結婚詐欺師はどんな場所にいる?見分け方や未然に被害を避ける方法を解説

結婚詐欺師はどんな場所にいる?見分け方や未然に被害を避ける方法を解説

2024.07.08 / # 詐欺被害調査

異性と結婚を前提とした交際をしたいと考え、婚活アプリや婚活パーティーの利用を検討している方もいらっしゃるでしょう。 しかし近年、婚活アプリや婚活パーティーを利用している中で結婚詐欺に遭ってしまったという事件も多発しているのが実情です。 詐欺が起こりやすいと聞くと、いくら婚活をしたいと思っていても、詐欺の被害を恐れ、登録するのも気が引けてしまいますよね。 そこで今回は、あなたが安心してこれから婚活を進められるようにするために、結婚詐欺師が潜んでいる場所や見分け方、マッチングしてしまった際の対処法について解説していきます。 また、被害を未然に防止する方法についても紹介しますので、真剣に婚活をしたい方や安全に異性と出会いたいと考えている方は必見です。

結婚詐欺とはどんな詐欺か?

男女でお金について揉める
結婚詐欺師が潜んでいる場所や見分け方を理解する前に、そもそも結婚詐欺とはどんな詐欺なのか改めて理解を深めましょう。

結婚詐欺とは、実際に結婚するつもりはないにも関わらず、結婚することを約束して、お金をだましとる詐欺行為のことです。

一般的な結婚詐欺の手口は、婚活アプリなどの結婚をしたいと考えている人が多く集まっているプラットフォームに詐欺師が紛れて行われることが多いです。

そして、ターゲットに接触して、短期間で親密な関係を築き、交際関係を成立させます。

ターゲットは結婚相手を探すために婚活アプリなどの場に参加したので、当然ながらマッチングした相手とはいずれ結婚するつもりでいます。

そのため、交際して早い段階で結婚することを約束しても、違和感を感じず、そのまま交際し続けてしまうのです。

しかし、そのまますぐに入籍することはなく、あくまでも結婚詐欺師は結婚をほのめかす行為をするだけです。

結婚することを匂わせながら、ターゲットに『新しく設立する会社の資金が足りなくなった。』『家族が急に入院することになった。』などといった理由を使って、ターゲットからお金を摂取していきます。

そして、一定の金額のお金を摂取したら、ターゲットとの連絡を断ち、音信不通となってしまうのです。

ターゲットは、自分の婚約者である結婚詐欺師のことを助けるためにお金を渡していたので、お金を渡した時点では、自分が詐欺に遭っているということに気づきません。

結婚詐欺師がターゲットの前から姿を消し、連絡が取れなくなったことにより、はじめて自分が結婚詐欺に遭っていたということに気づくのです。

結婚詐欺の被害に遭ってしまったターゲットは、お金を取り戻すことができず、経済的に大きな損失を受けてしまいます。

また、経済的な損失だけではなく、『もう婚活をしたくない。』『異性のことが信用できない。』などと精神的にもショックを受けてしまいます。

このように結婚詐欺は、被害者からお金を奪うだけではなく、精神的ショックを与えてしまう、極めて悪質な犯罪行為なのです。

結婚詐欺師はどんな場所に潜んでいる?

詐欺師のイメージ
結婚詐欺師は、結婚したいと考えてる人が多くいるプラットフォームに潜んでいる傾向があります。

具体的には、以下の場所が挙げられます。

  • 婚活アプリ
  • 婚活パーティー
  • マッチングアプリ
  • 小さい結婚相談所

この中でも特に、婚活アプリや婚活パーティーは、結婚することを目的としている人が多く登録しているうえ、簡単に登録することができてしまうため、結婚詐欺師が潜んでいることが多いです。

また、婚活アプリと近い媒体であるマッチングアプリでも結婚詐欺師が潜んでいることもあります。

しかし、マッチングアプリでは、婚活を目的としていない方やただ恋人がほしい方、遊び目的の方なども登録しています。

そのため、結婚詐欺師自身もどの人が婚活目的なのか見極める必要があるので、メインのプラットフォームとして使うことは少ないでしょう。

また、結婚詐欺師は、小さい結婚相談所にも潜んでいる場合もあります。

ここでいう小さい結婚相談所とは、『ツヴァイ』や『ゼクシィ縁結びエージェント』、『オーネット』などといった大手の結婚相談所でなく、運営元の情報が不明瞭な結婚相談所を示します。

基本的に結婚相談所は、身分証を確認したうえで登録することが一般的です。

しかし、小さい結婚相談所の中には、本人登録が緩い場所もあり、そういった場であれば、結婚詐欺師も簡単に登録することができてしまいます。

このような誰でも登録しやすいかつ、結婚を目的としている人が多数集まっている場所を狙って、結婚詐欺師も婚活目的であるふりをして、ターゲットに接触していくのです。

結婚詐欺師の6つの見分け方

手で案内をする女探偵
真剣に異性と出会いたいと考えているのであれば、結婚詐欺師に騙されず、安全に婚活を進めていきたいですよね。

では、婚活アプリや婚活パーティーなどで結婚詐欺師とはじめから関わらないようにするためにはどうすればいいのでしょうか?

結婚詐欺師とマッチングしないためには、事前に婚活の場で人を見分ける必要があります。

ここでは、結婚詐欺師の見分け方を6つ紹介していきますので、これから安全に婚活を進めたい方は必ずチェックしましょう。

初対面でもすぐに仲良くなろうとする

真剣に婚活を進めるのであれば、さまざまな人と交流して、『どんな人であれば将来共に過ごすことができるか。』と、じっくり見極めるでしょう。

しかし、結婚詐欺師の場合は、『この人ならお金をすぐ渡してくれそう。』という人を見極め、その人だけに過剰に接触してきます。

そして、すぐに親密になろうとして、婚活の場でかなり距離を縮めてくるのが特徴です。

このように、出会って間もない初対面の段階で、すぐ仲良くなろうとしてくる人は、結婚詐欺師の可能性が高いので、『この人私に気があるのかな?』とすぐに思わず、様子を見るようにしましょう。

早い段階で結婚の約束をする

婚活の場は、誰もが最終的な目標が結婚することですので、いずれは結婚に関する話をする機会は何度もあります。

しかし、知り合ってあまりにも早い段階で結婚の約束をする場合は要注意です。

例えば、婚活アプリでマッチングして、初めてのデートでいきなり『今年中には結婚しよう。』と結婚することを急かしてくる場合は、相手が結婚詐欺師の可能性が非常に高いです。

結婚詐欺師は、ターゲットにできるだけ早い段階で自分のことを信頼できるパートナーと認識させるために、結婚することを急かします。

そして、ターゲットが結婚詐欺師である婚約者のことを信頼することにより、ようやくお金をだましとるための詐欺行為を行います。

婚活の場の時点では、あまり不信感を感じなくても、交際し始めてやたら結婚の話をしてくる場合は、結婚詐欺師かもしれないので、一度距離を置いてみることをおすすめします。

自分が深刻な状況であることをアピールしている

結婚詐欺師は、自分が深刻な状況であることをアピールしてくる傾向があります。

例えば、『会社を経営するための資金が足りない。』『家族の借金を肩代わりしている。』などということをターゲットに言います。

そして、ターゲットに『かわいそう。』『助けてあげたい。』と思わせて、最終的にはターゲットからお金をだましとるのです。

また、自分の状況だけではなく、『家族が癌になっている。』などと家族が深刻な状況であることを伝えてくるケースもあります。

婚活で異性と知り合って、やたらと深刻な状況であることをアピールしてくる場合は、あなたの感情を漬け込んでいるための行為である可能性が高いので要注意です。

高スペックであることをアピールしている

婚活では、魅力的なスペックであればあるほど、さまざまな人が近寄りやすくなります。

その特性を利用して、結婚詐欺師も高スペックであることをアピールしている傾向があります。

例えば、難関国立大学を卒業した高学歴であったり、外資系企業で働いていたり、経営者であったりなど、誰もが憧れている経歴を掲げてる場合は気をつけましょう。

また、経歴だけではなく、ブランド物を身につけているなど、お金持ちアピールをしている場合も、怪しいので婚活をする際は細かい部分もチェックするようにしてください。

個人情報や人間関係がわからない

詐欺師は、基本的に自分の本当の個人情報や人間関係を明かすことはありません。

明かしてしまったら、詐欺行為をしてもすぐ身元が知られてしまい、お金をだましとれないまま逮捕されてしまう恐れがあるからです。

これは結婚詐欺でも同様で、婚活の場に参加している結婚詐欺師のほとんどは偽名や嘘の経歴を利用していることが多いです。

そのため、ターゲットが相手のことをよく知ろうとして、深入りしようとしてもはぐらかされてしまい、結果相手のことをよくわからない状態で交際がスタートしてしまうこともよくある話です。

また、人間関係についても同様で、詳しく尋ねようとすると誤魔化されたり、話してくれたとしても、次回同じ話をした際に違うことを言ってくることがあります。

どんなに良い人だと思っていても、話をしていて少しでも相手の素性がわからないと感じたら、簡単に交際しないようにしてください。

お金の話をしてくる

婚活の場でお金に関する話をしてくる場合も、相手が結婚詐欺師の可能性があるので気をつけましょう。

結婚詐欺師は、だまされやすそうな方をターゲットにするのはもちろんですが、一番はお金を持っているかという点に着目して、ターゲットとなる人を選びます。

例えば、どこの企業に勤めていて年収はいくらか、貯金をしているか、どんな投資をしているかなど詳しく聞かれた場合は、狙われている可能性大です。

真剣に異性と出会うことを目的としている方であれば、まずいきなりお金の話をしてくることはないので、もしも聞かれてしまった際は、怪しいと思いましょう。

結婚詐欺師とマッチングしたらどうすればいい?

人差し指を立てる男探偵
婚活を行うにあたり、結婚詐欺師とマッチングしないようにするには、上記で紹介した『結婚詐欺師の見分け方』を理解して、注意深く人を見極める必要があります。

しかし、いくら注意深く見極めても、結婚詐欺師と思われる人とマッチングしてしまう可能性も十分にあります。

では、もしも結婚詐欺師とマッチングしてしまったら、どうすればいいのでしょうか?

以下の3つのことを気にすることにより、被害を軽減させることが期待できます。

  • 相手の情報をしっかり確認する
  • お金にまつわる話をされても乗らない
  • 被害に遭ってしまったら証拠を集める

相手の情報をしっかり確認する

婚活で『この人、良いかもしれない。』と感じたら、そのままマッチングしてしまう方もいらっしゃるでしょう。

確かに、結婚したいという思いが強ければ、少しでも良いと感じた人を見つけたら早めにマッチングして関係を深めたい気持ちも大変分かります。

しかし、そのまま関係を深める前にもう一度立ち止まって考えてみてください。

マッチングした人がどんな人物かある程度把握していますか?

また、相手に対して気になる点はありませんか?

もしも少しでも、相手のことで不明瞭な部分がある場合は、関係を深める前に、改めてどんな人物なのかしっかり確認するようにしましょう。

そこで、話をはぐらかされたり、あまり相手のことを教えてくれなかったりした場合は、その方との関係を深めるのはやめておいたほうがいいかもしれません。

お金にまつわる話をされても乗らない

婚活でマッチングして、交際することが決定すると、結婚までもうすぐだと思い、安心してしまう方もいらっしゃるでしょう。

しかし、交際してからも気を緩めてはいけません。

つい気が緩んでしまって、相手のどんな要求に対しても応えようと思って、無理な話でも対応してしまう方も少なくはありませんが、絶対に乗らないようにしましょう。

特に、お金にまつわる話をされる機会が多くなったら要注意です。

例えば、『新しく設立する会社の資金が足りなくなったから、お金を貸してほしい。』『母親が急に入院することなって、入院費を一時的に借りたい。』などと言われたら、それは結婚詐欺の可能性が非常に高いです。

『これから共に過ごす相手だからなんとしてでも助けたい。』

という気持ちが働いてしまうかもしれませんが、まず相手もあなたのことを大切だと思っているのであれば、そもそもお金の話をすることはありません。

このような要求をされても、絶対に乗らず、関係が浅いうちに断ち切ることをおすすめします。

被害に遭ってしまったら証拠を集める

結婚詐欺の被害に遭いたくないと考えていても、知らない間に被害に遭ってしまっていることも残念ながらよくある話です。

例えば、何も気にせず相手にお金を貸したら、相手と会えなくなったり、連絡が取れなくなったりした場合、被害に遭っている可能性が非常に高いです。

そのような事態に遭ってしまった場合は、少しでも怪しいと思った段階で証拠を集めることが大切です。

結婚詐欺師は、あなたの前から姿を消したら、また偽名などを用いて別の婚活の場に現れ、同様の手口を行い、繰り返し詐欺行為をします。

そのため、被害を放置してしまったり、時間が経ってから証拠を集めたりすると、結婚詐欺師の行方がわからなくなり、逮捕することが難しくなってしまうのです。

少しでも結婚詐欺かもと感じたら、結婚詐欺師とのメッセージのやり取りやお金の送金履歴などを確認して、結婚詐欺に遭ってしまったという証拠を集めるようにしてください。

結婚詐欺を未然に防ぐ3つの方法

虫眼鏡を持つ女探偵
現在、婚活をしていない方でも、これから婚活アプリや婚活パーティーを用いて、結婚相手を見つけたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、何も知識がない状態で婚活を進めてしまうと、結婚詐欺師とマッチングしてしまい、時間の無駄となってしまう可能性があります。

ここでは、これから婚活をしたいと考えている方向けに、婚活を行う際、未然に結婚詐欺を防ぐための3つの方法について紹介していきます。

少しでも怪しい人とはマッチングしない

人物像が把握できなかったり、あまりにも完璧すぎる経歴を持っていたりなど、少しでも怪しいと感じる人とはそもそもマッチングしないようにしましょう。

高スペックな経歴を掲げている人を見ると、つい魅力を感じて、結婚したいと思うかもしれません。

しかし、大抵の場合は嘘であることが多いので、簡単にマッチングせず、他の相手のこともしっかり見ながら婚活を進めてくださいね。

安全な婚活アプリや婚活パーティーを利用する

婚活アプリや婚活パーティーを用いる場合は、必ず安全なものを利用しましょう。

近年では、婚活アプリや婚活パーティーなどの場が増え、誰でも気軽に婚活を始めやすくなりました。

しかし、婚活の場の中には、運営元が不明瞭であったり、管理体制が不十分だったりするものもあります。

このような場だと誰でも登録しやすい傾向があるため、結婚する意思のない結婚詐欺師が潜んでいる可能性が非常に高いのです。

婚活をする際は、大手会社が運営している婚活アプリや婚活パーティーを利用するようにしてください。

また、安心して利用できることを示す『マル適マーク』がついている結婚相談所を利用してみるのもおすすめです。

簡単に自分の個人情報をばら撒かない

婚活で良い相手とマッチングすると、より関係を深めたいと思い、簡単に自分の個人情報を伝えてしまう方も中にはいらっしゃいます。

しかし、婚活をしている段階で簡単に個人情報を教えてしまうのはNGです。

もしも相手が結婚詐欺師だった場合、あなたの個人情報を悪用して、別の詐欺に利用されてしまう可能性があるからです。

婚活をする際に個人情報を教えたいと思っているのであれば、最低限の情報にとどめておいて、正式に交際して、相手が真剣であることがわかった段階で細かい情報を伝えるようにしましょう。

【まとめ】結婚詐欺は自分で防ぐこともできます!

結婚詐欺師の特徴を理解して、婚活の場で見分けることにより、結婚詐欺を自分で防ぐことができます。

また、もしも結婚詐欺師の疑いがある人物とマッチングしてしまった後でも、少しでも怪しいと気づいた段階で相手と距離をおくことで被害を軽減させることができます。

つまり、結婚詐欺は、注意深く婚活を進めていれば、誰でも自分で防ぐことができるのです。

これから安心して婚活を進めたいと考えている方は、必ず本記事で紹介した見分け方や防止策を理解してから、婚活を始めるようにしてください。

しかし、中にはいくら気をつけていても結婚詐欺師とマッチングしてしまった、結婚詐欺かわからないけど相手の行動が怪しいなどと感じることもあるでしょう。

そのような時は、無理に一人で解決しようとせず、第三者を頼ることが大切です。

特に探偵では、詐欺被害に対する知識を持っているので、被害に対するアドバイスやメンタルケアを受けることが可能です。

また、婚活をしていて結婚詐欺の被害に遭ってしまったら、被害の証拠を集めるのはもちろんのこと、相手の人物像を調査することができるので、法的措置を取ることを考えている方にもおすすめです。

結婚詐欺のことで少しでも悩みを抱えている方は、一度探偵に相談することも検討してみてください。
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