結婚詐欺の証拠を集める4つの方法!被害を軽減させるために対策しましょう

結婚詐欺の証拠を集める4つの方法!被害を軽減させるために対策しましょう

2024.06.30 / # 詐欺被害調査

『結婚を前提として交際していた相手にお金を取られた!』 『婚約者にお金を貸したら、連絡が取れなくなってしまった!』 などといった、いわゆる結婚詐欺の被害は近年増加しています。 あなたの周りでもこのような被害を受けたという声を聞いたことはないでしょうか? 結婚詐欺は、誰もがいつ被害者になってもおかしくないくらい身近なものです。 そして、一度結婚詐欺の被害に遭ってしまうと、恋愛することにトラウマを持ってしまい、これから先、結婚に対して前向きに考えられなくなってしまうリスクがあります。 このように結婚詐欺は、あなたの人生を左右させてしまうリスクがある悪質な犯罪ですが、被害に遭ってしまったという証拠がないと、お金を取り戻したり、法的に処罰したりすることが難しいのが実態です。 今回は、結婚詐欺を訴える際に行いたい証拠の集め方や被害に遭った際の相談窓口について紹介します。 結婚詐欺の被害に遭ったかも?と感じている方は、ぜひチェックしてくださいね。

結婚詐欺とはどんな詐欺?

草むらに捨てられた指輪
結婚詐欺とは、結婚を約束して相手を信用させ、金品などをだましとる詐欺行為のことです。
(出典:結婚詐欺とは|goo辞書)

結婚詐欺の詐欺師は、結婚を目当てとしている人が集まっている、婚活アプリや婚活パーティなどの場に出没することが多く、婚活している人をターゲットにして近づきます。

そして、短期間でターゲットと親密になり、交際をし、出会って間もない段階で結婚をほのめかす話や約束をしてきます。

結婚の約束をしますが、もちろん詐欺師はターゲットである被害者と本当に結婚するわけではありません。

結婚する前に、家族や経営している会社などを理由にして、被害者に『助けてあげたい。』と思わせ、お金をだましとるのです。

この詐欺行為は一度だけではなく、何度も繰り返され、一気に多額のお金を摂取するのではなく、少しずつ摂取していくのが特徴です。

そして、ある程度の金額を手に入れたら、詐欺師は被害者の目の前から姿を消し、音信不通となるのです。

お金を渡した被害者は、最初は自分が結婚詐欺に遭っているということになかなか気づけません。

しかし、お金を渡した後に婚約者である詐欺師と連絡が取れなくなって、そこでようやく初めて『自分が結婚詐欺に遭っている。』という事実に気がつくのです。

被害に気づいた被害者は、経済的にショックを受けてしまうのはもちろん、恋愛や結婚に対してもマイナス思考になり、精神的にもショックを受けてしまいます。

このように結婚詐欺は、お金の被害だけではなく、精神的にも受けやすい、悪質かつ非常に恐ろしい犯罪でもあるのです。

結婚詐欺の手口とは?

婚姻届け
結婚詐欺は、簡単にいうと詐欺師が被害者と結婚することを理由にして、お金をだましとる悪質な行為のことです。

しかし、どのようにして結婚する話を持ち出し、そこからどうやってお金をだましとるのか、流れを理解していない方もいらっしゃるでしょう。

結婚詐欺の手口にはさまざまなものがありますが、ここではよく利用される手口について紹介していきます。

1.婚活サービスで被害者と親密になる

結婚詐欺の詐欺師は、婚活アプリや婚活パーティーなどに参加して、ターゲットとなる異性を探します。

そして、急速にターゲットと親密な関係を築いて、距離を縮めます。

通常、いくら結婚を目的として婚活アプリや婚活パーティに参加しても、なかなかすぐに距離を縮めることはありませんが、詐欺師の場合はこのようにして、すぐに仲良くなろうとする傾向があります。

2.交際してすぐに結婚の話題を出す

婚活サービスで知り合った被害者との距離を縮め、交際が成立したら、早い段階で結婚の話題を出します。

例えば、『すぐ結婚したい。』とか『◯◯さんと一緒になって幸せになりたい。』などと、結婚を連想させることを言うのが特徴です。

3.被害者に同情させる

詐欺師は、結婚の話題を出しても、すぐに結婚するわけではありません。

結婚詐欺の詐欺師は、被害者からお金をだましとることが一番の目的ですので、当然ながら実際に結婚しません。

架空の結婚の約束を決めたら、被害者によりいっそう信用してもらうために、詐欺師が現在『深刻な状況』であることをアピールします。

例えば、『家族が病気になっている。』『経営している会社の事業の存続が難しい。』などと、架空の状況を被害者に伝えます。

そして、被害者がこれらの状況を受け入れ、『かわいそう。』『助けてあげたい。』と思うようになってしまったら、詐欺師の思う壺です。

信用した段階で詐欺師は次の行動を起こしていきます。

4.数万円程度のお金を要求する

被害者が詐欺師のことを信用したら、いよいよ詐欺師はお金をだましとります。

被害者に話した架空の状況を理由にして、数万円程度のお金を被害者から引き出すように促していきます。

例えば、家族の病気をすでに打ち明けている場合、『家族が急に入院してしまった。医療費が足りないので一時的にお金を貸してほしい。』

などと伝え、被害者からお金をだましとります。

この時、被害者にとっては詐欺師は婚約者ということになりますので、『婚約者のことを助けなきゃ。』という思いに駆られ、何も疑わずお金を渡してしまうのです。

5.何度も繰り返してお金を要求する

お金の要求は、一度だけでは済みません。

数万円程度のお金を引き出すことに成功した詐欺師は、同じ流れでまた被害者にお金を引き出させます。

少しの金額を何度も要求することにより、被害者から詐欺と思われにくくなるからです。

そして、被害者も詐欺師のことを助けたい一心で、詐欺師の指示に従い、何度も何度もお金を渡してしまうのです。

6.一定の金額のお金をだまし取ったら被害者と音信不通になる

お金の要求はずっと繰り返されるものではありません。

詐欺師が一定の金額のお金をだましとることに成功したら、ついに詐欺師は被害者の目の前から消えます。

もちろん、ただ姿を消すだけではなく、連絡先も全て変えて、一切連絡が取れない状態を作ります。

そして、婚約者である詐欺師を助けたい思いでお金を渡していた被害者は、詐欺師と連絡が取れなくなってはじめて『自分が結婚詐欺に遭っていた。』という事実に気づくのです。

被害者は、経済的にも損失を抱えてしまうのはもちろんのこと、婚約者にだまされたショックから『もう婚活したくない。』『二度と恋愛をしたくない。』と、恋愛に対してトラウマを抱くようになってしまいます。

結婚詐欺の証拠を集める4つの方法

四本指を立てるビジネスウーマン
『結婚詐欺に遭ってしまったかも。』

と少しでも感じたら、気づいた段階ですぐに証拠を集めましょう。

早い段階で証拠を集めることにより、逃げた詐欺師の身元をすぐに割り出せるのはもちろん、お金をを取り戻せる可能性が高まります。

また、自分の被害を軽減させるだけではありません。あなたが行動することで、二次被害を減らすことも実現できます。

詐欺師はあなたからお金をだましとり、姿を消した後、再度婚活パーティや婚活アプリを用いて、別のターゲットを探して、同様の手口を繰り返す傾向があります。

このような被害の拡大を防ぐためにも、以下の4つの方法を行なって必ず証拠を集めるようにしましょう。

  • 詐欺師との連絡した際のやり取りを集める
  • 詐欺師とのお金のやり取りを記録する
  • 詐欺師のSNSを確認する
  • 詐欺師との結婚に関する情報を集める

詐欺師との連絡した際のやり取りを集める

結婚詐欺の証拠を集める最も簡単な方法として、詐欺師と連絡した際のやり取りを集めることが挙げられます。

結婚するていで話が進められてるものですので、何らかの手段で日頃から詐欺師と連絡を取り合うことがあるはずです。

たとえ、本当の連絡先でなくても、LINEやメールでやり取りした内容を記録しておきましょう。

些細な内容ももちろん証拠になりますが、特に『お金にまつわる内容』や『結婚にまつわる内容』のやり取りは必ず記録しておいてください。

これらのやり取りを集めておくことで、結婚詐欺に遭ってしまった具体的な流れを把握しやすくなります。

詐欺師とのお金のやり取りを記録する

詐欺行為を立証させるには、お金をだましとられてしまった証拠が必ず必要です。

LINEやメールのやり取りも重要ですが、詐欺師にお金を渡してしまった場合は、お金のやり取りも記録するようにしましょう。

例えば、クレジットカードの明細書や送金履歴を確認することで、いつどのタイミングでいくらの金額のお金をだましとられてしまったのか、明確に把握することができます。

この他にも、銀行の取引明細書ネット銀行のスクリーンショットなども証拠になるので、必ず集めてくださいね。

詐欺師のSNSを確認する

詐欺師であっても何らかのSNSをやっている可能性は十分にあります。

XやInstagram、facebookなどのSNSで詐欺師のアカウントを探して、投稿を確認することで何らかの情報を得られたり、相手の人物像を把握したりすることができるでしょう。

しかし、詐欺師の名前が偽名であった場合、そう簡単にアカウントを特定することができません。

そのような場合は、詐欺師の写真をもとに、Google画像検索などを用いて、画像から何か情報を得ることをおすすめします。

画像検索からSNSアカウントを特定することも可能ですので、もし簡単に特定することができなかったらこの手段を利用してみてくださいね。

また、詐欺師のSNSアカウントを特定したら、詐欺師本人だけではなく、詐欺師がフォローしている知人のアカウントも確認すると良いでしょう。

もしかすると、あなたが知らない情報を得られるかもしれません。

詐欺師との結婚に関する情報を集める

結婚詐欺を立証させるには、お金のやり取りだけでなく、結婚に関する情報も集める必要があります。

例えば、結婚式の予約新婚旅行のプラン、両親への挨拶などといった話題が出た場合、必ず記録して情報を集めるようにしましょう。

ただ情報を集めるのではなく、いつどんなアクションを取ったのかも記録しておくと、状況が明確にわかりやすいです。

結婚詐欺に遭った際の相談窓口

手で案内をする女探偵
結婚詐欺の被害に遭ってしまったら、証拠を集めるのと合わせて、専門機関に相談するようにしましょう。

結婚詐欺の問題に強い専門機関はさまざまありますが、ここでは以下の3つの機関について解説していきます。

  • 探偵
  • 警察
  • 弁護士

では、これらの専門機関に相談することで、上記のメリットを得られるのか説明していきます。

探偵に相談する場合

探偵は、人探しや浮気問題に強いイメージが強いかもしれませんが、実は詐欺問題を取り扱っていることもあります。

詐欺問題に強い探偵であれば、結婚詐欺の被害を軽減させるためのアドバイスをしてくれるのはもちろんのこと、詐欺師のより細かい情報を集めることが可能です。

探偵では、データ、尾行、張り込みなどの手法を用いて調査を行い、詐欺師の素性や行動、経歴などを特定します。

そして、探偵の調査で得た情報は、警察や裁判で提出する際の重要な証拠として利用することができます。

情報が明確となっている証拠を得ることで、法的措置を取りやすくなるので、『必ず詐欺師に詐欺師を罰したい。』と考えている方は、警察や弁護士に相談する前に、探偵にも相談してみましょう。

警察に相談する場合

詐欺師を逮捕したいと考えているのであれば、警察に相談しましょう。

最寄りの警察署に行き、詐欺被害を取り扱う窓口に行くことで、今後の動きを含めたアドバイスをしてくれます。

そして、警察に被害届を提出し、受理されることで、警察があなたの代わりに捜索を進め、詐欺師の逮捕に向けて動いていきます。

しかし、被害に遭った状況が警察に伝わらなかったり、証拠が不十分であると、被害届が受理されないことがあるので、必ず証拠を集めてから警察に行くようにしましょう。

また、警察は詐欺師を特定したら逮捕することが可能ですが、だましとられてしまったお金を取り戻すことは難しいのが実情です。

必ずお金を取り戻したいと考えているのであれば、後述する弁護士に相談することをおすすめします。

弁護士に相談する場合

『詐欺罪などで訴えたい。』

『お金を取り戻したい。』

と考えているのであれば、弁護士に相談しましょう。

弁護士に相談することで、法的な観点から詐欺被害へのアドバイスを受けることができます。

また、アドバイスだけではなく、裁判を起こす際の訴訟の準備も手伝ってくれます。

自分でも訴訟の準備をすることは可能ですが、流れを把握していないとどうしてもスムーズに準備することができないものです。

しかし、弁護士に依頼することで、円滑に準備を進めてくれるのはもちろん、安心感も得ることができるでしょう。

また、弁護士に相談する際も、可能な限り証拠を集めて、詳しい状況を説明することをおすすめします。

そして、弁護士のサポートのもと裁判を起こし、勝訴することで、詐欺師を罰することができるほか、お金を取り戻すことが可能となりますので、お金を取り戻したいと考えている方は、一度詐欺問題に詳しい弁護士に相談してみてくださいね。

未然に結婚詐欺を防ぐには?

人差し指を立てる男探偵
結婚詐欺は、いつ誰が被害者となってもおかしくない犯罪です。

そのため、一度被害に遭ってしまっても、再度被害に遭ってしまうことも十分にあり得る話です。

しかし、結婚詐欺は、自分で対策することにより、未然に防ぐことができます。

ここでは、未然に結婚詐欺を防ぐための3つの対策方法について紹介していきます。

二度と結婚詐欺の被害に遭いたくない方や、結婚詐欺を防いで安全に婚活をしたい方は必ずチェックしてくださいね。

安全な婚活アプリや婚活パーティーを利用する

婚活アプリや婚活パーティーはさまざまなものがありますが、結婚詐欺の被害を確実に避けるには安全な媒体を選ぶことをおすすめします。

例えば、婚活アプリなら、身分証登録が必須であったり、セキュリティ体制が整っているものであれば、安心して利用することができるでしょう。

婚活パーティーなら、実際にそこで良い出会いをした方のレビューを確認することで、安全かどうか判断することができます。

また、婚活アプリや婚活パーティーだけではなく、結婚相談所を利用することも検討してみてくださいね。

『マル適マーク』がついている結婚相談所であれば、運営元も参加者の情報を把握していることが多いので、被害を避けることができるでしょう。

『婚活したい!』という気持ちが先走り、すぐに婚活アプリや婚活パーティーを利用しようとせず、まずは、自分の目でしっかり見極めてから婚活を始めてみてくださいね。

個人情報を簡単に公開しない

婚活をすると、自分のことを知ってもらうために、出会って間もない人に自分の情報を公開する機会があります。

しかし、相手から個人情報を教えてほしいと言われても、簡単に細かい情報を公開してはいけません。

もしも相手が詐欺師だった場合、その個人情報を犯罪行為に利用されてしまう可能性も考えられます。

安全に婚活を進めるためにも、情報を開示する際は

『この情報は本当に公開していいのか。』

『この人に個人情報を教えていいのか。』

自分でもどの情報なら公開してもいいか判断するようにしましょう。

家族や友人に相談する

婚活をしていて、少しでも不審なことを感じたら、自分で抱え込もうとせず、家族や友人に相談することをおすすめします。

特に、婚活を通して出会ったばかりの相手と、急に親密になった場合や、相手からお金を貸してほしいなどと言われた場合、第三者に相談することで冷静な判断をすることができるでしょう。

しかし、中には家族や友人に相談することに抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう。

そのような方は、無理に話さず、探偵などの専門機関に相談してしまうのも手です。

探偵では、調査を依頼することができるほか、あなたが抱えている悩みを相談することができます。

少しでも婚活で知り合った相手に不信感を感じている方は、一人で解決しようとせず、探偵に相談することも検討してみてくださいね。

まとめ

結婚詐欺は、誰もが被害に遭う可能性がある身近な問題です。

もしも被害に遭ってしまった場合、速やかに証拠を集めるようにしましょう。

早期に証拠集めをすることで、詐欺師の行方がわからなくなってしまう前に、法的措置を取り、お金を取り戻すことが実現できます。

結婚詐欺の証拠は、メールやLINEのやり取り、クレジットカードの明細、相手のSNS情報などから得られるので、少しでも『結婚詐欺かもしれない。』と感じたら、上記の方法で証拠を集めてみましょう。

また、自分で証拠を集めることが困難な場合は、探偵に相談することで、詐欺師の犯人像や行動が明確にわかる証拠を得ることができます。

『詐欺師を逮捕したい。』

『詐欺師を罰したい。』

と考えている方は、警察や弁護士に相談する前に、まず探偵に相談することも検討してみてくださいね。

そして、無事に法的措置を取ったら、このまま安心せず、同じ被害に二度と遭わないようにするために、自分自身で対策をすることも忘れないようにしましょう。
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