【小・中・高校生・成人】家出した子にかける言葉とは?親がやるべきことや探し方のポイントも解説

【小・中・高校生・成人】家出した子にかける言葉とは?親がやるべきことや探し方のポイントも解説

2024.10.31 / # 家出・失踪行方調査

子どもの家出は、親にとって心を痛める問題です。 心配や不安、また怒りや悲しみなどさまざまな感情に苛まれることだと思いますが、まず優先すべきことはお子さんの安全を確保すること。 そのためには親が親身に寄り添い、根本的な問題を解決する姿勢を見せることが何よりも重要になってきます。 本記事では、家出した子にかける言葉や親が率先してやるべきこと、あわせて探し方のポイントについて解説していきます。 お子さんの家出に直面したとき、またお子さんが家出をする可能性が考えられるときにぜひお役立てください。

子どもが家出して帰ってこない!親が率先すべき3つのこと

公園のブランコの写真の様子
お子さんが家出をしたとき、親が率先してすべきことは「安否の確認」「居場所の特定」「警察への相談」の3つです。

安否の確認

何よりも優先すべきことは、お子さんの安否を確認すること。

あまり考えたくないことかもしれませんが、事件や事故の犠牲になったり、犯罪に巻き込まれていたり、命の危険に繋がるケースも決して珍しくありません。

まずは本人に連絡し、安否の確認をおこないましょう。

連絡がつかないときは友達や学校関係者、バイト先などに連絡し情報提供の依頼をすることをおすすめします。

友達や学校関係者に連絡するときは、最近の人間関係やトラブルの有無も聞いておきましょう。

のちに家出の原因や行先の手掛かりになることがあります。

居場所の特定

お子さんが行きそうな場所、また思い当たる場所をリストアップし探してみましょう。

例えば、小学生・中学生・高校生のよくある家出先には次のような場所があります。

  • 友達の家
  • 公園、溜まり場
  • 繁華街・ディスカウントストア
  • ゲームセンター・カラオケ・インターネットカフェ
  • 思い出の場所(昔住んでいた家など)
  • 頻繁に訪れている場所
  • 興味がある場所・憧れの場所
  • 民間の家出シェルター・子どもシェルター・受け入れ施設

お子さんの素行や性格、交友関係などを考慮しながら探す場所を見定めていきましょう。

SNS(TikTokやInstagram)のアカウントが分かるときは、過去の投稿やフォロワーのコメントなどをチェックすることで居場所が推測できることもあります。

最近は民間やNPО法人などが運営している、家出シェルターなどの受け入れ施設に、身を寄せる子どもも増えています。

「〇〇(居住地) 家出シェルター」で検索し、居住地周辺にはどのような施設があるのか確認してみましょう。

警察に「行方不明者届(旧捜索願)」を届け出る

万が一のことを考え、早めに警察に相談し、必要に応じて「行方不明者届(旧捜索願)」を届け出ましょう。

具体的な内容は後述しますが、家出や失踪は、時間が経過すればするほど発見率は低下していきます。

できるだけ早期に発見するためにも、事故や事件に巻き込まれるリスクを下げるためにも、早い段階で警察に相談しておきましょう。

ただし、警察が積極的に捜査をおこなうのは「特異行方不明者」「事件や事故の可能性があるとき」のみになります。

【特異行方不明者とは】

13歳以下の未成年、事件・事故の可能性があるとき、自殺を図る可能性があるとき、他者に危害を加える可能性があるとき、自力での帰宅が困難なとき
上記以外の中学生・高校生(14歳以上)・成人は急を要しない「一般行方不明者」になり、積極的な捜査が望めないこともあるため注意が必要です。

家出・失踪・人探しは調査のプロ・探偵に相談・依頼するのもひとつの方法です。

費用などについては記事後半「家出した子と連絡がつかない・帰ってこないときは探偵にご相談を」で解説していきます。

家出した子にかける言葉とは?家出後の接し方についても解説

机にくまの人形が置いてある様子

話しやすい雰囲気づくり

家出したお子さんと連絡が取れたとき、またお子さんが帰ってきたときには、お子さんが話しやすい雰囲気をつくることを心がけましょう。

また、会話をするときには次のようなポイントを意識することも重要です。

  • 頭ごなしに叱らない
  • まずは食事や入浴を済ませるなど、気持ちに余裕や安心感を与える
  • 自分の価値観を押し付けない、コントロールしようとしない
  • 子どもの話をさえぎらず最後までしっかり聞き理解する
  • 家出した原因を一緒に解決する姿勢を見せる

子どもは思考力に未熟なところも多く、強い言葉を使うと「親=敵」と認識することがあります。

そうなると何度も家出を繰り返すようになることもあるため注意が必要です。

優しい言葉を選択し、「親=味方」ということをアピールするとお子さんも安心し心を開きやすくなるでしょう。

優しい言葉使い

家出をした子にかける言葉は、家出の原因やお子さんの心理、性格によって異なります。

いずれにせよ、叱ったり強い言葉を使ったりするのではなく、心配していたことや再会できて安心したことを伝えるようにしましょう。

  • 無事でよかった
  • 見つかって安心した
  • 自分たちも周囲の人たちもみんな心配していた
  • 帰ってきてくれて嬉しい
  • なぜ家出をしたのか理由を聞かせてくれる?
  • 言い過ぎて(叱りすぎて)ごめんね
  • 一緒に問題を解決していこう

腫れ物に触るような接し方をする必要はありませんが、まずはお子さんの心を開く言葉や心に響くようなワードを選択する意識を持つことがポイントです。

家出の理由や心理が分かったら、一緒に解決する方向に話を進めていくと家出の再発防止に繋げることができます。

外部の機関を積極的に活用する

家出や失踪は帰宅=問題解決というわけではなく、再発防止に向けて取り組むことも大切です。

家庭内だけで解決しようとせず、外部の機関や専門家を積極的に活用しましょう。

【おすすめの相談先】

  • 通っている学校のスクールカウンセラー
  • 児童相談所
  • 各都道府県に設置されている支援センター
  • メンタルクリニック
  • 文部科学省 24時間子供SOSダイヤル:0120-0-78310(なやみいおう)
  • 法務省 子どもの人権110番:0120-007-110


子ども家庭庁のホームページ内では、保護者や子供が気軽に相談できる相談窓口について一覧で紹介しています。

(参考資料:子ども家庭庁「相談窓口」) 相談窓口を決める際には、親の意見だけではなくお子さんの意見も尊重しながら相談先を決定するようにしてください。

家出した子と連絡がつかない・帰ってこないときは探偵にご相談を

男性探偵に相談している女性の様子

【要注意】時間が経つほど発見率は低下する

警視庁が公表した資料によると、令和5年における家出人・失踪者の数は9万144人。

このうちの約4割が10〜20歳代という結果になっています。

  • 9歳以下:1,115人
  • 10代:17,732人
  • 20代:17,600人

参考資料:警視庁「令和5年における行方不明者の状況」

また所在(生存)が確認されたのは9万144人中、7万2,357人。

所在確認までにかかった日数は、行方不明者届(旧捜索願)が受理された当日中が最も多いという結果になっています。

【所在が確認されるまでの日数】

  • 行方不明者届(旧捜索願)が受理された当日中…3万6,797人
  • 2~3日以内…1万9,876人
  • 4~7日以内…4,340人
  • 8~14日以内…2,116人

この結果を見ると、初動がいかに大切かということがお分かりいただけるでしょう。

お子さんが家出をした際には、「そのうち帰ってくるだろう」「お金が無くなったら戻ってくるだろう」などと軽視せず、一刻も早く捜査に取り掛かることが重要になってきます。

家出・失踪・人探しは探偵にご相談を

家出したお子さんの捜査は、家族・警察・お子さんの友達や学校関係者でおこなうのが基本です。

しかし、ここに調査のプロ・探偵を加えると発見率を格段にアップさせることができます。

一刻も早くお子さんの無事を確認したいとき、捜査の人手を増やしたいとき、また事故や犯罪に繋がるリスクを減らしたいときには、一度探偵に相談・依頼するという選択を検討してみてください。

探偵は独自のデータや幅広いネットワーク、これまでの経験から得た知識など、膨大な情報を糧にお子さんの行先を推測し、早期発見へと向けて尽力していきます。

探偵に人探し調査を依頼するといくらかかる?

人探し調査の費用は、調査員1名あたり1時間8000〜15000円程度が目安です。

いくらかかるか知りたいときは無料相談・無料見積もりを利用しましょう。

早期に発見したいときや調査費用を安く抑えたいときは、調査の難易度を下げることが重要になります。

【相談の際に用意していただきたい情報】

  • お子さんの基本情報(名前・生年月日)
  • 写真複数枚(顔写真・全身写真)
  • 身体的特徴(身長・体重・家出したときの服装・髪型・メガネ・ほくろ など)
  • 家出のきっかけ
  • 最近の様子
  • 交友関係、恋人
  • 人間関係のトラブル
  • SNSのアカウント(X・Instagram・TikTokなど)
  • 病歴・持病
  • 予想される所持金
  • 予想される移動手段(自転車やバイクのカラーや防犯登録ナンバーなど)
  • 置き手紙の有無

小学生・中学生・高校生のお子さんはもちろん、探偵であれば警察が積極的に捜査をおこなわない大学生や成人したお子さんの捜査も可能です。

「音信不通になってから時間が経っている」「どこで何をしているのか分からない」といった場合も、相談だけでもしてみることをおすすめします。

【再発防止】探偵であれば家出した後のサポートも可能

多くの探偵事務所では、専門家やカウンセラー、アドバイザーと連携しているため、家出や失踪の再発防止に向けたアフターサポートも可能です。

例えば子どもの家出問題に詳しいカウンセラーの紹介、生活環境の改善に向けたアドバイス、学校関係者との話し合いへの同行など幅広いサポートをおこなっています。

依頼する・しないに限らず、「話だけでも聞いてみたい」という場合も無料相談・無料見積もりを積極的に活用してみましょう。

まとめ

お子さんが家出をしたときは、親の冷静な対応が早期発見のカギを握ります。

無事に再会するためにも、また事件・事故・犯罪に巻き込まれるリスクを減らすためにも「本人への連絡」「友達や学校関係者など周囲に協力を求める」「警察への相談と行方不明届の提出」を早期に進めていきましょう。

もしも連絡が取れないときや居場所が分からないとき、家出したまま帰ってこないときや警察の捜査が望めないときは、探偵事務所に相談・依頼するのもひとつの方法です。

調査のプロが捜査に加わることで発見率を格段にアップさせることができ、さらにはアフターサポートがしっかりしている探偵事務所を選ぶことで家出の再発防止や根本的な問題解決へと繋げることができます。

家出や失踪、人探しは一刻を争います。

時間が経てば経つほど発見率が低下することも事実です。

お子さんと無事に再会を果たすためにも、できるだけ早く「一歩踏み込んだ捜査」を決断することをおすすめします。

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