結婚詐欺はどこから罪になるのか?金銭以外は該当しない?
結婚詐欺に該当するには
どのような条件が揃えば結婚詐欺に該当するのか、わからない方が多いかと思います。
詳しく下記に記載致しますので、ご参考ください。
結婚詐欺は詐欺罪に該当します。
- 騙してお金や財産を取った場合は10年以下の懲役
- またお金や財産を騙し取るために協力した人も同じ罪になります。
結婚すると嘘をついてお金や財産を取る行為、騙して借金させる行為、その協力者も詐欺を認められることになります。
金銭以外に金品を取られたケースも結婚詐欺に該当します。
ただし、注意する点として金銭や金品を取られていない場合は結婚詐欺(詐欺罪)には該当しません。
ですが、婚約破棄として慰謝料請求できる可能性がありますので、諦めてはいけません。
他にも金銭や金品を取られているが、結婚詐欺に該当しないケースがあります。
下記に記載致しますので、ご参照ください。
- 相手が逃げていないケース
お金を貸している状況でも相手と連絡を取ることが可能な時は結婚詐欺とは認められません。
なぜなら、お金を返す意思がある、お金を返すことを忘れていたなどの言い訳をされると結婚詐欺に該当しないからです。
- 自らの意思でお金を渡しているケース
自主的にお金を渡している場合は、騙されたことにはならず結婚詐欺には該当しなくなります。
詐欺師の手口は巧妙で自主的にお金を出させようと誘導してくる可能性があります。
相手が詐欺師かどうかの判断がつかない場合ははやめに身辺調査をしておくことを推奨します。
- 証拠が残っていないケース
結婚が口約束だけだった場合は言い逃れしやすくなるため、結婚詐欺と認められないことがあります。言い逃れできなくするためにも結婚に関する内容の証拠を揃えておくと良いでしょう。
上記のように結婚詐欺に該当するしない、状況によってさまざまです。
ご自身で判断できる方であれば、良いのですが恋は盲目ということわざがあるように恋愛関係にあると判断できない方の方が多いかと思われます。
少しでも不安に思った際は探偵事務所による無料相談をご活用ください。
状況に応じたアドバイスをさせて頂きます。
結婚詐欺の特徴と手口について
結婚詐欺の特徴について
- 理想的な恋人や結婚相手を演じる
対策:あまりにも理想的な相手が現れた場合は疑ってかかるようにしましょう。
- お金を持っている
対策:結婚相手を選ぶ基準として金銭的余裕が挙げられますが、だいたいの結婚詐欺師はお金持ちを装っています。注意してください。
- 隠し事がある
対策:個人情報や過去の事を話してくれない場合は結婚詐欺師かもしれません。相手の過去を詮索してみるよ良いでしょう。
- 結婚を急ぎすぎている
対策:結婚を焦らして相手の様子を伺うようにする。それでも結婚を迫ってくる場合は怪しいです。
- 証拠を残さないようにしてくる
対策:結婚詐欺師は逮捕されることを恐れているため、身分証や顔写真などの足がつきそうなものを拒むため、積極的に残していきましょう。
それでも結婚詐欺師かどうか見分けられない方は、探偵に身辺調査の依頼を検討してみるのも一つの手です。
結婚詐欺の手口について
ここでは基本的な結婚詐欺師の手口についてご紹介致します。
- 婚活の出会いの場所に出没する
- 結婚前提で交際しようと迫ってくる
- 二人の将来のためにと金銭や金品を騙し取る
- お金を引き出せたところで姿をくらます
時には両親を紹介してくるケースもあり、信用してしまう方もいますが、紹介されたからといって、本当の両親ではありません。
騙されない為にも参考にしておくと良いでしょう。
結構詐欺の具体例は?
実際に受けた結婚詐欺のケース①
30代 女性
出会いがなく、結婚相談所に登録をすることにしました。
そこで出会った男性のことで悩んでいることがあります。
お付き合いをして三か月になるのですが、未だに彼氏が母と暮らしているから家を教えてくれません。
また、IT関係の会社の経営者なのですが、会社の名前も教えてくれず、はぐらかされています。
そんなときに、会社の費用ですぐに支払わないといけないお金ができたと相談されました。
私に少し立て替えてほしいとのことです。
絶対に返すと言ってくれていますが、不安を抱いています。
嫌われたらと思うと詳しく内容を聞けずにいます。
彼のことを信じたい気持ちもありますが、まさか騙されている?と思ってしまうこともあります。
お金のことで困っているなら手を差し伸べてあげたいと考えていますが、その前に彼のことを調べていただけないでしょうか?
実際に受けた結婚詐欺のケース②
40代 女性
婚活アプリで知り合った男性がいます。
彼の方から私とはすごく話が合うし、はやく会いたいと言ってくれていました。
連絡を取り合って2か月後になって会うことができ、彼の方から結婚を前提に付き合いしてほしいという告白がありました。
誠実な人で私も彼となら将来のことを考えられると思い、お付き合いすることを決めました。
しかし、つい先日のことです。
結婚資金を貯めようねということで彼に500万円のお金を預けることに…
するとその後から突然、連絡が取れなくなってしまいました。
携帯に連絡をかけても現在使われておりません。
私は騙されてしまったんだとようやくその時に気が付きました。
お金を取り返したいです。許せないです。
慰謝料請求を考えているので、相手の男性がどこにいるのか早急に調べていただきたいです。
また相手の状況も調べてください。
結婚詐欺で請求できる慰謝料について
慰謝料請求できる金額とは?
一般的に慰謝料の相場は約30万円~約300万円と言われています。
上記のように金額にバラつきがあるのは、様々な事情が考慮され慰謝料が決定されるからです。
ではどのような事情で慰謝料の金額は決定されるのか?
下記の内容になり、慰謝料の金額が設定されます。ご参照ください。
- 騙された金額の大小
- 肉体関係の有無と頻度
- 結婚の予定が周知しているのか
- 結婚詐欺師と交際した期間の長さ
- 結婚を理由に退職したのか
- 妊娠、中絶の有無
慰謝料請求するために・・・
慰謝料請求するためには、騙されて金銭的損害を受けたことが必要です。
また、金銭を相手に渡していない場合は詐欺罪にはなりませんが、それでも慰謝料請求や損害賠償請求をすることができます。
一番最適な方法は相手が逃げる前に慰謝料請求をすることです。
- 相手の所在確認(現住所、連絡先、勤務先)などの調査
- 相手が嘘をついている証拠の収集
- 結婚詐欺の被害に遭ったことを証明する証拠