身内の借金を調べる方法ってあるの?相談先や借金がある際の対処法も紹介

身内の借金を調べる方法ってあるの?相談先や借金がある際の対処法も紹介

2024.05.25 / # 企業調査・個人信用調査

『父親が多額の借金を抱えているかもしれない。』 『親友が借金のことで悩んでいる。』 など、あなたの身近で借金について悩みを抱えている方はいらっしゃるでしょうか? 身内の人物が借金のことで苦しい思いをしている姿を見ると、あなた自身もきっと『どうにかしてあげたい。助けてあげたい。』と思うかもしれません。 そして、身内の借金の状況がそもそもどれくらいあるのか、調べようと試みるでしょう。 しかし、身内の借金の状況は、プライバシーに関わることです。 第三者が簡単に調べることはできるのでしょうか? 今回は、家族や友人など、身内の借金を調べる方法や借金を抱えている疑いがある際の相談先について解説をしていきます。 また、借金があった際の今後の対処法についても紹介していきますので、もしもあなたの家族や友人に借金があることが発覚した際は、これから紹介することを参考にしてみてくださいね。

身内の借金を調べる方法ってあるの?

通帳を見て困る男性
家族や友人が借金を抱えているかもしれないと感じた際、第三者であるあなたの方で借金の状況を調べることはできるのでしょうか?

他人に自分の借金を勝手に調べられてしまうのは、プライバシーを侵害していると思われ、嫌がられたり迷惑に思われたりされることが多いです。

そのため、なかなか簡単に調べることはできないと思われがちでしょう。

結論から申し上げますと、身内の借金の状況を調べることは、基本的には不可能です。

では、どうして不可能なのかその理由について解説をしていきます。

生存している家族や友人の借金を調べるのは不可能

家族や友人など、親しい人物の借金の状況を知って、少しでも相手の手助けをしたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。

しかし、生存している家族や友人の借金の状況を第三者が調べることは、基本的にはできません。

自分の借金の状況を調べる際は、借入先に問い合わせることで確認することができます。

また、自分でもどれくらいの金額の借金をしているか把握しきれていない場合は、弁護士に相談をすることで、調査を進めてくれるでしょう。

第三者の借金の状況を調べる際も、こういった方法を使うことにより調べることができるのではないかと思われがちですが、いくら親しい間柄であっても調べることはできません。

前述しましたが、借金はプライバシーに関わる情報です。

そのため、身内や親しい人物であっても、簡単に情報を得ることができないのです。

故人の借金を調べることは可能

前述しました通り、生存している家族や友人の借金を調べることは、基本的にはできないことです。

しかし、自分の親や配偶者、兄弟などが亡くなっている場合は、借金を調べることが可能なのです。

実は、亡くなった人の相続人であれば、借金の状況などといった情報を開示請求することができます。

開示請求するには、戸籍謄本などといった、相続を確認するための資料の提示が求められます。

個人の借金の状況を調べる際は、事前に資料を集めて、信用情報機関を尋ねるようにしましょう。

ただし、信用情報で確認できないような個人間での借入等は調べることができません。

もしも個人間での借入等を確認したいのであれば、故人が管理していた書類などを確認するようにしましょう。

身内に借金があるかも…相談先の機関はあるのか?

考え事をする徐栄
家族や友人など、身内の借金の状況を確認することは、基本的には不可能なことではありますが、中には借金について相談をしたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。

例えば、『借金額までは知らなくてもいいけど、借金しているかどうかだけでも知りたい。』

とか、『もしも身内に借金があった際は、どのように返済すべきか。』

など、借金にまつわる悩みはさまざまあります。

また、『身内の借金の返済が突然自分に降りかかってきた。』

という事態に遭遇してしまうこともあり得ます。

これらの悩みを解決したり、事態を避けるためには、一度プロのアドバイスが欲しいと考えている方も少なくはありません。

では、身内に借金があるかもしれないと思った際、どの機関に相談をすればいいのでしょうか?

『生存している家族や友人の借金について相談したい場合』

『故人の借金について相談したい場合』

の2パターンの主な相談先を解説していきます。

生存している家族や友人の借金について相談したい場合

生存している家族や友人の借金は、基本的には第三者が勝手に調べることはできません。

しかし、探偵に相談をすることで、借金にまつわるアドバイスを得ることができるでしょう。

また、特定の人物の金銭面を調べることができる、『個人信用調査』を取り扱っている探偵に調査を依頼することにより、身内の借金の有無を知ることも可能です。

ただし、何度も申し上げている通り、借金はプライバシーの関わる情報です。

そのため、探偵などの業者で、借金の有無を調べることができても、細かい借金の金額を知ることはできないのです。

『身内の借金額まで調べる。』

と謳っている業者も中にはいるかもしれませんが、そういった業者は違反行為をしている業者ですので、問い合わせしないようにしましょう。

故人の借金について相談したい場合

亡くなった親や配偶者、兄弟など、故人の借金について相談したい場合は、弁護士に相談することがベストです。

実は、故人の借金は、残された相続人が返済する必要はありません。

相続放棄をすることにより、借金を返済する義務を負う必要がなくなるのです。

相続放棄とは、『相続人が、被相続人の権利義務の承継を拒否する意思表示のこと』を言います。
(出典:相続放棄とは何ですか。|法テラス

相続放棄の手続きをするためには、家庭裁判所に申し出る必要があるのですが、これから初めて相続放棄に向けて動く方にとっては、一人で進めることに不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。

相続にまつわる手続きは、弁護士に依頼することで、安心して進めることができます。

また、相続放棄は原則、相続開始を知ってから3ヶ月以内に手続きを進めなくてはなりませんが、弁護士経由で依頼すると、期間が過ぎてからでも認められる可能性があります。

相続放棄のことはもちろん、それ以外の故人の借金のことを弁護士に相談することにより、最善の対応策を得ることができるでしょう。

身内に借金が見つかった際にやるべき対処法

人差し指を立てる男性
探偵や弁護士などに相談をして、もしも家族や友人などの身内に借金が見つかった際、次にあなたはどのような行動をすれば良いのでしょうか?

身内に借金が見つかったら、次のことを行い、対処していきましょう。

  • 借金の状況を確認する
  • 返済のプランを考える
  • 時効の援用ができるか確認する
  • 返済が難しい場合は、債務整理など別の手段を検討する

これらのことを身内と一緒に行うことにより、今後の動き方を理解することができます。

借金の状況を確認する

身内の借金の状況は、第三者が勝手に確認することはできません。

もしも、身内が借金を抱えていることが発覚して、少しでも心配をしているのであれば、まず正直に借金のことを尋ねて、借金の状況を確認するよう促してみてください。

借金の状況を確認することにより、身内がいつどこの借入先からいくら借金をしているのか明確に把握することができます。

また、カードローン等のキャッシングだけではなく、クレジットカードのリボ払いも借金として含めるようにしましょう。

これから返済するプランをたてるためにも、まずは状況確認することが大切なのです。

返済のプランを考える

借金の状況を確認することができたら、次は返済のプランを考えるようにしましょう。

プランを考える際は、身内の毎月の収入と支出額を把握しておくことが大切です。

その後、借金返済に回すことができる金額を計算するようにしましょう。

借金返済に回すことができる金額は、以下のようにして求めることができます。

毎月の収入額の合計 − 毎月の支出額 = 借金返済に回すことができる金額

金額を把握することができたら、返済に向けて準備をしていきましょう。

また、借金返済に回すことができる金額が借金額より少なかったり、マイナスとなっている場合は、毎月の収入額や支出額を見直す必要があります。

日々の生活費を見直して支出額を減らしてみたり、副業をして収入を増やすなど、借金返済に回さす金額を増やすようにしましょう。

時効の援用ができるか確認する

借入先からお金を借りて、一定期間が経過していれば、借金を返済する義務をなくすことができる場合があります。(消滅時効)

義務をなくす場合には、借入先に『時効の期間が過ぎているので、借金を返済しません。』と伝える、時効の援用を行う必要があります。

時効の援用を行うためには、『時効援用通知書』という書類を作成し、それを借入先に内容証明郵便にて送らなければなりません。

これが認められることにより、借金の返済義務を負わなくなります。

ただし、時効の援用が認められない場合も十分にあります。

その場合は、借金を返済していかなくてはならないので、上記で紹介したように返済のプランを考えるようにしましょう。

返済が難しい場合は、債務整理など別の手段を検討する

どうしても借金を返済することが難しい場合は、債務整理などの別の手段を検討しましょう。

債務整理は、借金の返済が難しいということを裁判所に認めてもらい、借金返済額を減額したり免除してもらうための手続きです。

債務整理は、借金している本人でなければ手続きをすることができません。

そのため、身内であるあなたが代わりに手続きをするということはできないので、もし身内が借金返済で困っている場合は、債権整理という手段があるということを伝えましょう。

また、あまりおすすめはしませんが、自己破産することにより、全ての借金を免除してもらうという手段もあります。

自己破産をすると、借金をなくすことはできますが、その代わりに家や車などを回収されてしまいます。

今後の生活に支障が出てしまうリスクがあるので、無職になってしまったなど何らかの事情で返済することができなくなってしまった場合の手段として検討するようにしましょう。

身内の借金の有無を調べたいなら、探偵に相談しよう!

亡くなった親や配偶者、兄弟などといった故人の借金を調べることは可能ですが、生存している家族や友人などの身内の借金を調べることは、基本的にはできません。

しかし、『もしかすると借金を抱えているかもしれない。』と家族や友人に対して、不安を抱くこともあるはずです。

そういった時は、探偵に相談をすることにより、借金にまつわるアドバイスを受けることができるでしょう。

また、借金の細かい金額を知ることはできませんが、探偵であれば、身内であっても借金の有無を確認することは可能です。

『父親が借金しているかだけでも確認したい。』

などといった場合は、個人信用調査を取り扱っている探偵に調査を依頼することをおすすめします。

そして、もしも身内に借金があることが発覚したら、身内に借金の状況を確認したり、返済プランを考えることを提案するようにしましょう。

できるだけ早めに行動することにより、身内の負担を減らすことが可能ですので、少しでも『身内が借金しているかもしれない。』と感じたら、まずは一度探偵に相談してみてくださいね。
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