レーザー盗聴器の仕組みについて
レーザー盗聴器とは、レーザー光線を当てて遠距離から音声を取得する特殊な機械です。
音声を読み取る仕組みとしてはガラスにレーザーを当て反射して返ってきた、レーザー光線に含まれる音声信号を読み取って、盗聴する仕組みです。
例を挙げるとするならば、相手の喉にレーザーを当てて、喉の振動を読み取ったり、室内の電球に当てて微弱な振動から発生する信号を読み取って音声に変換する方法です。
盗聴可能距離としては、100メートルから最大1キロメートル先でも盗聴可能だと言われています。
実際には軍やスパイなどの特殊な情報収集機関で利用されていると言われており、個人の方ではまず入手することは難しいでしょう。
レーザー盗聴器の対策方法について
まず、レーザー盗聴器は普通に盗聴器と違い電波を発しないため、盗聴器発見器で調べることができません。
相手を特定するためには、簡単ではありませんが、盗聴現場や相手を特定する必要があるかと言えます。
レーザー盗聴器の対策方法
・窓や壁の防御
レーザーで盗聴する際は窓や壁を通じて行われるため、窓の場合は遮光カーテンを用いて光を通さないようにしたり、壁であれば、光を反射させる特殊な壁材を用いるといった方法が取れます。
・レーザー探知機
レーザー盗聴の存在を発見するためには検知する必要があります。
レーザー探知機を使うことで、レーザーの発信を検知し、調べることが可能になります。
・音のマスキング
レーザーで音声を盗聴するためには、音声解析をする必要があるため、音のマスキングを用いて妨害し解析を困難にすることも可能です。
上記のような方法を用いて対策を取るように心がけてください。
コンクリートマイクについて
コンクリートマイクも室内に入らずに、盗聴できる機械の一つと言えます。
コンクリートマイクとはコンクリートや壁に伝わる音を盗聴するための装置です。
盗聴の方法としては、壁に聴診器のようなものを当てて隣の部屋の会話や生活音を聞くことができます。
隣人が仮にコンクリートマイクを使っている場合は、いつでも盗聴行為ができると言えるでしょう。
コンクリートマイクでの盗聴は違法行為ですが、現状は特定することが難しいことの方が多いです。
コンクリートマイクによる盗聴対策として
- 防音壁の壁にする
- 電波の妨害装置を設置する
- 建物周辺のセキュリティを高める
上記の対策を取るようにすると、被害は防げる可能性があります。
レーザー盗聴・コンクリートマイクでの盗聴することは法律上、違法行為です。
発見した際は、逃げられる前に速やかに法的措置を取ることが大切となります。
盗聴している犯人を特定するためには
盗聴している犯人を特定するためには、盗聴器を押さえるのも大事ですが、相手の身元を押さえることも大事になってきます。
では、一人で解決が難しい場合はどうすればいいのか?
そんな時は探偵事務所による調査が役立ちます。
探偵事務所に依頼することできる調査
・発信源の特定
盗聴器、レーザー盗聴器、コンクリートマイクなどの機械を用いている場合、その発信源を押さえるためには専門的な知識やレーザー探知機や電波探知機や周波数分析機などの特殊な機材が必要に場合があります。
置かれている状況に応じた機械で測定をし相手を特定することが可能です。
・証拠取集、犯人の特定
盗聴の痕跡や周囲に怪しい人物がいれば尾行、張り込み調査を行うことで、相手の素性が知ることができる。
盗聴器を特定しても、相手の身元が分からずに犯罪性が低い場合、警察が積極的に動いてくれない場合がありますが、相手を特定できている、証拠が揃っているなどの状況の時は立証、起訴できる可能性は十分にあります。
警察や弁護士などの機関に手続きを取る前段階として、調査を行うのが探偵の仕事です。
被害が解決できないと悩まれている方へ
まずは、下記の専門家による無料相談でお話をお聞かせください。