一般人・一般企業でもエゴサーチをする時代!効率的なやり方とは?
エゴサーチのやり方1. Google(グーグル)で調べる
Google(グーグル)でエゴサーチをするときは、検索ボックスに「名前+キーワード」を入力し検索します。
【名前の入力例】
- 実名(漢字・カタカナ・ローマ字)
- SNSのアカウント名(ハンドルネーム)
- 企業名・会社名・店舗名
- 商品名
- 運営サイト名
【キーワードの入力例】
- 住所(都道府県・市町村・区)
- 一般人の場合:好き・嫌い・面白い・かわいい・ヤバイ・ムカつく などの動詞、または形容詞など
- 会社や商品の場合:評価・評判・口コミ・感想・おすすめ・おしゃれ・実用的・使いやすい など
- そのほか自分や自社企業に関連するキーワード(ペット・料理・ファッション・旅行・花・食べ物・身体的特徴 など)
短時間で欲しい情報を入手するためにも、キーワードは複数個使用するのがおすすめです。
なお、Googleで検索をするときは下記のようなテクニックを使うとより効率的に探すことができます。
【Googleのエゴサーチで使えるテクニック】
- キーワードの前に半角マイナス(-)をつける…指定したキーワードが含まれる記事を省いて表示する
- キーワードをダブルクォーテーション(“”)で囲む…完全一致した記事のみを表示する
- キーワード1 and キーワード2(AND検索)…1と2の両方のキーワードが含まれた記事を表示する
- キーワード1 or キーワード2(OR検索)…1か2のいずれかの情報が掲載された記事を表示する
- キーワードの後に「before(yyyy/mm/dd)」をつける…指定した年(yyyy)月(mm)日(dd)より前に制作された記事のみを表示する
- キーワードの後に「after(yyyy/mm/dd)」をつける…指定した年月日より後に制作された記事のみを表示する
これらのテクニックは組み合わせて使うことも可能です。
複数のテクニックを組み合わせれば、より作業効率が上がり短時間で欲しい情報が集まりやすくなります。
エゴサーチのやり方2. X(旧・Twitter)で調べる
X(旧・Twitter)でのエゴサーチのやり方も、基本的にはGoogleと同じです。
検索ボックスに「名前+キーワード」を入力して検索し、複数個のキーワードを使うことでより情報を絞ることができます。
また高度な検索をしたいときは、下記のテクニック(検索コマンド)を試してみましょう。
- キーワードの前に半角マイナス(-)をつける…指定したキーワードが含まれるポストを除外して表示する
- キーワードをダブルクォーテーション(“”)で囲む…完全一致したポストのみを表示する
- キーワード1 or キーワード2…1か2のいずれかの情報が掲載されたポストを表示する
- 名前+キーワード+since:yyyy-mm-dd…指定した年月日以降に投稿されたポストだけが表示される
- 名前+キーワード+until:yyyy-mm-dd…指定した年月日より前に投稿されたポストだけが表示される
- 名前+キーワード+min_retweets:数…指定した数値以上リポストされたポストが表示される
- 名前+キーワード+min_faves:数…指定した数値以上「いいね」されたポストが表示される
また、Yahoo!が展開しているサイト(アプリ)「Yahoo!リアルタイム検索 for Twitter検索」でエゴサーチするのもおすすめです。
こちらはXでつぶやかれていることが新しい投稿から表示されるため、リアルタイムで新情報を入手することができます。
使い方はGoogleと同様で、検索ボックスに「名前+キーワード」を入力して検索するだけ。
X、または「Yahoo!リアルタイム検索 for Twitter検索」のどちらでエゴサーチするときも、投稿に寄せられたコメント(リプ欄)や引用ポストまでチェックすると幅広い意見を収集することができます。
X(旧・Twitter)もYahoo!リアルタイム検索 for Twitter検索も、アカウント主が非公開設定にしているポストは見ることができないためご注意ください。
エゴサーチのやり方3. Instagram(インスタグラム)で調べる
Instagram(インスタグラム)は写真がメインのアプリ。
いわゆる「インスタ映え」と呼ばれるおしゃれな写真がメインになるため、Xと比較するとポジティブな投稿文が多いのが特徴です。
Instagramでエゴサーチする方法は2種類ありますので、どちらも試してみることをおすすめします。
- 検索ボックスに「ハッシュタグ(#)+キーワード」を入力して検索する
- 検索ボックスに複数のキーワードを入力して検索する
ハッシュタグ検索はひとつのキーワードしか使えませんが、ピンポイントで検索できるのがメリット。
複数のキーワードで検索する方法は、より幅広い投稿が確認できるのがメリットになります。
どちらも試してみると、より多くの情報が入手できることでしょう。
エゴサーチのやり方4. 無料アプリ「IFTTT(イフト)」で調べる
「IFTTT(イフト)」とは、異なるWebサービスを連結できる無料のアプリ。
例えばXとIFTTTを連結させれば、Xに特定のワードが投稿された際にLINEに通知がくるように設定できます。
【IFTTTの使い方】
- IFTTTをインストールする
- アカウントを作成する(GoogleかFacebookのアカウントでも登録可能)
- 連結させたいWebサービスを選ぶ(XとLINE、InstagramとLINEなど)
- IFTTTのアプリ内でエゴサーチしたいワードやアカウントを設定する
- 指定したキーワードが投稿されたとき、または指定したアカウントがポストしたときにLINEに通知がくる
エゴサーチに時間をかけたくない人、また時間を有効利用したい人はIFTTTの活用を検討してみましょう。
エゴサーチをするとバレる?バレたくないときのポイント
エゴサーチをすることは悪いことではありませんが、エゴサーチをしていることがバレると「必死過ぎる」「周囲の目を気にしすぎ」など悪いレッテルを貼られることがあります。
エゴサーチをしていることを知られたくないときは、次のようなポイントに気を付けておきましょう。
- 「いいね」を押さない
- 自分に対し良い意見が書いてあっても拡散・リポストしない
- 悪口や否定的な意見に反応しない(コメントを残さない)
- 閲覧履歴や検索履歴は小まめに削除する
上記のようなアクションをしない限り、エゴサーチしていることが周囲にバレることはありません。
「絶対にバレたくない」という人は、念には念を入れてエゴサーチ専用のアカウントを作るのもおすすめです。
エゴサーチはやめたほうがいい?知っておくべきデメリット
エゴサーチのメリットは、客観的な意見を知ることで自分や自社企業の改善点が見つかること。
自身のアップデートや企業の可能性を広げたいときには大変有効な手段です。
一方で、無視できない大きなデメリットがあることも知っておかねばなりません。
本章では、知っておくべきエゴサーチのデメリットについて解説していきます。
悪口・誹謗中傷によるメンタルの低下
エゴサーチをすると、自分や自社企業の悪口や誹謗中傷の言葉が目に入るときがあります。
特に気にならない場合は問題ありませんが、気持ちがネガティブなときに悪口や誹謗中傷の言葉を見てしまうと、急激にメンタルが低下することがあるため注意が必要です。
落ち込みやすい人や精神疾患を患っている人はエゴサーチをやめるか、悪い意見が目につくこともあると認識したうえでエゴサーチをおこなうようにしましょう。
意見の偏りを招く
エゴサーチをして収集できるのは、インターネットやSNSに「投稿・書き込みをする人たち」だけの意見です。
「インターネットやSNSを利用しない人たち」や「利用はするものの投稿・書き込みをせず閲覧だけする人たち」の意見を知ることはできません。
よって、エゴサーチで得られた情報だけに対しアクションを起こしてしまうと、後者が置いてけぼりになる可能性があります。
エゴサーチで得られた結果はごく一部であり、すべての人の意見ではないと捉えておきましょう。
より多くの人の意見を本格的に調査したいときは、マーケティングに強い調査会社に依頼することをおすすめします。
周囲の目が過度に気になる
「人から良く思われたい」「SNSに良いことを書いてもらいたい」「アンチに負けたくない」などエゴサーチの結果ばかりを気にしてしまうと、周囲の目が過度に気になるようになります。
そうなると本来の自分、または自社企業や自社の商品の良いところまでもが発揮できなくなることがあるため注意が必要です。
ネットの声はごく一部であると認識し、自分らしさを見失わないように気を付けてください。
誹謗中傷・風評被害を見つけたら?相談窓口を紹介
エゴサーチをしていると、ときに許せない誹謗中傷や事実ではない情報が見つかるときがあります。
個人レベルで解決できれば問題ありませんが、慎重に対処したいときは専門家に依頼するのがおすすめです。
誹謗中傷・風評被害に対し個人でできること
まずは自分で対処したいと思ったときは、次の方法を試してみましょう。
- 誹謗中傷・風評被害が掲載されているページをスクリーンショットで保存する
- 該当の投稿のURLを記録する
- 運営元に通報し、記事や投稿の削除を依頼する
- 必要であれば運営元に情報開示請求をおこなう
(参考文献:政府広報オンライン「あなたは大丈夫?SNSでの誹謗中傷 加害者にならないための心がけと被害に遭ったときの対処法とは?」)
投稿主に直接連絡してしまうと、言い合いになったり、自体が悪化したり、被害が拡大したりする恐れがあります。
言い返したい気持ちになるかもしれませんが、必ず運営元を通すようにしましょう。
誹謗中傷・風評被害に対する相談窓口
投稿主に対しアクションを起こしたいときは、1人で対応せずに専門家に相談するのがおすすめです。
誹謗中傷・風評被害について相談できる窓口には次のようなところがあります。
- みんなの人権110番…人権問題について電話、または専用フォームから相談できる窓口です。最寄りの法務局(地方法務局)につながります。相談料は無料です。 参照:法務省「人権相談」
- 違法・有害情報相談センター…インターネット上のトラブルについて専用フォームから相談できる窓口です。総務省が委託している事業団体につながります。相談料は無料です。 参照:総務省「違法・有害情報相談センター」
- 誹謗中傷ホットライン…一般社団法人セーファーインターネット協会(SIA)が運営している相談窓口です。ホームページ内の専用フォームから相談できます。利用料は無料です。 参照:一般社団法人 セーファーインターネット協会(SIA)「誹謗中傷ホットライン」
- 弁護士事務所…慰謝料や損害賠償を請求したいときなど、おもに法的なサポートをおこなっています。
- 探偵事務所…投稿主を特定したいとき、誹謗中傷の証拠を収集したいとき、また投稿主の素性を知りたいときなど幅広い調査に対応しています。
相談料が無料の窓口は、たくさんの人たちが利用しているときは解決までに時間がかかることがあります。
弁護士事務所や探偵事務所の場合は迅速な対応が期待できますが、案件に応じた費用がかかるため注意が必要です。
多くの弁護士事務所・探偵事務所で無料見積もり相談を実施していますので、まずは無料の範囲内から利用してみることをおすすめします。
まとめ
エゴサーチのメリットは、自分や自社企業の現状を客観的に確認できることです。
改善すべき点が見つかったり、意外な情報が手に入ったりなど、上手に利用すれば将来の幅を広げることもできるでしょう。
対してデメリットには「悪口や誹謗中傷によるメンタルの低下」「偏った意見しか知ることができない」「周囲の目が気になり本来の自分らしさを失う」などがあります。
エゴサーチをすることは決して悪いことではありません。
しかし事前にメリットとデメリットを十分に理解したうえで実施することが大切です。
もしも誹謗中傷や風評被害が目についたときは、早い段階で専門家に相談しましょう。
専門家にアドバイスをもらったことで、スムーズに解決できた例もたくさんあります。
早い着手が早い解決に繋がりますので、1人だけで悩まずに、まずは各窓口の無料相談から利用してみましょう。