車に傷をつけられた!証拠がないと警察の対応は難しい?犯人を特定する方法も解説

車に傷をつけられた!証拠がないと警察の対応は難しい?犯人を特定する方法も解説

2024.08.30 / # 嫌がらせ調査

知らないうちに付いていた愛車の傷。 「いつ?どこで?誰が?」「大切に乗っていたのに…」 などネガティブな感情でいっぱいになることだと思いますが、まずは傷の状態を確認し、その傷に見合った対応をすることが重要です。 本記事では、知らないうちに付いていた車の傷のよくある原因について、また警察や保険会社への連絡、犯人の特定方法などについて解説していきます。 証拠がないときの動き方についても紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

知らないうちに車に傷!よくある原因とは

車が並んでいる様子
身に覚えのない車の傷の原因には、次のようなことが考えられます。

  • 走行中についたもの…飛び石・木の枝・金網フェンスから飛び出た針金 など
  • 乗車時・降車時についたもの…バッグ・傘・服のチャック など
  • 誰かのイタズラによるもの…鍵・コイン・キーホルダー・石 など
  • 駐車中によるもの…当て逃げ・ドアパンチ・通行人のバッグや傘・子供のボール遊び・飛来物 など
  • 猫やカラスなど小動物によるもの

擦り傷や線状の傷、へこみなど、傷の種類によって原因が判断できることがあります。

ドライブレコーダーの記録をさかのぼって確認してみましょう。

判断ができないときは、ディーラーや整備場に相談するのもひとつの方法です。

特定・断定こそ難しいものの、おおよその憶測はしてもらえるでしょう。

警察に通報が必要なケース|証拠がない場合でも対応してもらえる?

事故がありパトカーが停まっている

当て逃げ・イタズラの可能性があるときは警察に通報を

当て逃げやイタズラなど「第三者が故意に傷をつけた可能性が高い」場合は警察に通報しましょう。

当て逃げは交通事故扱いになり、道路交通法では加害者・被害者にかかわらず警察への報告が義務付けられています。

イタズラも器物損壊罪の対象になるため、傷の大小にかかわらず必ず通報するようにしてください。

警察に通報すると現場確認や事情聴取がおこなわれ、被害届を出すか尋ねられます。

特別な事情がない限りは被害届を提出し、事故証明書を発行してもらいましょう。

交通事故証明書は、車両保険の請求、また加害者が特定された際に保険金請求をおこなうときに必要になります。

受け取ったあとは大切に保管しましょう。

証拠がない・犯人がわからない場合は警察は動かない?

証拠がない、または犯人が分からない場合でも、当て逃げ・イタズラの可能性がある場合は警察への通報が必要です。

あとになって加害者が特定された際には連絡をもらうことができますので

「これぐらいの傷でも通報したほうがいいのかな?」

「いつから傷があるのか分からない…」

など躊躇せず、必ず通報するようにしましょう。

通報後、何日経っても警察から連絡がない場合は捜査が難航している、または犯人特定のめどが立たず保留されていることが考えられます。

絶対に犯人を特定したいときは自分なりに探してみるのもおすすめです。

詳しくは記事後半「車に傷をつけた犯人を特定したい!警察への通報以外でできることは?」を参考にしてください。

車の傷の修理費用は誰が払う?車両保険を使うときの注意点

車が駐車している

車の傷は早めの修理を

車についた傷は、早めに修理するのがおすすめです。

放置すると塗装が剥げたり、サビたり、腐食したりなどボディに悪影響を及ぼすことがあります。

最悪の場合、部品交換となり修理費用が高額になる恐れもあるため注意しましょう。

車の傷の修理費用の相場

車の傷の修理費用は状態によって異なります。

小さな傷・浅い傷であれば2〜5万円程度で済むこともありますが、大きなへこみや深い傷、線上の長い傷などは10万円〜数10万円など高額です。

自分で治すという方法もありますが、見栄えが悪くなったり、あとから影響が出たり、売りに出すときに査定に響くことが考えられます。

よって、よほど自信がない限りは業者やプロに任せるのがおすすめです。

まずはいくらかかるのか、ディーラーや整備工場などに見積もりを依頼してみましょう。

当て逃げ・イタズラの場合の修理費用は誰が払う?

犯人が特定できた場合に限り、犯人が加入している保険会社に請求することが可能です。

ただし、いくつかの注意点があります。

  • 賠償請求・金額の交渉は自分でおこなう必要がある
  • 犯人が任意保険に加入していないことがある
  • 犯人が任意保険に加入していない場合、犯人と直接金額交渉・示談交渉しなければならない
  • 金額交渉・示談交渉を弁護士に依頼すると、ときに修理費用よりも弁護士費用が高くなるケースがある


加入している保険によっては弁護士特約が使えることもあります。

保険証の確認、または保険会社に直接問い合わせてみましょう。

犯人がわからない場合は自己負担、もしくは加入している車両保険を使うかのどちらかになります。

犯人が特定できたら修理費用を請求ができる可能性があるため、領収書等はきちんと保管しておきましょう。

車両保険を使うときの注意点

車の傷の修理費用に加入している保険を使うことを考える人も多いと思いますが、その場合には次のような点に注意が必要です。

  • 自賠責保険は物損事故には使えない
  • 必ず事前に修理代の見積もりを取り、そのうえで任意で加入している保険会社に相談する
  • 任意の車両保険には「一般型」と「エコノミー型」があり、エコノミー型は当て逃げ・イタズラの傷は補償対象外のことが多い
  • 保険を使うと等級がダウンし、次回更新後の保険料が上がる
  • タイヤにつけられた傷は補償対象にならないことがある


修理費用の金額によっては、保険を使わずに等級をキープしておくほうが結果的に安くなることもあります。

更新後の保険料がどのくらい上がるのか、修理代を比較するとどちらがお得なのか、保険会社と相談してみましょう。

車に傷をつけた犯人を特定したい!警察への通報以外でできることは?

探偵が人差し指を立てている様子
前述したように、証拠がない場合でも当て逃げ・イタズラの可能性がある場合は警察への通報が必要です。

しかし証拠がないと捜査が難航することが考えられ、犯人が捕まらない限りは修理代を請求することもできません。

「絶対に犯人を特定したい」「警察の捜査の進捗がみられない」というときは、自分なりにできることをやってみるのもおすすめです。

ではどんな探し方があるのか一緒に見ていきましょう。

犯人像を考察する

他人の車に傷をつけて逃走する、そんな非常識な行為をおこなう人の心理にはいくつかのパターンが考えられます。

ストレス解消

ストレス解消で他人の車に傷を付ける愉快犯は、何度も犯行を繰り返す傾向があるようです。

近隣で同様の被害が多発している場合は警察による積極的な捜査も期待できるでしょう。

酔った勢い

酔った勢いで駐車中の車にぶつかったり、叩いたり蹴ったりなどの行為に及ぶ人もいます。

付近の防犯カメラに写っている可能性が高いので、現場近くの住民宅の防犯カメラ、また周辺に停まっていた車のドライブレコーダーを確認させてもらうことをおすすめします。

車の所有者を困らせたい

車の所有者を困らせたく、嫌がらせで車を傷つける確信犯も意外と多いようです。

  • 車の所有者に恨みがある…悪口を言われた、挨拶を無視された、仲良くしてくれないなど
  • ご近所トラブル…騒音がうるさい、ゴミ出しのマナーが守れていない、ペットの糞尿問題など
  • 子供に関するトラブル…子供がいじめられた、所有者の子供が受験に合格したのが気に入らないなど
  • 妬み…自分より良い車に乗っている、良い家に住んでいる、出世している、給料が高い、裕福層に見えるなど
  • 逆恨み・被害妄想…好意を伝えたら断られた、善意でおこなったことを無下にされたなど

犯人が確信犯の場合、自分の気が済むまで同様の行為、別の嫌がらせを繰り返す恐れがあります。

犯人に思い当たりがあっても、個人同士での話し合いは新たな火種を生むことがあるため接触は控えましょう。

きちんと証拠を取った上で第三者(警察など)に相談することをおすすめします。

駐車監視機能(パーキングモード)付きドライブレコーダーを取り付ける

イタズラ・嫌がらせが続く可能性があるとき、またすでに何度も被害が生じているときは駐車監視機能(パーキングモード)付きドライブレコーダーを取り付けるのがおすすめです。

駐車監視機能付きドライブレコーダーは走行中・駐車中問わず常時映像を撮り続けるため、犯人が特定できる可能性が高くなります。

犯人が特定できた場合は速やかに警察に相談しましょう。

防犯カメラを付ける

駐車監視機能(パーキングモード)付きドライブレコーダーは愉快犯の特定に有効ですが、ときに死角ができることがあります。

犯人が死角で犯行を行った際に撮影できないこともあるため、ドライブレコーダーと防犯カメラとセットで使用するのがおすすめです。

自宅に防犯カメラを付けるのが難しいときは、駐車場周辺に人感センサーライトを取り付けるだけでも再発防止に繋がります。

車だけでなく空き巣などの犯罪防止にもなりますので、ぜひ検討してみてください。

聞き込み・張り込み調査

車に傷を付けられた場所周辺で聞き込み・張り込み調査をすれば犯人像が見えてくることがあります。

ただし、聞き込み・張り込みをおこなう際には次のようなことに注意が必要です。

  • 被害者が調査をしていることを犯人に気付かれる恐れがある
  • 犯人と遭遇した際、逆上した犯人に危害を加えられる恐れがある
  • 雨の日でも夜間でも撮影できるよう、防水機能付き暗視撮影可能なカメラを準備する必要がある
  • 張り込み調査をする際には、万が一に備え2人以上の体制でおこなう

自分でおこなう聞き込み・張り込み調査は、相手にバレたり、危害を加えられたり、鮮明な写真・映像が撮れなかったりなどさまざまなリスクが発生する恐れがあります。

特に張り込み調査は犯人と出くわす可能性があるため注意が必要です。

身の安全を守るためにも犯人に見つからない場所でおこない、犯人に遭遇したとしても取り押さえたりせず撮影するだけにとどめておきましょう。

探偵事務所に相談する

車にイタズラする犯人の特定や推測ができないときは、探偵事務所に相談するのもひとつの方法です。

【探偵ができること】

  • 依頼者へのヒアリング、傷の状態から犯人像の絞り込み
  • 周辺への聞き込み調査・張り込み調査
  • 監視カメラ・人感センサーライトなど防犯グッズの設置
  • 犯人と思われる人物の尾行調査・身辺調査
  • 犯人との示談交渉

探偵の調査費用は依頼内容によって異なりますが、おおよそ10〜80万円程度です。

ほとんどの探偵事務所で無料見積もり相談をおこなっていますので、まずは気軽な相談からはじめてみましょう。

まとめ

知らないうちに車に傷がついていたときは、傷の状態から原因を推測・特定し、状況に応じた対応をすることが重要です。

もしも第三者による当て逃げ・イタズラ・嫌がらせの可能性が高いときは、証拠がない場合でも必ず警察に通報しましょう。

車の傷は、ひとまずは自腹、または車両保険で支払うことになりますが、犯人が特定できたときに限りあとから請求することが可能です。

「犯人が捕まらない」「警察の捜査も進んでいない」「絶対に犯人を特定したい」というときは、一度探偵に相談してみましょう。

探偵であれば、傷の状態やわずかな証拠から犯人像を絞ったり、状況に応じた調査方法を実施したりなど、犯人特定へ向けたサポートが可能です。

多くの探偵事務所で無料相談・無料見積もりを実施しています。

まずは気軽な相談からはじめてみてはいかがでしょうか。
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