浮気後の復縁がうまくいかない3つの理由
理由1. 当時の感情が蘇る
お互いに仲直りをして復縁をしても、「浮気をした」「浮気をされた」という事実は消えません。
特に浮気をされた側は、どんなに忘れようとしても、どんなに水に流そうとしても、ふとしたことがきっかけで当時の感情が蘇ることがあります。
- 相手を信じられず常に疑ってしまう
- 監視・束縛したくなる
- トラウマの苦しさから何度も相手を責めてしまう
- 開き直っているような相手の態度が許せない
- 相手を責めたいが、気持ちを押し殺してしまう
時間が経てば当時の感情が薄れることもありますが、消えて消滅することはほとんどなく、相手を責めたところで過去は何も変わりません。
浮気をされた側の心の揺らぎが相手に伝わり、「反省しているのにしつこく責められる」「何度謝ればいいの?」など苛立ちを募らせ、結果的に関係が続かなくなるケースが多いようです。
理由2. 繰り返される浮気
残念ながら、浮気を繰り返す人は少なくありません。
パートナーのことを大事に思う気持ちを持ちながらも、次のような心理から浮気に走ってしまうようです。
- スリルや快楽を味わいたい
- 相手に気持ちはなくただの性欲解消、ストレス解消
- パートナーとはできない過激なプレイがしたい
- 一夜限りの浮気だからたいしたことない
- パートナーと同じくらい浮気相手が好き
- 性依存症、またはセックス依存症
- 「どうせ許してもらえる」などパートナーの寛大さに甘えている
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浮気を軽く考えている人は二度三度と繰り返し、パートナーを何度も傷つけてしまいます。
現時点で何度も繰り返している人、浮気性の自覚がある人、または浮気を繰り返す恐れがある人は、すぐに復縁を考えてはいけません。
まずは然るべき医療機関でカウンセリングを受けることをおすすめします。
理由3. 信頼関係の再構築は時間がかかる
一度崩れた信頼関係を築き上げるには「これまで二人で過ごした時間の倍以上の時間がかかる」といわれています。
よって復縁が成功か否かを判断するには、ある程度の時間が必要です。
復縁した直後はお互いに気を使い優しく接するため「ヨリを戻してよかった」「前よりも幸せ」などと感じがちですが、時間が経過するとトラブルも生じはじめます。
不満が小さいうちに話し合い、その都度解決していけば復縁もうまくいくでしょう。
しかし、実際はそうはいかないケースがほとんどです。
復縁を成功させるにはある程度の時間が必要であり、かつお互いの成長を長い目でみていく覚悟が必要になるといえるでしょう。
復縁・再構築を成功させる7つのポイント
ポイント1. 冷却時間を設ける
別れてすぐに復縁するのではなく、3カ月〜半年ほどの冷却時間を設けましょう。
冷却時間を設けることのメリットには、次のようなものがあります。
- 一時的な感情が収まり冷静に物事を判断できるようになる
- 自分の本当の気持ちが明確になる
- 浮気以外の問題点も分かるようになる
- 相手が自分に必要な人物なのか判断できる
- 本当に相性がいいパートナーに出会える
- 恋愛以外に夢中になれることが見つかる
浮気別れした直後は、寂しさや辛さ、後悔など複雑な心理状態にあり、冷静な判断ができなくなってしまいます。
自分の気持ちをハッキリさせるためにも、必ず一定期間距離を置くようにしましょう。
ポイント2. 自分磨きをする
これまでの自分を変えるためにも、冷静になるためにも、自分を磨く期間をつくるのはとても有効な手段です。
- 見た目を美しくする
- 勉強して資格をとる
- 夢を実現させるために努力する
- 本屋新聞を読んで知識を広げる
- 人脈を広げる
- 長期的な目標をつくる
物理的に気持ちを変えたいときは、引越しや転職をするのもおすすめです。
自分磨きは、浮気をして相手を失望させた自分、また浮気をされて心に傷を負った自分に、大きな自信をつけることができます。
相手のためではなく自分のために行動し、一皮むけた状態で復縁が必要か否かをしっかり考えてみましょう
ポイント3. 浮気の原因を解決し未来に生かす
復縁することを決めたら、過去の浮気に真摯に向き合うことが大切です。
なぜ自分は浮気をしてしまったのか、なぜ自分はパートナーに浮気をされたのか、その原因を知って解決に向けて取り組むことで浮気の再発防止に繋げられます。
- 浮気をした側は、浮気をした理由・謝罪・罪悪感・改善の気持ちなど
- 浮気された側は、傷ついた気持ち・自信喪失・軽蔑心など
- お互いに直してほしいところなど(束縛しない、放置しない、理想を押し付けないなど)
原因を解決せずに復縁すると、ほとんどの場合は長続きしません。
お互いが本音を話し、2人で一緒に再発防止に取り組んでいきましょう。
ポイント4. ルール作りと再度浮気をしたときのペナルティ
前章で紹介したように浮気を何度も繰り返したり、「バレなければいい」などとを軽く考えていたりする人は一定数います。
万が一のために復縁を成功させるためのルール作りと、再度浮気をしたときのペナルティを約束しておきましょう。
- スマホにはロックをかけない
- (一緒に住んでいる場合)帰宅時間を決める
- 次に浮気をしたら即座に別れる
- 二度と会わないし連絡も取らない
- 慰謝料の請求額について
ただの口約束にならないよう、自筆での署名と捺印を入れた誓約書をつくっておきましょう。
誓約書に法力を持たせたいときは、弁護士や行政書士の力を借りて「公正証書」として残しておくことをおすすめします。
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ポイント5. 過去と未来を区別する
過去と未来は別のものと考え、ひとつの区切りをつけることも長続きさせるポイントです。
浮気した側は二度とパートナーを傷つけないよう、また浮気された側は過去の浮気を蒸し返さないよう、お互いが心を入れ替えると新たな関係を作り上げていくことができます。
もちろん、過去の浮気は無かったことにはできません。
浮気された側は苦しい選択になるかと思いますが、復縁を決めたからには過去は切り捨てる思いで、パートナーとともに未来を築き上げていきましょう。
ポイント6. 理想を押し付け過ぎない
相手に理想を押し付け過ぎると、せっかくの復縁もうまくいかなくなります。
これは恋人同士や夫婦関係だけでなく、人間関係を円滑に進めるためのルールともいえるでしょう。
自分が普通だと思っている行為も、他人からすれば異常行為に見えることもあります。
口うるさく理想を強く押し付けた結果、「じゃああなたはどうなの?」など相手から反撃をくらい、自分が不利な立場に追い込まれることもあるでしょう。
「二度と浮気はして欲しくない」「暴力・暴言はしないで」「生活費を入れて」など、最低限守って欲しい行為、またどうしても許せない行為を伝えるのは当然のことです。
が、多少の理想のズレには目をつぶることも必要であると考えておきましょう。
ポイント7. 無理をしない
前述したように、復縁を成功させるには時間がかかります。
その間、心が無理していると感じたときは少し距離を置いてみるのもよいでしょう。
短時間だけ相手から離れたり、再び冷却期間をおいたり、自分が楽になる道をつくることも復縁を成功させるひとつのポイントです。
相手から距離を置いたうえで「やっぱり無理だ」と思ったときには、別れるという決断をしても構いません。
復縁して初めて、思った以上に心がダメージを受けていることに気付くこともあります。
くれぐれも無理はせず、心が壊れないことを最優先に考えて行動するようにしましょう。
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