なぜ旦那は失踪した?理由や原因を考える
失踪の理由・原因から行き先を推測
まずは、なぜ旦那が失踪したのか理由や原因を考えてみましょう。
- 浮気・不倫
- 借金
- 病気苦
- 家庭に居場所がない
- 仕事を辞めたい
- 人間関係のもつれ
- 夢や目標を諦めきれない
- 事件・事故に巻き込まれた
例えば、浮気が原因の失踪であれば浮気相手と一緒にいる可能性が非常に高いといえます。
仕事や人間関係、家庭から逃避したい場合は、実家や友人宅、ネットカフェやホテルなどにいる可能性があるといえるでしょう。
夢や目標を諦めきれないときは、遠方へ移動する傾向が多いようです。
命の危険性があることも
もっとも危険なのは命の危険性があるケースです。
事件・事故に巻き込まれた恐れがあるときや、借金や病気を理由に自ら命を絶つケースなどは、一刻も早く見つけ出す必要があります。
思い当たるときは、すぐに最寄りの警察に連絡・相談しましょう。
残された妻・家族は冷静な判断・行動を
命の危険性の有無にかかわらず、旦那が失踪したときは残された妻や家族が冷静になることが重要です。
心配や不安、焦りからパニック状態になっていると、大事な情報を見落とす恐れがあるため気を付けなければなりません。
まずは失踪の理由や原因を考え、行き先を推測し、できるだけ周囲の手を借りながら早期発見へと向けて操作を進めていきましょう。
旦那が失踪したときに妻や家族がやるべきこと
実家・友人・職場関係者などに連絡
旦那の知人のなかには、失踪の原因や行き先を知っている人、また旦那をかくまっている人がいるかもしれません。
連絡が取れる人にはすぐに連絡をし、情報提供を求めましょう。
連絡する際には、次のような事項を伝えるようにしてください。
- 旦那が失踪した
- 原因や行き先を知っていたら教えてほしい
- 旦那に連絡を取ってほしい
- 警察へ「行方不明者届」を出すことを考えている
もしも旦那の行き先を知っている人やかくまっている人がいた場合、「警察」というワードは非常に有効になります。
何かしらの情報や手掛かり、また行き先に繋がるヒントが掴めたときには連絡をもらえるようお願いし、自分の電話番号も伝えておきましょう。
残されたものを確認
旦那が残している私物を確認することで、行方や手掛かりが掴める可能性があります。
バッグの中やパソコンの中身、洋服のポケットや机の引き出し、ゴミ箱などをくまなく調べてみましょう。
- 置き手紙
失踪した理由や行き先が書いてないか、また自殺や犯罪をほのめかしていないか確認しましょう。
命の危険性があるときは、すぐに「警察に連絡・相談し「行方不明者届(旧・捜索願)」を提出してください。
- スマホ・パソコン・タブレット
通話履歴・検索履歴・電話帳・LINEやInstagram、TwitterなどのSNSのアカウント・日記帳アプリ・スケジュールアプリなどに目を通してみましょう。
ロックがかかっているときは、契約している電話会社に連絡し、事情を話して解除の方法をお尋ねしてみることをおすすめします。
- スケジュール帳・手帳・日記帳・カレンダー
知人の連絡先が記載されている可能性があります。
また、過去の日記やこれからの目標、乗車予定の公共交通機関の時刻や行き先、新しい就職先だと思われる企業名なども書かれていないか、すみずみまで確認しましょう。
- ゴミ箱の中
ゴミ箱の中には、さまざまなヒントが残っている可能性があります。
特にレシートや領収証が捨てられていたときは、何を購入したのかチェックしてみてください。
有益な情報が得られなかった場合も、旦那を発見するまでゴミ箱の中は処分せず、そのままの状態で保管しておくようにします。
- クローゼット
洋服が多く持ち出されているときは、長期に渡る失踪を予定していることが考えられます。
逆に着の身着のまま失踪しているときは、事故や事件に巻き込まれ「本人の意思に反して家に帰れない」状況下にあるかもしれません。
インナーやアウターなどもしっかり調べ、どのくらいの量がなくなっているかメモを取っておきましょう。
警察に相談
事件・事故に巻き込まれている恐れがあるときはもちろん、そうじゃないときも警察に相談し「行方不明者届(旧捜索願)」を出しておきましょう。
警察にいくときには、届け出人の印鑑と旦那の写真や情報が分かるもの(置手紙やスマホ、手帳など)を持参するようにします。
「行方不明者届」を出すとどうなる?
全国の警察に旦那の情報が共有されることになり、特に命の危険性が強い「特異行方不明者」の場合は即座に捜査をおこなってもらうことが可能です。
逆に、事件性がないときや自らの意識で家出した「一般家出人」と判断された場合は、積極的な捜査が望めないこともあります。
警察の人員には限りがあり、またたくさんの案件を抱えているため、大きな事件の捜査が優先されてしまうのは仕方ありません。
とはいえ、「行方不明者届」を出しておけばパトロール中の職務質問などで偶然発見されることも無きにしも非ずです。
命の危険性がある・なしに限らず、「行方不明者届」は必ず届け出るようにしましょう。
探偵事務所に相談
警察の積極的な捜査が望めない場合は、探偵事務所へ捜査依頼をすることをおすすめします。
探偵事務所では、命の危険性が少ない「一般家出人」の捜査=人探し調査も積極的におこなっており、失踪状況によっては早期の発見も十分可能です。
人探し調査のおおまかな流れ
- 妻や家族から詳しい話を聞く
- 操作方法の提案・調査費用(見積り)の算出
- 契約捜査開始…残された私物から情報の確認、聞き込み、張り込み、尾行、独自の情報網やノウハウの活用
- 調査結果報告
- 調査料金の支払い
※探偵事務所によっては、再発防止などのアフターフォローもおこなっています
調査費用について
調査期間や難易度によって異なりますが、だいたい30〜80万円が目安です。
探偵事務所によっては着手金の支払いが必要であったり、クレジットカード決済や分割払いに応じているところもありますので、相談の際に確認しておきましょう。
ほとんどの探偵事務所において、無料相談・無料見積もりをおこなっています。
依頼する、しないに限らず、まずは相談することからはじめてみてはいかがでしょうか。
インターネットで探す
リスクが高いためあまりおすすめはできませんが、インターネットで探す方法もあります。
- TwitterやInstagram、TikTokなど、SNSを利用して情報を拡散する
- 人探し掲示板を利用する
インターネットで探すときには、旦那の名前や顔写真、いなくなった場所や自分の連絡先などの個人情報を掲載するのが基本です。
その結果、情報を悪用されたり、真偽不明の情報が寄せられたりなど余計に状況が悪化することがあり、見つかったあともデジタルタトゥーとして何年も情報が残るケースもあります。
短期間で情報が拡散できるのがインターネットの良いところですが、便利な反面リスクも高めです。インターネットで探すときには、リスクを十分理解したうえで、必ず自己責任でおこなうようにしてください。
旦那が失踪…生活保護は受けられる?
旦那の失踪によって、生活費などの経済的な不安・心配が発生することがあります。
まとまった貯金があればさほど問題はありませんが、残金が少なかったり、住宅ローンや教育ローンを抱えていたり、また旦那がお金を管理している世帯は生活費の工面もしなければなりません。
本章では、経済的に困ったときに受けられる助成金について紹介していきます。
旦那が失踪したときに受けられる助成金・手当等
- 生活保護…経済的に困っている人に当面の生活費を支給する国の公的扶助制度
- 児童扶養手当…18才未満の子どもがいる世帯の生活の安定、自立の促進などを目的に支給される手当
- 母子福祉資金貸付金…母子家庭の母親が、自治体から子どもの就学資金の貸付を受けられる制度。住民票から旦那の籍を抜く「住民票の職権削除」の手続きが必要。
お住まいの地域によっては助成金の内容が違ったり、また条件が発生することもあります。
詳しくは居住地にある自治体窓口にお尋ねください。
ローン会社へ連絡
現在、旦那名義のローンがある場合は、ローンの会社や引き落とししている銀行へ連絡を入れておきましょう。
原則として減額処置はできないものの、独自のネットワークにより旦那の銀行使用状況などが追跡できることがあります。
- 〇〇銀行△△支店のATMで旦那名義のカードが使われた
- ××支店の窓口に来た
- 保証会社が旦那に代わってローンを一括返済。のちに本人(旦那)に請求してもらうことも可能
生活保護の申請もローンについての相談も、旦那が失踪したことを証明する必要があります。
必ず警察に「行方不明者届」を提出しておきましょう。
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