手が感情的に依存している場合、別れ話のもつれから大きなトラブルに発展する危険性があります。
具体的には、次の行動を起こしてくる可能性があります。
- 家族や職場への暴露
「別れたら職場にバラす」「配偶者と子供に会いに行く」などと脅されているケースがあります。
- 攻撃的な言動
浮気相手が攻撃的な性格であったり、メンタルが不安定になっている場合、配偶者やご家族に危害を加えてくる可能性もゼロではありません。
このようなトラブルを避けるためにも、浮気相手の特定と、その関係がどのように進展しているかの正確な情報収集が重要になります。
24時間365日無料相談
長期間の浮気の結末はどうなる?

長期間の浮気の結末は「浮気相手と別れて配偶者と再構築する」「配偶者と離婚して浮気相手と再婚する」「配偶者とも浮気相手とも別れる」の3パターンがほとんどです。
しかし、いずれのケースも円満に進まないことがよく見られます。
ここでは、長期間の浮気継続中に想定されるリスクと、その後の具体的な結末パターンをご紹介します。
浮気継続中に想定される重大なリスク
長期間であれ短期間であれ、浮気をする人はリスクを甘く考えていることがほとんどです。
その結果、次のような重大なリスクを招くことになります。
- 慰謝料・養育費の金額で揉める
- 離婚する前に浮気相手が妊娠してしまう
- 夫婦、またはどちらか片方、もしくは浮気相手の精神バランスが崩れる
- 浮気していることがバレて周囲からの信用度が低下する
- 職場から左遷・降格・減給・懲戒解雇などを言い渡される
配偶者が浮気していることに気付いたときは、リスクヘッジが甘い相手と一緒に暮らして大丈夫なのかしっかり考えつつ、第三者からのアドバイスも聞き入れながら慎重に結論を出すことをおすすめします。
何かの病気?浮気を繰り返す人も多い
残念ながら、何度も浮気を繰り返す人は一定数存在します。
- 安定した日々に飽きた
- 刺激が欲しくなった
- 性欲が解消されない
- 社会的制裁がなかったため(浮気をしてもたいしたことないと思っている)
上記のような心理が働いてしまうようです。
ひとつ注意しておきたいことは、浮気を繰り返す人のなかには性欲がコントロールできない「強迫的性行動症」の可能性も高いということです。
配偶者が長期・短期問わず何度も浮気を繰り返す場合は、配偶者を説得し、メンタルクリニック
の受診を検討してみてはいかがでしょうか。
こちらもチェック
浮気されていることに気付いたら?適切な相談先やとるべき行動
.jpg?w=640&h=360)
浮気の事実に直面し、冷静な判断ができない状況でも、感情的に問い詰める前に、まずは次の行動ステップを踏むことが、ご自身や今後のためになります。
まずは証拠集めからはじめる
短期・長期問わず、配偶者が浮気をしていることに気付いたら、問い詰める前に証拠を集めることからはじめましょう。
証拠がないと誤魔化されたり、証拠を抹消されたりなど、証拠がつかみにくい状況になることがあります。
例えば、ご自身でできる証拠集めの方法には、次のようなものがあります。
- スマートフォンやパソコンの履歴をチェックする
- 配偶者の出勤時間・帰宅時間・休日の行動など気になったことを日記につけておく
もしも自分で証拠をつかむのが困難なとき、また失敗することなく証拠を集めたいときは、探偵事務所に相談するのがおすすめです。
浮気の証拠を集めたいときは「探偵事務所」に相談
浮気の証拠を短期間で確実に入手したいときは、探偵事務所に相談・依頼するのが有効です。
探偵に依頼するメリットには、次のようなものがあります。
- 言い逃れできないような証拠が手に入る
- 証拠を集めていることが配偶者や浮気相手にバレる可能性が極めて低い
- 浮気相手の名前・連絡先などの素性がわかる
- 裁判で使える「調査報告書」が手に入る
- アフターサポート(カウンセリング・弁護士の紹介・再発防止のアドバイス)がある
デメリットとしては、調査費用がかかることが挙げられます。
調査費用の目安は、調査日数や難易度によって変動しますが、20万〜100万円と幅があります。
まずは無料相談を利用し、いくら程度の費用がかかるか見積もりを出してもらいましょう。
離婚や慰謝料請求をしたいときは「弁護士事務所」に相談
浮気をしていたことが証明できる証拠を複数所持しており、かつ離婚や慰謝料の請求をしたいときは弁護士事務所への相談がおすすめです。
弁護士は離婚をスムーズに進めるための手続きや、慰謝料や養育費の交渉、支払いが難しい場合の分割払いの対応など、さまざまな面でサポートしてくれる機関です。
探偵に相談するときと同様に、まずは無料相談からはじめることをおすすめします。
経済的に余裕がないときは「自治体の無料法律相談・法テラス」に相談
各自治体でもさまざまな相談窓口を設けています。
無料で相談できるところも多く、経済的に余裕がないときには安心できる存在です。
ほとんどが予約制になり、多いときは数ヵ月待ちというケースもありますので、余裕をもった予約がおすすめです。
心身に悪影響が出たら「心療内科・精神科」に相談
気分が落ち込んで生活が乱れたり、正しい判断ができなくなったり、心身に変化があったときは病院を受診してみましょう。
一般的には身体に症状が出たときは「心療内科」、心に症状が出たときは「精神科」といわれています。
受診した際には、念のため診断書をもらっておくことをおすすめします。
こちらもチェック
長期間の浮気は慰謝料の増額につながるのか?

結論から述べると、浮気していた期間が長いほうが慰謝料も高い傾向にあります。
短期間や一夜限りの浮気よりも、長期間の浮気のほうが「浮気された側の精神的な苦痛が大きい」と判断されるのが大きな理由です。
長期間にわたる浮気の証拠を揃えることは、慰謝料を請求するうえで非常に有利に働きます。
【注意】慰謝料が減額されてしまう可能性があるケースもある
ただし、次の要素がある場合は、慰謝料が減額されてしまう可能性もあるため注意が必要です。
- 夫婦間の肉体関係が少なかった場合
- 浮気が発覚する前から別居していたなど、すでに夫婦の関係が破綻していたと考えられる場合
- 浮気された側にも不貞行為の原因となる言動があった場合
こちらもチェック
24時間365日無料相談
まとめ|長期間の浮気に気付いたら早めに証拠を集めましょう
配偶者が長期間浮気していても、本気度が高いかというと必ずしもそうではありません。
配偶者や浮気相手の性格、ときには育った環境や依存症などの問題も絡んでくるため、本気度はケースバイケースといえるでしょう。
短期間でも長期間でも、配偶者が浮気をしていることに気付いたら、責める前に浮気の証拠集めからはじめることをおすすめします。
浮気の証拠をできるだけ早く集めたいとき、また配偶者や浮気相手にバレずに入手したいときは探偵事務所に相談・依頼するのがベストな方法です。
多くの探偵事務所で無料相談・無料見積もりを行っています。
予算内で調査プランを組み立ててくれる探偵事務所も意外と多いものですので、離婚・再構築に限らず、一歩踏み出すためにもまずは気軽な相談からはじめてみましょう。