自分でできる!盗聴器の探し方3選
盗聴器の探し方1. 目視で探す
最近の盗聴器は小型化や偽装化が進んでおり、一見しても盗聴機か否か見分けがつかないものがほとんど。
とはいえ、周囲を探してみると「これは何だ?」と思う謎の物体が見つかる可能性もあります。
【盗聴器が仕掛けられやすい物や場所】
- コンセント・電源タップ
- パソコン周辺(USB・マウス・充電器・延長コード など)
- スマホの充電器
- リモコンの内部
- 文房具(ボールペン・電卓・ペン立て など)
- 固定電話
- テレビ・電灯・ライトの周辺
- 車(ダッシュボード・ドアポケット・シガーソケット・サンバイザー・座席シートの下や隙間・トランク・ぬいぐるみ など)
- ベッドの裏・隙間
- エアコンの裏
- ブレーカーボックスの中
- 観葉植物の枝・鉢の中
- ぬいぐるみの内部
- そのほか自分で買った覚えがない物、貰い物、プレゼントされた物 など
注意点としては「怪しい物がなかった=盗聴器が仕掛けられていない」というわけではないということ。
見落としている可能性もあるため、見つからなかった場合でも安心しないようにしましょう。
盗聴器の探し方2. FМラジオを使って探す
盗聴器から発せられる「盗聴波」という電波は、FMラジオで受信できることがあります。
すべての盗聴波をキャッチできるわけではありませんが、試してみる価値はあるでしょう。
【FMラジオを使って盗聴器を探すときの手順】
- 盗聴器が仕掛けられている可能性がある部屋の窓や扉などを締めて密室状態にする
- スマホやパソコン、ラジカセなどから音楽を流す
- FMラジオの電源を入れ、チューナーの周波数を1番低くする
- 周波数をひとつずつゆっくり上げていく
- FMラジオのスピーカーから②の音楽が聞こえたら、部屋に盗聴器が仕掛けられている可能性が高い(記事後半に「盗聴器が見つかったときの対処方法」を解説しています)
注意点としては、必ずしもすべての盗聴波をキャッチできるわけではないということ。
FMラジオに反応がない場合でも、盗聴器が仕掛けられている可能性がゼロではないためご注意ください。
盗聴器の探し方3. 盗聴器発見機(広帯域受信機)で探す
自分で探す方法として1番おすすめなのは、市販の盗聴器発見機(広帯域受信機)を使う方法です。
【盗聴器発見機を使って盗聴器を探す手順】
- 盗聴器が仕掛けられている可能性がある部屋の窓や扉などを締めて密室状態にする
- 家電製品の電源をすべて切る
- 盗聴器発見機のスキャンボタンを押し、部屋の中をウロウロする
- 盗聴器発見機が反応した場所付近に盗聴器が仕掛けられている可能性が高い(記事後半に「聴器が見つかったときの対処方法」を解説しています。
※製品によっては使用方法が異なります。必ず取扱説明書を参考にされてください。
盗聴器発見機は専門店やネットショップで購入できますが、あまり安いものは性能が悪いことがあるため注意が必要です。
目安としては2万円〜程度の製品がおすすめですが、先々に使う機会があるとは限らないため購入は慎重におこないましょう。
【盗聴器発見機はどこで買える?】
盗聴器発見機は無線機などを取り扱っている専門店、または家電製品店やディスカウントストア、ホームセンターやネットショップなどで購入可能です。
(ヤマダ電機、ケーズデンキ、エディオン、ドン・キホーテなど) 取り扱いがない店舗もありますので、まずは電話で確認してみることをおすすめします。
【盗聴器発見機が反応するものは盗聴器だけではない】
盗聴器発見機は盗聴器を探すときに便利なアイテムですが、電波や電磁波が出ているものに反応する性質があるため注意が必要です。
- テレビや電子レンジ、冷蔵庫などの家電製品
- パソコンやプリンタ、WiFiルーターや無線LANなどのパソコン周辺機器
- 固定電話・FAX
- スマホ・充電器
- LED蛍光灯
よって盗聴器発見機を使用する際には家電製品の電源を切り、電波や電磁波が発生しない環境下での使用をおすすめします。
盗聴器発見アプリでは盗聴器を見つけることはできない
近年はiPhone・Androidのどちらにも「盗聴器が発見できるアプリ」といったものがリリースされていますが、残念ながらスマホのアプリで盗聴器を探すことはできません。
その理由は以下のようになります。
- 盗聴器が発する盗聴波とスマホが発する周波数帯が違う
- アプリをインストールしてもスマホのスペックは変わらない
- 有料アプリでもスマホに盗聴波をキャッチする機能が加わるわけではない
そもそも盗聴器発見アプリは、盗聴器の危険性や注意喚起をおこなう「防犯アプリ」、または「娯楽用アプリ(パーティーアプリ・ジョークアプリ)」のいずれかに該当します。
現在は個人情報を盗むことが目的の悪質なアプリも出回っているため十分ご注意ください。
徹底的に調べたいときは盗聴器発見業者へ依頼を
盗聴器が仕掛けられていないか徹底的に調べたいときは、盗聴器発見業者(探偵事務所・興信所・セコムやアルソックなどのセキュリティ会社)に依頼するのがおすすめです。
専門業者が使う盗聴器発見機はプロ仕様のため、市販の盗聴器発見機ではキャッチできない盗聴波までキャッチすることができます。
さらには、盗聴器が見つかったあとのアフターサポートや再発防止に向けたアドバイスや情報提供、さらには犯人の特定・推測までおこなうことが可能です。
調査費用はどこに依頼するかによって異なりますが、2LDKで30,000円〜、3LDKで40,000円〜程度が目安となるでしょう。
ほとんどの盗聴器発見業者で無料見積もり相談を実施していますので、まずは気軽な相談からはじめてみることをおすすめします。
盗聴器発見業者に相談する際、室内から電話をすると犯人に盗聴される恐れがあります。
電話をするときには屋外に出るか、メールやLINEで相談できる盗聴器発見業者を選ぶようにしましょう。
犯人の目的は?盗聴器が仕掛けられる原因・理由
盗聴をするおもな目的は「情報収集」「ストーキング」「犯罪」です。
- 片思いの相手のプライベートな情報を知りたい
- ライバル企業の情報を仕入れたい
- 恋人が浮気をしていないか知りたい
- 居住者が家にいない時間帯を把握したい(空き巣・強盗)
- 恨んでいる相手のプライベートな情報を入手して拡散したい
- 機密情報を入手して脅しの材料に使いたい(ゆすり・たかり)
上記のような目的が多いといわれています。
厄介なことに、対象となるのは居住者だけでなく、家族や恋人、よく出入りする友達が対象になっていることもあります。
意外な理由で盗聴されていることもあるため、「盗聴されるような覚えはない」「まさか自分が」など軽視しないよう注意しましょう。
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盗聴器が見つかったときの対処方法
盗聴器には触らず警察に通報する
盗聴器のようなものが見つかったときは、触ったり取り外したりせず、そのままの状態で警察に通報しましょう。
この時に注意すべきことは、犯人に気づかれないよう配慮すること。
あなたが盗聴器の存在に気づいたことが犯人にバレてしまうと、犯人は自分が持っている証拠を隠滅したり(受信機を捨てたりなど)、あなたが警察に通報しないよう直接接触しにくる恐れもあります。
通報するときには屋外、または盗聴器がある部屋から出ておこなうようご注意ください。
警察は現場の写真を撮影したり、指紋を採取したりなど、盗聴器周辺の捜査をおこないます。
事情聴取がある場合もあるため、思い当たることがあったらすべて話すようにしましょう。
被害届を提出する
意外なことに「盗聴器を購入すること」と「盗聴をすること」は罪になりません。
しかし、部屋に侵入して盗聴器を仕掛けたことが確実であれば、犯人は住居侵入罪に該当します。
被害届の提出は義務ではなく任意になるものの、再発を防止するためにも、また犯人に刑事罰を与えるためにも被害届は提出しておくことをおすすめします。
警察は事件性がないと動かない
被害届を提出しても、事件性がない場合は警察が積極的な捜査をおこなうことは難しいといえます。
というのも警察は多忙であり、さまざまな事件の中からより重大な事件から優先的に捜査を進めていきます。
どうしても犯人を特定したいときは、探偵事務所に相談・依頼するのがおすすめです。
調査費用の相場は10万円〜程度。
まずは見積もりを兼ねて、無料相談を利用してみましょう。