よくある近所の嫌がらせの原因とは?
近隣住民からの嫌がらせにはさまざまな原因が考えられます。
しかし、現在近隣住民から嫌がらせを受けている方の中には、どんな原因で嫌がらせされているのか理解できていない方もいるでしょう。
トラブルなく対処をするためにも、まず近隣トラブルでよくある原因について紹介をしていきます。
- 騒音問題
- 悪臭
- 土地の境界線
- ペット問題
騒音問題
近隣トラブルの中でも特に多いものとして「騒音問題」が挙げられます。
例えば、テレビや洗濯機、掃除機などの家電の音、足音、子供の鳴き声などがきっかけで隣人から嫌がらせを受けてしまうということがよくあります。
確かに近隣の家から大きな音が聞こえてきてしまうと、始めは気にしていなかったとしても次第にストレスを感じやすくなってしまうでしょう。
そして、騒音に対するストレスが蓄積された結果、嫌がらせをすることに発展してしまうのです。
悪臭
悪臭による近隣トラブルもよくあるものです。
特に戸建住宅の場合、設置している換気扇の向きによっては、周辺住宅に匂いが行き渡ってしまう恐れがあります。
また、ごみを適切に管理していないとごみによる悪臭が発生することもあります。
これらの悪臭以外にも、喫煙者の場合、たばこの匂いがきっかけでトラブルに発展するケースもよくあります。
悪臭は、外に洗濯物を干す際などに影響するので、嫌がらせを受けていないとしても日頃から気にするようにしましょう。
土地の境界線
土地の境界線に関する近隣トラブルは、戸建住宅の方に特に多いトラブルです。
例えば、近隣住宅の庭に生えている植物が敷地内に入ってきたり、家の屋根や塀が敷地からはみ出たりしているケースが挙げられます。
境界線に関するトラブルは資産に繋がることですので、明確に定めないと大事になってしまうリスクが高まります。
もし自分の家の境界線が不明瞭な場合は改めて確認するようにしましょう。
また、土地の境界線を示すものに「境界標」というものがあります。
境界標を勝手に移動させたり取り除いてしまうと「境界損壊罪」になるため、近隣トラブルに巻き込まれてしまったとしても絶対におこなわないようにしましょう。
ペット問題
犬や猫などペットを飼っている場合、ペットが原因で近隣トラブルに発展してしまうことも少なくはありません。
例えば、「犬の糞が放置されている」「ペットの鳴き声がうるさい」などというケースが挙げられます。
ペットのことを大切にしたい気持ちも大変分かりますが、全ての人が犬や猫の動物が好きとは限りません。
トラブルを未然に防ぐのであれば、周りに配慮する気持ちを忘れないようにしましょう。
嫌がらせをする異常な隣人の心理とは?
上記で紹介した原因がきっかけで近隣トラブルに発展することがよくあります。
しかし、これらが原因とわかったもののあなたにしつこい嫌がらせをしてくる異常な隣人はどんな心理を抱いているのでしょうか。
ここでは、嫌がらせをしてくる異常な隣人の心理について解説をします。
あなたに対して好奇心がある
嫌がらせをしてくる人の中には、あなたに対して好奇心を抱いていることがあります。
例えば、「この人は普段どんなことをしているのだろう」「今日はどこへ行くのだろう」などと始めはあなたに対してただ興味を持っているだけのケースが多いです。
しかし、あなたの行動を気にするようになり、少しでも気に入らない部分を知ってしまうことで、敵対心に変わり、嫌がらせをしようという気持ちに変わってしまうのです。
あなたのことを恨んでいる
何らかのきっかけであなたのことを恨んでいるということも考えられます。
例えば、あなたの家庭が裕福であったり、子供の成績が良かったりすることがきっかけで隣人からマウントを取られていると思われているかもしれません。
これらの思い込みからあなたのことを恨んでいるケースも実はよくあるものです。
以前は良い関係を築けていたとしても、少しでも恨まれてしまうと関係が悪化してしまい、修復することは難しいと言えるでしょう。
また、恨みの度合いによっては、嫌がらせの頻度や大きさも変わってくることもあるので注意が必要です。
被害妄想をしている
異常な隣人の大半は、被害妄想をしていることから嫌がらせをしてくるケースが非常に多いです。
例えば、「監視されている」「悪口を言われている」などと実際にあなたはしていないにも関わらず、このように思い込まれている可能性があります。
これらの被害妄想は精神疾患であるケースもありますが、あまりにもしつこく嫌がらせをしてくる場合には、必ず嫌がらせをしてくるという証拠を集めて被害を訴えるようにしましょう。
異常な隣人からの嫌がらせを対処する6つの方法
異常な行為をしてくる隣人から嫌がらせを受けた際は、次の対処法をおこないましょう。
- 生活ルールを徹底する
- 防犯グッズを設置する
- 嫌がらせに遭った証拠を集める
- 相手に攻撃しない
- 身近の人に相談する
- 引越しをする
これらのことをおこない、ご自身のことを守りましょう。
生活ルールを徹底する
近隣トラブルを受けてしまったら、まずあなたの生活を改めて見直すことが大切です。
もしかするとあなたの生活ルールがトラブルを起こしている原因になっている可能性があるからです。
例えば、あなたの認識不足や知らない間に住んでいるマンションや地域の規則に違反していることも十分にあり得る話です。
一度見直してみて、もしも認識を誤っていたらすぐに改善し、生活ルールを徹底するようにしましょう。
防犯グッズを設置する
今後万が一大きな嫌がらせを受けてしまうことを想定して、事前に防犯グッズを設置することも大切です。
防犯グッズにはさまざまなものがありますが、自宅には以下のものを設置することをおすすめします。
- 防犯カメラ
- 防犯ライト
- モニター付きインターフォン
- 防犯ガラス
- 防犯フィルム
- 補助錠
- 防犯砂利 など
これらのグッズを設置することにより、隣人から嫌がらせを受けた際に証拠を掴みやすくなるのはもちろん、相手に「見張っている」と危機感を与えることができます。
いずれのグッズもホームセンターや家電店、インターネットなどから簡単に購入することができるので、嫌がらせを対策したい方はぜひ導入してみましょう。
嫌がらせに遭った証拠を集める
嫌がらせに遭った証拠を集めることにより、トラブルの早期解決を実現させやすくなります。
近隣住民から嫌がらせを受けているとわかっていても、本当に近隣住民から嫌がらせを受けているのか明確な証拠を得にくいケースが多いです。
明確な証拠がないまま、警察や弁護士などの機関に相談をしても動いてくれず、トラブルの早期解決を実現させることが難しくなってしまいます。
このようなリスクを避けるためにも嫌がらせに遭ってしまったら細かく証拠を集めるようにしましょう。
以下に証拠の集め方の具体例を挙げるのでこちらを参考にしてみてくださいね。
【具体的な証拠を集め方】
- 嫌がらせを受けたら「いつ・どこで・だれが・どのようにして」嫌がらせをしたのかという点に意識をして記録する
- 敷地内にものを置かれたなどという場合は写真に残しておく
- 嫌がらせの手紙などを送られてきた場合は保管しておく
- 大声で騒がれた・暴言を言われたなどという場合は可能であれば録音する など
これらの証拠を少しでも集めておくだけで、警察などに相談した際動いてもらいやすくなるでしょう。
相手に攻撃しない
嫌がらせを受けてしまうと、つい腹が立って相手に攻撃をしようと考える方もいるかもしれません。
しかし攻撃をしてしまうと、かえって嫌がらせがエスカレートしてしまう可能性が高まるので絶対におこなわないようにしましょう。
嫌がらせを受けてしまっても、一度冷静になり別の手段で対処するようにしてください。
身近の人に相談する
嫌がらせを受けて、無理に自分一人で解決しようとするのは、精神的にも負担になってしまうでしょう。
あなたの気持ちを少しでも楽にするためにも、嫌がらせを受けてしまったら信頼できる身近の人に相談してみることをおすすめします。
トラブル解決ができなくても、少しの期間一緒に過ごしてくれたり、解決に向けた対処法を見つける手助けをしたりなどあなたに寄り添ってくれるでしょう。
また、もし身近に相談する相手がいない場合は、後述する相談窓口に相談してみるのも有効です。
自分の身を守るためにも「しんどい」と感じる前にぜひ周りの人を頼るようにしてくださいね。
引越しをする
どうしても近隣住民からの嫌がらせを止められない、または嫌がらせがエスカレートしているという場合は、引越しをしてしまうのも一つの手段です。
確かに引越しをしてしまうと「こちらが不利なのでは?」と思うかもしれません。
しかし、自分の身を守るためには一番有効な手段ですので、最終手段として検討してみましょう。
また、嫌がらせを受けているという証拠を確保できている場合は、弁護士などに相談することで引越し費用を支払うよう訴えることができるケースもあります。
万が一の場合の手段として覚えておいてくださいね。
異常な隣人からの嫌がらせに遭った際に有効な相談窓口
前述した対処法の中にもあった通り、異常な隣人から嫌がらせを受けた際は、身近の人に相談することが大切です。
しかし、中には身近な人がいなかったり、なかなか連絡が取れなかったりというケースもあるでしょう。
そのような場合は以下の相談窓口に問い合わせてみるのが有効です。
- 自治体や管理会社
- 警察
- 弁護士
- 嫌がらせ問題に強い探偵
自治体や管理会社
戸建住宅に住んでいる方は市役所などの自治体へ、マンションやアパートに住んでいる方は管理会社に相談してみることをおすすめします。
これらの機関により、掲示板や回覧板を通して注意してくれたり、該当する住民に直接注意をしてくれたりなど対応をしてくれる可能性があります。
ただし、自治体や管理会社によってどこまで対応してくれるかは当然異なります。
また、相談したとしても必ずしもトラブルを解決してくれるかどうかは限らないので、万が一の場合に備えて別の相談窓口に問い合わせることも検討すると良いでしょう。
警察
近隣住民から受けている嫌がらせがあまりにも悪質である場合は、警察に相談してみることも有効です。
具体的には、家に勝手に落書きしたり、無断で電気や水道を使ったり、車や自転車にいたずらをされた場合などが挙げられます。
これらの嫌がらせを受け、証拠を揃え警察に相談することにより、警察が動き近隣住民に対して警告をしてくれます。
しかし、証拠が不十分の場合は警察で対応できない可能性が高いので要注意です。
また、近隣住民からの嫌がらせで気になることがある方は、警察相談専用電話「#9110」に相談してみることもおすすめします。
悪質な嫌がらせかどうか判断するのが難しい場合や「嫌がらせを受けているかも」と感じた際に相談することで、適切なアドバイスを受けることができるでしょう。
弁護士
近隣住民からの嫌がらせによって精神的損害を受けてしまった場合は、弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士に相談することで、どんな権利を侵害しているか、またどんな違法行為に当たるのかなど、法的な観点からアドバイスを受けることができます。
さらに、加害者である近隣住民に対しても弁護士が仲介をして交渉を進めてくれるので、スムーズにトラブルを解決することができるでしょう。
依頼費用は高額となってしまいますが、代理人としてあなたの代わりに近隣住民と向き合ってくれるので、安心して依頼できるのが最大のメリットです。
嫌がらせ問題に強い探偵
嫌がらせを受けている証拠がどうしても掴めない場合は、嫌がらせ問題に強い探偵に相談してみることも有効です。
探偵は、聞き込みや張り込みなどを駆使して近隣住民が嫌がらせをしたという証拠を集めていきます。
そして、証拠集め以外にも今後嫌がらせを軽減させるためのアドバイスを受けることも可能です。
依頼する探偵事務所によっては、証拠集めやアドバイスだけではなく、アフターフォローとしてメンタルケアや弁護士の紹介を実施していることもあります。
T.L探偵事務所でも嫌がらせ問題を解決するための調査を取り扱っています。
無料で相談・見積りをおこなっていますので、近隣住民からの嫌がらせにお悩みの方はまずは一度ご相談くださいね。
【まとめ】近隣トラブルが起きたら速やかに対処することが重要
異常な行為をする近隣住民から嫌がらせを受けた場合、まずは相手が嫌がらせを始めた原因を追求することが重要です。
原因がわかったら、改善できることは改善したり、自分の身を守りながら嫌がらせに遭ったという証拠を集めたりすることで、トラブルを軽減できる可能性が高まります。
しかし、対処をしても嫌がらせが収まらない場合も考えられます。
そのような場合は、放置せずに速やかに自治体や管理会社、警察、弁護士、探偵などの相談窓口に相談することがベストです。
これらの機関に相談することで、嫌がらせを軽減するためのアドバイスを得られるのはもちろん、トラブルの早期解決を実現させることができるでしょう。
一刻も早く安心して過ごせる日々を取り戻すためにも、少しでも近隣トラブルに関して不安を感じたら、自ら動くようにしてくださいね。
T.L探偵事務所でも近隣トラブルなどの嫌がらせ問題に関する調査をおこなっています。
もし近隣トラブルでお悩みの方は、ぜひ探偵の力を借りることも検討してみてくださいね。