失踪者の発見率はどれくらい?
大切な方が失踪してしまうと、誰もが心配されることでしょう。
しかし、失踪者を発見することは容易ではなく、「見つけるのが難しいのでは?」と不安に思われる方も少なくありません。
では、失踪者はどれくらいの確率で発見されるのでしょうか?
警察庁が発表した「令和5年における行方不明者の状況」によると、全体の行方不明者のうち80%以上が発見に至っています。
しかし、時間が経過するにつれて発見率は低下し、1週間を過ぎると捜索も困難になり、1〜3ヶ月の発見率は4%程度、1年以上では3%程度まで低下するという統計が出ています。
出典:「令和5年における行方不明者の状況」-警察庁
こちらの統計からわかるように、失踪者の発見率は時間の経過とともに低くなる傾向があります。
また、失踪の原因が不明の場合はさらに発見率が低くなるため、早急な捜査が重要です。
失踪者の発見率を高めるには、早めの捜査が大切であると言えるでしょう。
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年間の失踪者の件数は?
失踪者は1年間でどれくらいの件数にのぼるのか、把握している方は少ないでしょう。
ここでは、年間の失踪者の件数についてご紹介します。
警察庁が発表したデータによると、令和5年における行方不明者の届出受理数は90,144人でした。
また、年齢層別でみると、10代・20代が多く、80歳以上も増加傾向にあります。
詳しい行方不明者・失踪者の年間毎の推移は、以下の通りです。
出典:「令和5年における行方不明者の状況」- 警視庁
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失踪の主な原因とは?
失踪者を探している方の中には、「なぜ失踪してしまったのか、その原因を知りたい」と思われる方もいるかもしれません。
ここでは、失踪の主な原因について解説します。
警察庁が発表したデータによると、失踪原因として疾病関係が年々増加傾向にあり、令和元年には23,906人と最多を記録しています。
このうち、認知症またはその疑いによるものは17,479人でした。
また、疾病関係に次いで家庭関係によるものが次に多く、その後は事業・職業関係の方が多いことがわかっています。
主な失踪原因については、下記のような原因があげられます。
失踪の原因① 恋愛などの駆け落ち
親や家族が決めた結婚への抵抗や、交際相手の結婚や同棲を反対された際に失踪するケースがあります。
このケースは一般的に「駆け落ち」と呼ばれます。
また、抵抗による失踪以外にも、恋人との破局をきっかけに自暴自棄となり、失踪してしまうケースも少なくありません。
失踪の原因② 借金などによる逃避
ローンの返済が苦しい、信販会社や消費者金融との間でトラブルが起きたなどの理由で、借金を踏み倒す目的で失踪するケースもあります。
借金を理由に失踪した場合、失踪者の保証人や親族に負担が生じるリスクがあるため、早期の捜索が重要です。
失踪の原因③ 学業や進路の問題
受験や資格取得、就職活動の失敗などをきっかけに失踪してしまうケースも少なくありません。
このようなケースでは、親や家族からのプレッシャーに苦痛を感じ、失踪に至ることが多いです。
また、学校やSNSでのいじめから逃れるために失踪するケースもあります。
失踪の原因④ 職業や職場の問題
リストラや会社の倒産などをきっかけに失踪するケースも珍しくありません。
職場関連で失踪する人は、真面目に仕事をしていた人に多い傾向があります。
そのため、突然職を失ったことで家族に合わせる顔がないと感じ、失踪してしまうのです。
また、職場での不正や社内不倫の発覚がきっかけに失踪するケースも見られます。
失踪の原因⑤ 事件事故
暴力団や反社会的勢力関係者からの逃亡や、犯罪を犯してしまったことによる逃亡などのケースもまれに見られます。
この場合、失踪することでさらに大きなトラブルに発展するリスクがあります。
失踪の原因⑥ 家庭内問題やトラブルの緊急避難
家族からの虐待やDVから逃れるために失踪するケースもあります。
このようなケースでは、家族や配偶者からのダメージにより精神的に追い詰められ、逃げるように家を出てしまう人が多いです。
また、夫婦間の価値観の違いや浮気など、夫婦間のトラブルによって失踪することもあります。
失踪の原因⑦ 精神的ストレスや持病、疾患
統合失調症や神経症、躁うつ病などを患っている場合、本人は逃亡しているつもりはなくても、失踪してしまうケースも見られます。
これらの病気が原因で失踪した場合、同居する家族も日頃から注意が必要です。
最悪の場合、自殺を図る人もいるため、できる限り早急な対応が求められます。
その他の原因
上記以外にも、失踪の原因は多岐にわたります。
具体的には、以下のようなものが挙げられます。
- 宗教等の入信や出家
- 夢や将来に必要なための家出
- 放浪癖
- 自殺願望
- 未成年の単純な家出
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【ケース別】失踪調査発見例をご紹介
先述したように、失踪にはさまざまな原因があります。
ここでは、実際の失踪調査における発見事例を、子供・成人・高齢者の3つのケースに分けてご紹介します。
どのような流れで発見に至ったのか、参考にしてみてください。
【子供の失踪調査発見例】中学生の息子が失踪した
【ご相談内容】
中学生の息子が二日前にゲームセンターに出かけたまま帰ってきません。
今まで家出するようなこともなく、友達付き合いも普段と変わらなかったため、とても心配です。
息子が行きそうなゲームセンターやショッピングモール、息子の友人宅、駅など、考えられる場所はほとんど探しましたが、どこにもいません。
親戚総出で探していますが、一向に見つからず、捜索作業も限界に近づき、依頼しました。
何か事件に巻き込まれていないか心配です。
【失踪調査の結果】
ゲームセンターで知り合った同年代の子供と仲良くなり、そのまま隣町のその子の家に数日間泊まっていました。
相談に来られた翌日に息子さんは帰宅しました。
スマホを持たせていましたが、充電が切れていたようで、両親に連絡しようと考えたものの、家出してしまった罪悪感から連絡できず、そのまま数日間帰れなかったようです。
【成人の失踪調査発見例】経営者の夫が失踪した
【ご相談内容】
夫が突然失踪しました。
自分で経営していた仕事が上手くいかず、以前から借金をしていたようで、数ヶ月前から悩んでいる様子が見られました。
しかし、何の相談もなかったため、そこまで気にしていなかったのですが、子供の車を使って失踪したため、とても心配です。
また、失踪直後から闇金融の取り立ての電話が私のところへ来るようになり、多額の借金が発覚しました。
どうしていいのかわからないのですが、とにかく夫を見つけたいです。
【失踪調査の結果】
ご主人はとても追い詰められていたようで、自殺の可能性も考えられました。
山林や自殺の名所などを中心に捜索した結果、山林で子供の車の中で自殺しているご主人を発見しました。
【高齢者の失踪調査発見例】精神疾患を患っている妻が失踪した
【ご相談内容】
精神疾患を患っている妻が昨日失踪しました。
以前にも失踪することはありましたが、その日のうちに帰ってきていたので、今回は心配です。
徒歩で出かけたようなので、家族総出で周辺を探していますが、限界です。
精神疾患があるので、事故などに巻き込まれていないか心配なので、早急に探し出したいです。
【失踪調査の結果】
自宅から10km離れた場所で奥様を発見しました。
発見時、奥様は衣類を身に着けていなく、会話もできない状態でした。
奥様を保護し、依頼者様に連絡してそのまま病院へ向かいました。
こちらでご紹介した事例の他にも、さまざまな発見事例がありますが、当事務所では基本的に1週間以内に発見されているケースが多いです。
失踪者・家出人の発見は、早期の捜査が鍵となります。
周囲で失踪者が出た場合は、早めに捜索を始めることで見つかる可能性は格段に上がります。
「大切な人が失踪したかもしれない」と思ったら、すぐに動きましょう。
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失踪してからは日数が大事
所在確認された人の多くは、行方不明届の提出から1週間以内に発見されています。
届出の受理当日では46.8%、2〜7日以内で34.1%、合計で80.9%の失踪者が1週間以内に発見されています。
人探しのポイントとして、初動スピードが最も重要であると言われています。
特に未成年者の場合は、成人と比べて犯罪に巻き込まれるリスクが高く、失踪から10日程度までが発見の可能性が最も高い期間です。
それ以上時間が経過すると、足取りを掴むことが困難になるケースが多くなります。
また、残念ながら、失踪した人のなかには死亡して発見されるケースも存在します。
全体の4.4%というとわずかな数字のように感じられますが、100人に4人が亡くなっていると考えると、決して低い割合ではありません。
統計上、死因の詳細は明らかにされていませんが、その多くは自殺または転落・転倒などの事故死であると考えられます。
これらのデータを考慮すると、「生存までのタイムリミットは1週間」と考えて、早急に対策を講じる必要があると言えるでしょう。
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失踪者を発見するためにやるべきこと
大切な人が失踪してしまった際は、まず失踪者を探すための行動を起こすことが重要です。
ここでは、失踪者を早期に発見するために、必ず押さえておきたいポイントをご紹介します。
警察に届出を提出する
家族や友人など、大切な人と連絡が取れなくなったり、失踪してしまった可能性があると感じたりした際は、警察に届出を提出しましょう。
しかし、警察は事件、事故、自然災害など、危険性が高い場合でなければ、積極的に捜索を進めてくれないのが実情です。
また、精神疾患による失踪の場合も、捜索の対象となるでしょう。
このように捜索の可能性はケースによって異なりますが、パトロール中に発見される可能性もあるため、危険性が低い場合でも届出を提出しておくことをおすすめします。
SNSやネットを活用して情報を収集する
X(旧Twitter)やFacebook、掲示板などを活用して、失踪者の情報を集めるのも有効です。特に、SNSの場合は、ハッシュタグなどを用いて情報を拡散することで、多くの方から情報を集められる可能性が高まります。
しかし、SNSは不特定多数の人が閲覧するため、必要以上に個人情報を公開してしまうと、悪用されるリスクもあるのが実情です。
そのため、利用する際は、個人情報の取り扱いに十分注意することが大切だと言えるでしょう。
また、インターネット掲示板で情報を収集するのも有効ですが、SNSと比較すると閲覧数が少ないというデメリットがあります。
しかし、あなた以外にも同じ失踪者を探している人の情報を見つけられる可能性があるため、確認してみると良いでしょう。
探偵などのプロに相談する
警察に相談しても動いてくれなかったり、自分たちで情報を集めることができなかったりした際は、探偵などの専門家に相談することをおすすめします。
特に、人探しを得意としている探偵であれば、失踪に関する調査も積極的に取り扱っています。
人探しに関する専門知識も備えているため、自分たちで情報収集するよりも効率良く情報を入手でき、早期に問題を解決できる可能性も高まります。
また、大切な人が失踪してしまうと、探したいと思っていてもなかなか行動に移せない方もいるかもしれません。
探偵であれば、早急に調査を進めるのはもちろん、依頼者のメンタルサポートも実施しているので、安心して依頼することができます。
当社「T.L探偵事務所」でも、失踪した方の調査を実施していますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
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