ストーカー被害について
いつ誰が被害に遭ってもおかしくないのが、ストーカー被害です。
昔の交際相手がストーカーになる場合もあれば、全くの見ず知らずの人からつきまとい被害に遭ってしまう場合もあります。
被害者の大半が、最初は気のせいだと思ってしまうため、ストーカー被害に遭っていると認識するまでにどうしても時間がかかってしまいます。
対策が遅れてしまい、時間が経つことで相手の執着心が強くなり、いつのまにか深刻な状況に陥っていることが多いです。
また、近年はネットストーカーと呼ばれる、ネット上でつきまとわれるといった相談も非常に増えています。
少しでも身に覚えがあり不安を感じている方は、ストーカー被害に遭っている可能性が高いです。
- 無言電話、非通知で電話がかかってくる
- 昔の交際相手がしつこく復縁を申し込んでくる
- 家の周りを不審者がうろついている
- 帰宅時や外出時で尾行してくる相手がいる
- 勤務先に嫌がらせ電話がかかってくる
- 勤務先で待ち伏せしている人物がいる
- 職場の同僚が帰り道が別方向なのに、帰りに会うことがある
- 教えてもいない個人情報を知っている人物がいる
- 洗濯物が盗まれていたことがある
- 盗聴されているかもしれないと感じるときがある
- 郵便ポストに不審な手紙や郵送物が届いた
- SNSで誹謗中傷・面会・交際をしつこく要求してくる
- SNSでなりすまし被害に遭った
- 脅迫めいたDMやメッセージが届く
- 位置情報が知られているように思う
- パソコンやスマートフォンがハッキングされている
以前GPSについては、ストーカー規制法には該当しませんでしたが、2023年に改定があり規制対象になりました。
上記のような状況である場合は、取り返しがつかなくなる前に対策するようにしてください。
ストーカー被害に遭った時の対処法
被害に遭った時はどうすればいいのか?
警察へ相談
まずは警察へ相談することです。
以前はストーカー被害を警察に相談しても、なかなか対応してもらえないといったご相談をよくいただきました。
ですが、ストーカー規制法が制定・改定されてから、事件に発展しそうな事案に関しては積極的に動いてくれるようになりました。
自身に危険が迫っているような、状況の時は迷わずに相談しましょう。
【 相談する際の注意点 】
警察署に相談に行く場合、ストーカーに知られてしまうと道中で何をしてくるかわかりません。
自身の安全を守るためにも、まずは電話で相談するようにしてください。
【 相談先 】
警察相談専用窓口「#9110」に電話をすると良いでしょう。
身に危険が迫っている時は迷わず、「110番」してください。
被害届を出すことを考えている場合は、相談後に警察署の生活安全課に行くと良いでしょう。
弁護士へ相談
弁護士に相談することも可能です。
ストーカーの相手が判明し証拠がある場合、弁護士を経由してストーカーに内容証明を送付したり、民事訴訟を起こすなどの法的措置を取ることが可能です。
一人で行うストーカー対策
次に一人で行うストーカーの対策方法について解説します。
一人での外出を控える
一人での外出を控えたほうが良い理由としては、相手が突然襲ってくる可能性があるためです。
特に暗い夜道は出歩かないように気を付けましょう。
行動パターンを変える
行きつけのお店や出勤時間、通勤電車の時間帯を変えることでストーカーとの遭遇をさけ、できるかぎり遭遇しないようにする。
個人情報を特定されないように
SNSで個人情報を載せている場合がありますが、相手に探られてしまう可能性が高いです。
アカウントに鍵を付けたり、特定できそうな情報に関しては削除しておくことを推奨します。
防犯グッズを持参する
万が一の事を考えて、防犯ブザーなどを持ち歩くようにすることも大切です。
一人でできる対策はすぐにでも実行可能ですので、早急に対策をすることをお勧めします。
探偵に依頼した方が良いケース
探偵に依頼した方が良いケースとは、どんな時なのか?
それは相手を特定できていない時と証拠がない時です。
相手が特定できていない状況であれば、警察から接触禁止命令や警告を出すことも難しく、弁護士に頼んで訴訟を起こすこともできない状況です。
また、ストーカー被害を受けていると立証できるような証拠がない場合には、警察に相談に行っても積極的な捜査ができないのが現状です。
探偵が行うストーカー対策調査
ここでは、探偵が行うストーカー対策調査とはどういったものなのか?
ほとんどの方が探偵に依頼した経験がないと思われますので、詳しくご説明させていただきます。
探偵に依頼することで判明できる情報
- 犯人を尾行し、身元を特定
- ストーカー被害の証拠取集と保全
- ストーカー行為の監視とその証拠収集
- 盗聴器、盗撮器が仕掛けられていないか確認
- 防犯対策や法的措置のアドバイスサポート
- 警察に被害届を出すサポート
探偵事務所に依頼をすることで、裁判に使えるような確実な証拠を取得することが可能になります。
探偵は極秘で調査を行い、秘密を厳守するため、相談内容が第三者に漏れる心配もありませんので、ご安心ください。
探偵ができないストーカー対策調査
探偵に依頼をしても全ての事ができるわけではありませんので、ご注意ください。
接近禁止命令を出したり、相手を捕まえたりすることはできません。
また、ストーカー側からの調査もお受けできません。
ストーカー対策調査の費用について
探偵に依頼したときのストーカー対策調査の料金相場としては約5万円~50万円の相場と言われています。
なぜ、料金に開きがあるのかというと被害状況や被害の頻度、相手が特定できているかいないかによって証拠収集の方法なども変わってくるからと言えます。
不定期でストーカー現れるような状況だと費用も高くなってしまうことが予想されます。
探偵にストーカー対策調査を依頼しようと検討している方へ
依頼をする前に
- 被害の状況と頻度
- 被害が起きている日時や時間
- 何処で被害に遭っているのか
- 相手が特定できているのか
置かれている状況をできる限り把握をし、相談の際にしっかり伝えるようにすることが大切です。