モンスター社員とはどんな社員なのか?
会社に迷惑をかけて、環境を悪くする原因となっているモンスター社員とは、一体どんな社員のことをいうのでしょうか?
モンスター社員は、簡単にいうと、会社内や仕事中の態度が常識外れな社員のことです。
例えば、理由が不明瞭にも関わらず頻繁に欠勤をしたり、業務中に仕事をせず、サボってばかりいる人がモンスター社員に該当します。
他にも、部下の立場にも関わらず上司にハラスメント行為をしたり、異性に対してセクハラ行為をする人や、自分勝手な行動しかしない人なども該当します。
最悪な場合、モンスター社員自身が少しでも会社に対して不満を感じた場合、訴訟を起こしてしまうこともあります。
このように、モンスター社員にはさまざまな種類がいるのです。
そして、モンスター社員がいることにより、会社の環境を悪化させ、他の人が働きにくくなってしまうのです。
なぜモンスター社員が出現してしまうのか?
では一体どうして、モンスター社員が現れてしまうのでしょうか。
その理由には、まず、面接で会社側がモンスター社員ということを見抜けなく、受け入れてしまったことが考えられます。
見抜けなかった会社に落ち度はありますが、正直たった数回での面接で人の本質を見抜くことは難しいものです。
この面接により、モンスター社員があなたの会社に出現することになります。
また、面接では普通だったとしても、いざ入社をしてから、周りとのコミュニケーション不足によってモンスター社員になってしまったというケースもあります。
うまくコミュニケーションが取れず、結果的に自分勝手な行動しかできない人物になってしまうのです。
そのほかにも、もともと会社にいたモンスター社員が育成などを通して新たにモンスター社員を生み出してしまうというケースもあります。
このケースに関しては、モンスター社員が増えてしまうことになるので非常に厄介ですが、育成する担当を変えることにより、防止できるので、会社側も教育担当の変更を見直すことも重要です。
あなたの会社でも思い当たる節はありましたか?
これらのほかにもさまざまな原因によってモンスター社員が出現してしまうことがあります。
モンスター社員が出現してしまったら、以上のような原因を追求してから、どう対処をすればいいか対策を練っていきましょう。
モンスター社員のタイプや特徴は?
会社内や仕事中の態度が常識外れな人のことをモンスター社員といいますが、どんな特徴を持っていることにより、常識外れと感じてしまうのでしょうか。
実は、モンスター社員にはさまざまな特徴があります。
そして、いずれも常識外れで、会社の環境を悪化させます。
では、どんな特徴を持っている人がモンスター社員に該当するのでしょうか?
大まかに5つのタイプに分かれているので、それぞれの特徴を紹介していきます。
1.ハラスメントタイプ
女性へのセクハラやマタハラ、部下へのパワハラをしてくる人がこの手のタイプのモンスター社員に当てはまります。
これらのハラスメントの他にも、上司へハラスメント行為をする、逆パワハラも問題視されています。
そして、モンスター社員からの逆パワハラによって、上司が会社を辞めざるを得ないという事態も発生しています。
2.怠惰タイプ
理由もなく会社を休んだり、就業時間中仕事をサボっているタイプのモンスター社員です。
モンスター社員が仕事をしていないことにより、周りの社員が仕事が回らなくなったり、モンスター社員の分まで仕事をすることになり、被害をこうむる形になります。
また、会社側はクビにしない限りモンスター社員が仕事をしなくても給与を出さなくてはなりません。
働いていない人にもお金を支払うということになるので、会社としても大きな損失となってしまいます。
3.自信過剰タイプ
とにかく自己中心的なモンスター社員に当てはまります。
周りの意見を一切聞かず、自分の意見だけを通そうとするのがこの手のタイプの特徴となっています。
そのため、自信過剰タイプのモンスター社員と話し合いをしても、結果が出なかったり、仕事が進まなかったりするリスクがあります。
4.被害妄想タイプ
他の社員に少しでも注意や指摘をされただけで、大袈裟な反応をして周りを困らせるのがこのタイプのモンスター社員です。
最悪な場合、会社に対して訴訟してくることもあります。
また、この手のタイプのモンスター社員は、ネガティブな発言が多いことが特徴です。
5.反抗タイプ
どんなことを言われても反抗しかしないタイプのモンスター社員です。
そのため、どんなに仕事のミスをしていても、周りの言うことを聞かず、ミスを繰り返します。
ミスを繰り返すことにより、仕事が停滞し、結果的に周りの社員にも影響が発生します。
モンスター社員を放置してしまうとどうなる?
モンスター社員にはさまざまなタイプがあり、それぞれ特徴がありました。
いずれも、周りの社員に迷惑をかけ、仕事が進まなくなるリスクがあります。
そんな迷惑をかけるモンスター社員たちを放置してしまうとどうなるのでしょうか?
組織の中で、一人でも輪を乱す人がいれば、組織自体が崩れてしまいます。
崩れてしまうことにより、会社全体の空気が悪くなってしまうのです。
そして、会社の空気を悪くしたモンスター社員が原因で、他の社員が会社に居づらくなり、ほかの会社員が辞めてしまうということが発生してしまいます。
中には、会社で表彰されるレベルの優秀な人材を失ってしまうリスクも十分にあります。
このように、モンスター社員以外の社員が辞めてしまうことにより、環境が悪い会社になってしまうという最悪な末路を歩んでしまうことになるのです。
他の社員が辞めてしまうリスクが高まる他、特に自信過剰タイプや被害妄想タイプのモンスター社員にみられる傾向として、少しでも会社に対して気に食わないことが発生すると、訴訟をしてくることもあります。
会社が訴訟されると、会社内でのイメージはもちろん、外からその会社を見たイメージも悪くなってしまいます。
そうなると、取引先を失ったり、就職をしたいと思う人が減ってしまうことになります。
モンスター社員とできる限り関わりたくないのは、誰もが思っていることですが、放置してしまうと会社の環境が悪くなったり、会社全体のイメージダウンに繋がってしまうのです。
そうなるのを防止するには、会社側も何らかの対策をすることが必要です。
モンスター社員を辞めさせる方法はあるのか?
周りの他の社員はもちろん、管理者や代表者もモンスター社員のことを会社から排除させたいと思っています。
しかし、モンスター社員を辞めさせようとするのは、大変だったり、面倒臭い目に遭いそうだと思って、会社側は放置しがちなのです。
そして、放置をすると、会社の環境やイメージが悪くなり、結果的に会社側が最悪な末路を歩んでしまうということのなってしまいます。
そのような末路を歩まないようにするためにも、できるだけなるべく円満にモンスター社員を会社を辞めるように促したくありませんか?
お互いが納得できるような形で、適切な対処をすることにより、モンスター社員があなたの会社から離れてくれます。
では、どういった方法でモンスター社員と接していけば、円満に辞めさせることはできるのでしょうか。
まず、大前提として、モンスター社員の行動や言動を記録して、証拠を集めることが重要です。
証拠がなく、辞めさせようとすると、モンスター社員が隠蔽をしたり、訴訟を起こす可能性があります。
訴訟を起こしてしまったら、さらに厄介な目に遭ってしまうので、くれぐれも証拠を集めず、モンスター社員を説得するようにするのはやめましょう。
説得するのであれば、証拠を集めてから本人へ直接注意をしてみてください。
それでももし、モンスター社員の行動が変わらなかったら、始末書や誓約書を書かせるなどの対処をし、その後人事異動や降格などを検討しましょう。
どんなことをしてもモンスター社員の行動が変わらないようであれば、最終手段として解雇を推奨します。
円満に辞めさせるためには、いきなり解雇させようとするのではなく、ある程度順番を踏んでさりげなくモンスター社員を辞めさせる方向へ促していくことが重要です。
そして、ただ促すだけではなく、モンスター社員が日々どんなことをして周りにどういう迷惑をかけているのか記録をしてから、説得をしていきましょう。
確実にモンスター社員を辞めさせたい!
モンスター社員を辞めさせるためには、日々の行動などを記録した証拠を集めることが重要です。
そして、証拠を集めた上で、モンスター社員を辞めさせるよう促していくことが、一番円満に辞めさせる近道となります。
しかしながら、証拠を集めていくことは難しいものです。
どうやって行動を記録した方がいいのか、下手に記録をするとモンスター社員にバレて訴えられたりしてしまうのではないかと不安に思ってしまいますよね。
「モンスター社員を確実に辞めさせたい!」「会社が不利にならないような方法でモンスター社員を辞めさせたい。」などと考えている方は、弁護士や専門家へ相談をすることもおすすめです。
弁護士などの専門家であれば、モンスター社員を円満にかつ確実に辞めさせる方法についてアドバイスをすることができます。
また、探偵調査を依頼することで、業務時間中はもちろん、欠勤中のモンスター社員の行動も調査をして、証拠集めを行うことも可能です。
探偵事務所は、無料で相談をすることができるので、まずはあなたがモンスター社員に対して悩んでいることをお聞かせください。
そして、誰もが安心して働ける、良い環境の会社を取り戻していきましょう。