泣き寝入りした人の多くが後悔している
パートナーの浮気は、自身の心に大きな傷を残します。
心の傷が完全に癒えることは難しく、何年にも渡ってフラッシュバックを繰り返している人は少なくありません。
なかでも浮気の証拠がなく泣き寝入りをした人は、フラッシュバックに加え「せめて慰謝料を請求するべきだった」と後悔している人が大変多いようです。
浮気されたことによるフラッシュバック、そしてアクションを起こさなかった後悔は何年も、人によっては数10年も続きます。
少しでも気持ちを楽にするためにも、慰謝料を請求するのは当然の権利だといえるでしょう。
浮気に対するペナルティが不十分だと、浮気した側は「これくらいで済むのか」と軽く捉えてしまい浮気を繰り返す傾向が強いようです。
「離婚しない」「再構築したい」と考えている人こそ、再発防止を兼ねて然るべき対応を取ることをおすすめします。
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もしかしたら持ってるかも?慰謝料請求ができる浮気の証拠
肉体関係があったことを示すものが基本
浮気の証拠とは「パートナーと浮気相手のあいだに複数回、もしくは長期にわたって肉体関係があったことを示すもの」が基本です。
- 肉体関係があったことが予測されるLINEやメール
- 2人がホテルに出入りしている写真や動画
- 性交渉中の動画や写真、音声データ
また、直接ではないものの「肉体関係があったことが推測されるものが複数個」あれば証拠として認められるケースもあります。
- 「愛している」「今日は楽しかったね」「次はいつ会える?」などのやり取りをしているLINEやメール
- ホテルや旅館の領収書
- テーマパークや飲食店などのクレジットカード利用履歴
- 2人が密着して写っている写真
- パートナーの言動を記録している浮気された側の日記・記録
証拠がない、または証拠が薄いとパートナーが浮気を認めなかったり、誤魔化されたりする恐れがあります。
いざ裁判となったときにも、浮気された側の訴えが認められない可能性があるため注意が必要です。
「浮気している可能性が高い」だけでは不十分
「パートナーの帰りが以前よりも遅くなった」
「急にオシャレになった」
「お風呂やトイレにまでスマホを持っていくようになった」
といったように、"浮気しているかもしれない”程度の推測だけでは慰謝料を請求することはできません。
疑惑を確信に変えるためにも、また慰謝料を請求できる段階に進めるためにも、肉体関係があったことを示す確実な証拠、もしくは肉体関係があったことが推測される複数の証拠を入手する必要があります。
泣き寝入りしないで!浮気の証拠がないときの対処方法は3つ
パートナーが浮気していることが確実であり、かつ浮気の証拠がないときにできる対処方法は、おもに次の3つになります。
- 自分で証拠を探し続ける
- パートナーに自白させる
- 探偵事務所に依頼する
それぞれの対処方法について詳しく見ていきましょう。
対処方法1. 自分で証拠を探し続ける
パートナーの浮気が疑わしいとき、ほとんどの人は自分で浮気調査をおこなうことから始めます。
- 尾行する
- 財布やカバンの中を調べる
- スマホをチェックする
- カバンにGPSを隠す
- 車内を調べる(ゴミ箱・助手席の様子・走行距離・カーナビの履歴)
- 車内に小型カメラや盗聴器を取り付ける
- 浮気相手と思わしき人物のSNS(Instagram、TikTok)をチェックする
自分でおこなう浮気調査のメリットは、費用がほとんどかからないことです。
逆にデメリットは
「時間がかかる」
「自分の時間が削られる」
「バレる可能性が高い」
「違法行為を犯す可能性がある」
などさまざまなものがあります。
特に違法行為については、厳重な注意が必要です。
無断でスマホを調べることは不正アクセス禁止法に違反しますし、行き過ぎた尾行調査はストーカー規制法に引っかかります。
証拠を求めるあまり、犯罪行為を犯さないよう注意が必要です。
犯罪行為に抵触すると、反対に訴えられてしまうこともあるため気を付けましょう。
証拠があってもパートナーが認めないときは
自分なりにパートナーの浮気の証拠が掴めても、内容次第ではパートナーが認めないこともあります。
もしも自分が掴んだ証拠が有効なものか判断できない場合は、弁護士に相談してみるのもひとつの方法です。
費用が心配な場合は地域の無料相談会を利用したり、初回無料の弁護士を探してみましょう。
弁護士に相談したということがひとつのアドバンテージになります。
また、有意義なアドバイスをもらえることもあるでしょう。
証拠がないと泣き寝入りせず、まずは相談だけでもしてみることをおすすめします。
対処方法2. パートナーに自白させる
あまりおすすめはできませんが、浮気に気付いていることをほのめかし、パートナーに自白させるという方法もあります。
「あなたが浮気していること、気付いてるよ」
「浮気相手との再婚は考えているの?」
「浮気を疑っている。潔白を証明したいならスマホを見せて。」
自白も立派な浮気の証拠です。
パートナーに自白させるときは、録音の準備をしておいたほうがよいでしょう。
ただし「浮気なんてしていない」「証拠は?」などと強気でこられると、こちら側が圧倒的に不利になります。
また、場合によっては「自白=脅迫」と捉えられ訴えられてしまうこともあるため注意が必要です。
相手の警戒心が強くなり、ますます浮気の証拠が掴みにくくなる可能性が高くなることも留意しておきましょう。
対処方法3. 探偵事務所に依頼する
あらゆる手を尽くしても浮気の証拠が掴めない場合は、探偵事務所に浮気調査を依頼することをおすすめします。
探偵に依頼するメリットは、次の通りです。
- パートナーが言い逃れできないような証拠が掴める可能性がある
- バレずに調査を進められる
- 短期間で証拠が入手できる可能性が高い
- 浮気相手の情報も手に入る
- 弁護士や司法書士、カウンセラーの紹介などアフターサポートがあるので、慰謝料の請求や離婚・再構築などの希望に向けてスムーズに進められる
逆に探偵に依頼するデメリットは、お金がかかることです。
ではどのくらいの費用がかかるのか、次章で詳しく解説していきます。
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探偵事務所の浮気調査はいくらかかる?費用を安くする方法も解説
浮気調査の相場は20~100万円
探偵がおこなう浮気調査の費用相場は20~100万円と大きく幅があります。
状況や難易度、探偵事務所の選び方次第で高くも安くなるため、できるだけ費用を抑えたいときは自分にあう料金プランを知ることが重要です。
探偵事務所の料金プランの種類
ほとんどの探偵事務所では、「時間料金型」「パック料金型」「成功報酬型」のいずれかの料金プランを導入しています。
それぞれの料金プランの特徴を見ていきましょう。
「時間料金型」の特徴
【1時間当たりの単価×調査にかかった時間×調査員の人数】で費用を算出するプランです。
1時間当たりの単価は8000~12000円に設定されていることが多く、調査員の数は2~3人がスタンダードです。
ほとんどの場合、諸経費(交通費や出張費など)は別途加算されます。
短時間・短期間の調査だと安く抑えられるので、「5時間だけ尾行して欲しい」「3時間×2日間だけ張り込んで欲しい」といった調査におすすめです。
「パック料金型」の特徴
「10時間の調査で20万円」「50時間で70万円」など、時間と費用があらかじめセットになっているプランです。
探偵事務所によって諸経費込・別が異なります。
さきほど紹介した「時間料金型」よりも1時間当たりの単価は安い傾向にあるため、長時間の浮気調査を依頼したい人におすすめです。
ただし、調査を延長したいときに追加料金が発生すること、また短時間で証拠が手に入っても返金されないことには注意しておきましょう。
「成功報酬型」の特徴
証拠が手に入ったときのみ費用が発生するプランです。
ほとんどの場合は着手金(10〜20万円)が発生しますが、なかには着手金無料の「完全成功報酬型プラン」を採用しているところもあります。
証拠が掴めなかったときには費用が発生しないため、浮気していない可能性がある場合にはおすすめです。
とはいえ、成功報酬額が高額に設定されていたり、弱い証拠が掴めたときにも報酬が発生する可能性があります。
なかには「浮気していないことが確定した=調査成功」という探偵事務所もありますので、何をもって成功となるのか事前に確認しておくことが重要です。
浮気調査の費用を安くする方法
浮気調査の費用を安くしたい場合には、次のような方法があります。
- パートナーの情報をたくさん提供し調査の難易度を下げる
- パートナーの行動パターンから浮気をする可能性が高い曜日・時間を絞り込み、短時間・短期間け依頼する
- 自分で調べられないことだけを依頼する
- 複数の探偵事務所に見積もりを依頼し、安いところを選ぶ
- 1日数千円~1万円など、初回限定プランやお試しプランがある探偵事務所に依頼する 後払いに対応している探偵事務所を選ぶ
探偵事務所によっては、予算内で調査計画を立ててくれるところもあります。
「見積りを依頼したら意外と安くて驚いた」という声も珍しくありません。
「お金が無い」「経済的に不安」「探偵に依頼する余裕がない」と泣き寝入りしている人も、まずは探偵事務所の無料相談を利用してみましょう。
まとめ
パートナーの浮気による心の傷、そして「泣き寝入りしてしまった」という後悔の念は、時間が経過しても完全に消えることはありません。
少しでも心の傷を軽くするためにも、慰謝料を請求するのは当然の権利です。
「慰謝料を請求したいが証拠がない」と悩んでいるのであれば、探偵事務所に気軽に相談してみましょう。
現段階では証拠が掴めていないこと、また泣き寝入りしていることを相談することが、きっと新しい人生に繋がる突破口となります。
多くの探偵事務所では、無料相談・無料見積りをおこなっています。
対面相談以外にも、電話・メール・オンライン相談など幅広い相談方法がありますので、上手に利用しながら少しずつ未来を切り開いていきましょう。