車に盗聴器を仕掛けるのは違法?設置場所と見つけ方について解説

車に盗聴器を仕掛けるのは違法?設置場所と見つけ方について解説

2025.11.12 / # 盗聴・盗撮発見調査

盗聴器と聞くと、ご自宅や職場など室内に仕掛けられるイメージがありますが、車内に仕掛けられているということも当然あります。 盗聴器を仕掛ける目的としては、ストーカー行為、企業秘密を知りたい、配偶者が浮気をしているのか調べたいなど、さまざまな理由があり、多くの場合、あなたと関わりのある人物が行っている可能性が高いと考えられます。 この記事では、車に盗聴器を仕掛けられた際の具体的な設置場所、自力で見つける方法の限界、そして万が一発見した場合の正しい対処方法について、詳しく解説いたします。

車の盗聴器を仕掛けることは違法?

車が駐車している様子
まず、車に盗聴器を仕掛けることに違法性があるのかという点ですが、自分の所有物である車に仕掛ける行為自体は、原則として違法ではありません。

よく仕掛ける目的として多いのが、配偶者の浮気を確かめるためですが、違法性がないことから、得られた情報を証拠として用いることが可能です。

ただし、音声だけの場合は証拠能力は弱いため、裁判で使うというより、真実を確かめる目的で使用する方が多いと考えたほうが良いでしょう。

しかし、次のケースでは法的な問題が発生します。

  • 自分の車ではない場合(他人の車に仕掛けた場合) 

他人の所有する車に無断で盗聴器やGPSを仕掛ける行為は、器物損壊罪や不法侵入罪などに問われる可能性があります。

  • GPSを無断で取り付ける場合

GPS(位置情報記録装置)を無断で取り付ける行為は、令和3年8月26日の法改正により、ストーカー規制法によって禁止されています。この場合、違法行為として警察が動く可能性が高まります。

【補足】音声データを証拠として用いるには?
前述のとおり、音声データのみの場合は、証拠能力が低いのが実情ですが、その音声が「誰の、いつの、どのような会話」であるかを証明できれば、裁判において証拠として認められる可能性があります。

しかし、音声だけでは客観性に欠ける場合があり、専門的な証拠として活用するためには、探偵事務所などによる他の証拠(写真、行動記録など)と組み合わせることが望ましいです。

車の盗聴器やGPSが仕掛けられやすい設置場所

車がすれ違う様子
車に盗聴器やGPSが仕掛けられている場合、どこに仕掛けられているのかと疑問に思う方がほとんどでしょう。

車に設置される場所は、主に車内と車外(主にGPS)に分けられます。

特にバッテリーから電源を取りやすい場所や、外部から目視されにくい場所が狙われやすい傾向があります。

【チェック】盗聴器がよく仕掛けられる場所

盗聴器やICレコーダーが仕掛けられやすいのは、車内の中でも特に人目につきにくく、会話がよく聞こえる場所です。

また、ICレコーダータイプは小型化が進んでおり、細かな隙間にも設置されます。

ご自身で確認される際は、次に挙げるような場所に不審物がないか、漏れがないようにチェックするようにしてください。

  • 座席の下
  • ダッシュボード周辺
  • 座席と座席の隙間
  • ドアポケットの中
  • サンバイザー付近
  • ゴミ箱の底
  • ヘッドレストと背もたれの隙間
  • シガーソケット
  • ルームランプの中
  • 車内の置物の中
  • トランクの中
  • フロアマットの下
  • トランクのスペアタイヤ収納部
  • シートベルト巻き取り部分

また、車内の会話だけではなく、通話の内容も盗聴されている可能性があるため、電話をする際も気を付けることが望ましいです。

車外に多い!GPSが設置されている可能性も

車の場合は盗聴器だけでなく、GPSが仕掛けられている可能性も視野に入れたほうが良いでしょう。

盗聴器は会話を記録することですが、GPSの場合は「何時にどこに出入りしているのか」など、あなたの行動パターンがすべて把握されてしまう恐れがあります。

また、GPSは、基本的に車外に取り付けられていることがほとんどで、マグネット付きの箱型の物を使用していることが多いです。
バッテリーで動くため、電源ケーブルは必要ありません。

【設置場所の例】

  • バンパーの裏側
  • 車体の底(金属部分)
  • タイヤハウスの奥
  • 給油口の蓋の裏側

GPSを探すためには、車の下から覗き込んだり、バンパーの隙間や車体の底を触って、不審な機械が張り付けられていないかチェックするようにしましょう。

関連記事:車にGPSがついてるか調べる方法!見つけた際の対処法や注意点も解説

車の盗聴器の種類と見つけ方のポイント

盗聴に使用されるレコーダー
車内に仕掛けられる盗聴器は、主に次の3種類あります。

それぞれの特徴を理解しておくことが、発見の第一歩となります。

盗聴器の主な種類と特徴

盗聴器を自分で探すことの限界と難しさ

盗聴器をご自身で探すことは不可能ではありません。

目視で確認することで見つけられる可能性がありますが、自力での調査には限界があります。

安全に盗聴器を探すのであれば、盗聴器発見の専門業者に依頼することが望ましいです。

専門業者への依頼を検討すべき主な理由としては、以下のような専門的な課題があるためです。

  • 盗聴器の種類が多い

ICレコーダー型(電波なし)、デジタル型(周波数変動あり)、アナログ型など、盗聴器の種類は多岐にわたり、それぞれに対応した専門の機材が必要です。

  • 周波数が異なる

機械によって発している周波数も異なり、周波数ごとに対応している機械も変えていく必要があります。市販の発見器では対応できない特殊な周波数を使用しているケースも存在します。

  • GPSの発見

電波を発しないGPSや、一時的にしか電波を出さないGPSを見つけるには、車両構造の知識や、プロによる徹底的な目視調査が必要となります。

「自分で探したけど見つけられない」「周囲に行動が把握されている」といった場合は、専門的な知識と機材を持つ探偵事務所に依頼することを強くおすすめします。

盗聴器を発見した際の正しい対処手順

家の中の様子
不審な機器を発見した際は、強い不安と動揺を感じるかもしれませんが、冷静な対処がその後の問題解決、特に犯人の特定や法的措置において非常に重要になります。

ここでは、盗聴器らしきものを発見した直後に、あなたがとるべき最も安全で効果的な3つのステップを解説いたします。

1. 静かに現場の記録を残す

盗聴器やGPSを発見しても、絶対に触れたり、場所を移動させたりせず、盗聴器が設置されている場所や状態、周囲の状況をスマートフォンなどで多角的に撮影しておきましょう。

これにより、後の警察や探偵による調査の際に、初期の状況を正確に伝えることができます。

また、犯人に気付かれないよう細心の注意を払い、不審な動きを見せて回収や停止を招かないように、普段通りを装うことが最も重要です。

2. 探偵事務所などの専門家に相談する

現場の記録が済んだら、次に取るべき行動は、探偵事務所などの専門機関へ相談することです。

警察は事件性が低いと動いてもらえないケースが多いため、まずは調査のプロへ相談することが最善です。

また、盗聴器は種類が多岐にわたり、市販の発見器では対応できないものも存在します。

専門知識と専用機材を持つ探偵事務所に相談することで、盗聴器の種類や設置状況を正確に判断し、証拠の保全、犯人の特定、確実な撤去を行うことが最も確実です。

当社「T.L探偵事務所」でも、盗聴器やGPSを発見する調査を行っております。

早期に問題解決をするためにも、お早めに無料相談窓口へご連絡ください。

3. 専門家の指示に従い撤去・調査を依頼する

専門家へ相談した後は、自己判断で盗聴器を撤去せず、必ずその後の対応について指示を仰いでください。

調査の方針は、ご依頼者様のご要望と状況に応じて決定されます。

犯人を特定したい場合は、盗聴器をあえて仕掛けられたままにして、犯人が回収に来るタイミングを狙う張り込み調査を行うことも可能です。

また、盗聴器の確実な撤去を優先される場合は、専門知識と機材をもって車内のすべての盗聴器やGPSを徹底的に発見・除去いたします。

身に迫る危険がある場合は、警察との連携も含めた総合的なサポートも依頼できますのでご安心ください。

【注意】盗聴器を発見した際に絶対にやってはいけないNG行動

バツマークを出している女性
車内に盗聴器や不審な機械らしきものを発見したとき、パニックになってしまうのは当然です。

しかし、誤った行動を取ってしまうと、犯人に気付かれてしまったり、証拠を失ってしまったりする可能性があります。

ここからは、盗聴器やGPSを発見した際に、絶対にやってはいけない行動についてご紹介します。

盗聴器に触れる、電源を切る、移動させる

発見した機器に触れてしまうと、指紋などの犯人に繋がる重要な証拠を消してしまう恐れがあります。

また、電源を切ったり移動させたりすると、犯人が回収に来なくなり、特定が難しくなる場合があります。

発見した状態のままにしておくことが重要です。

大声で騒ぐ、誰かにすぐに電話で相談する

盗聴器の設置目的は、会話を聞くことです。

大きな声を出したり、電話で発見したことを話したりすると、犯人に気付かれ、盗聴器を遠隔でオフにされたり、急いで回収に来られたりするリスクがあります。

静かに、いつも通りに振る舞うことが大切です。

警察や探偵に相談する前に取り外してしまう

発見した時点では、まだ犯罪(ストーカー規制法違反など)が成立していない可能性があるため、安易に取り外してしまうと、後の警察への相談や専門的な調査を難しくします。

証拠を確保し、その後の調査をスムーズに進めるためにも、必ず専門家や探偵事務所に相談してから、今後の対応を検討してください。

盗聴器トラブルは探偵への相談が最善!メリット・費用について

虫眼鏡を持った女性探偵
盗聴器が仕掛けられていると思ったときに、警察に相談しようと考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし、前述のとおり、警察は事件性が低いと動いてもらえない可能性が高いうえ、基本的に盗聴器の発見調査を引き受けてくれないことが多いです。

このような理由があるため、盗聴器を仕掛けられているかもしれないと感じた際は、探偵事務所への相談が最も有効となります。

ここからは、探偵に調査を依頼するメリットや費用についてご紹介いたします。

探偵に依頼するメリット

「盗聴器を取り除きたい」「絶対に犯人を特定したい」というときは、探偵事務所に相談するメリットが非常に大きいです。

探偵に調査を依頼する主なメリットは次のとおりです。

  • 徹底的に調査を進めてくれる
  • 証拠収集と犯人特定のサポートをしてくれる
  • 迅速に対応してくれる
  • 状況に応じた調査方法を提案してくれる
  • ストーカー対策調査など盗聴器以外の被害調査を行うこともできる

このように、探偵であれば、盗聴器の発見から犯人像を絞ったり、状況に応じた調査方法を実施したりなど、犯人特定へ向けたサポートが可能です。

また、盗聴器以外にも盗撮やストーカー被害など、複合的なトラブルの解決をサポートできます。

探偵による盗聴器発見調査の費用相場

盗聴器発見調査の費用は、車の種類や調査範囲、時間帯によって異なりますが、一般的には2万〜50万円程度が相場となります。

具体的な料金は事務所や調査内容によって大きく変動しますので、まずは無料相談を利用して、調査範囲や料金について詳しく確認することをおすすめします。

盗聴器発見調査相談窓口(24時間365日無料相談)

T.L探偵事務所では、これまで数多くの盗聴器発見調査を行った実績があります。

「誰かに尾行されている」「妻に行動を把握されている」「盗聴器を取り除きたい」といったお悩みはもちろん、「犯人が捕まらない」「警察の捜査も進んでいない」「絶対に犯人を特定したい」という強いご要望があるときも、一度探偵にご相談ください。

多くの探偵事務所で24時間無料相談・無料見積もりを実施しています。

T.L探偵事務所でも無料相談窓口は24時間365日、お電話とメール、LINEから受け付けています。

まずは、気軽な相談からはじめてみてはいかがでしょうか。

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