これってストーカー?初期段階のストーカー行為にはこんなものがある!
ストーカー行為の初期段階の見極めは非常に難しいものです。
しかし「何かおかしい」と違和感を覚えたときには、すでにストーカー行為が始まっていると思っておいた方がいいかもしれません。
これから初期段階のストーカー行為について具体的な例を挙げていきます。該当行為があるかチェックしてみてください。
- 通勤などに後を付けられる(尾行される)
- 退勤時・駅・バス停・買い物などの際に待ち伏せされる
- よく同じ車両(電車・バス)に乗り合わせる
- 私物がなくなる
- 自宅の郵便物を盗まれる
- やたらとボディタッチされる
- レジ対応のときに手を握ってこようとする
- 職場や学校、電車内や街中でわざとぶつかってくる
- 私的な電話・LINEやDМが頻繁に送られてくる
- 社内メール・チャットで私的なメッセージを送ってくる
- 帰宅直後に「おかえりなさい」という電話・メッセージが届く
- 監視されている(こちら側をよく見ている・よく目があう)
- 誕生日でもないのに意味もなくプレゼントを渡してくる
- 個人情報を聞き出そうとする
- 休日・勤務終了後・放課後の予定を把握しようとする
ストーカーまがいの行為・行動を放置してしまうと「もしかして自分に好意を持っているかも?」と勘違いをさせてしまう恐れがあります。
最悪な場合、殺人事件などの大きな事件に発展するリスクもありますので、怪しい行為に気づいたら早い段階で対策するようにしましょう。
急増しているネットストーカー
少し前まではつきまとい・待ち伏せ・ボディタッチなどのストーカー行為が多く見られましたが、ここ最近ではインターネットを利用した「ネットストーカー」も増えています。
【ネットストーカー行為の事例】
- ターゲットのSNSやブログに、好意を寄せるコメント・悪口・誹謗中傷を投稿する
- 自分のSNS(偽アカ・裏アカ)にターゲットの個人情報(顔写真・住所・勤務先など)を投稿・拡散する
- インターネット上の掲示板にターゲットの個人情報や悪口・誹謗中傷を投稿する
- ターゲットのSNS・ブログを乗っ取り、卑猥な内容を投稿する
- フリーメール・ワンタイムメールなどで捨てアドを複数つくり、ターゲット宛に大量に送り付ける
前述した「私的な電話・LINEやDМが頻繁に送られてくる」「社内メール・チャットで私的なメッセージを送ってくる」というのも、ネットストーカーのひとつ。
実害がないからと放置するのではなく、早い段階で然るべき対策を取ることが重要になってきます。
【要確認】被害者を守る法律ストーカー規制法
ストーカー行為一覧
「ストーカーの初期段階のような行為を受けている」「もしかしてストーカーのターゲットになってるかも?」と思いながらも、本当にストーカーなのか判断がつかない人も多いことでしょう。
参考までにどこからがストーカーになるのか、ストーカー行為を処罰する法律「ストーカー規制法」をご紹介しますのでぜひ確認してみてください。
ストーカー規制法(つきまとい等又は位置情報無承諾取得等)
ア つきまとい・待ち伏せ・押し掛け・うろつき等
イ 監視していると告げる行為
ウ 面会や交際の要求
エ 乱暴な言動
オ 無言電話、連続した電話・ファクシミリ・電子メール・SNS・文書等
カ 汚物等の送付
キ 名誉を傷つける
ク 性的しゅう恥心の侵害
ケ GPS機器等を用いて位置情報を取得する行為
コ GPS機器等を取り付ける行為等
(引用元:警視庁「ストーカー規制法」)
上記のような行動を繰り返すストーカーには警察が接近禁止命令などの警告を与えたり、悪質だと判断した場合には逮捕に至ることもあります。
悩んだときには速やかに警察に相談しましょう。直接警察に出向くのが難しいときは、警察の相談ダイヤル「#9110」でも相談可能です。
こちらもチェック
24時間365日無料相談
ストーカー犯が嫌がる!効果的な対策5選
これまでに紹介した「ストーカー初期段階の行動」、もしくはストーカー規制法に思い当たる被害を受けていたら警察に相談するのがベスト。
すぐに相談するのが難しい場合は、これから紹介する5つのストーカー対策方法を試してみてください。
1. 一人で行動しない
多くのストーカーは、ターゲットが1人のときに距離を詰めてきがちです。
よって、一人で行動しないことでストーカーが接近しにくい環境をつくることができます。
職場や学校、外出先から帰る際は一人で帰らないようにし、常に誰かと一緒にいることを心掛けましょう。
一緒に行動する人がいない場合は、タクシーなどを使って帰るなど交通手段を変えてみるのもおすすめです。
2. 行動パターンを悟られないようにする
ストーカーに行動パターンを悟られてしまうと、待ち伏せされやすくなってしまいます。
通勤・通学時間や交通手段、ルートや出入口を変えるなど、行動がパターン化しないよう気を付けましょう。
行きつけのコンビニやスーパー、飲食店などがある人は、できるだけいろいろな場所に行き行動を読まれないように動くことを意識してみてください。
3. 防犯ブザーを持つ
防犯ブザーと聞くと小学生が持ち歩いているイメージが強いかと思いますが、大人でも持っている人は意外と多いものです。
実際に使う機会がなくても、いざというときに備えて持っているだけで安心感を得ることができるでしょう。
最近売られている防犯ブザーはデザインが可愛い物やおしゃれなタイプもあるので、マスコットがわりにカバンにつけておくのもおすすめです。
4. どんなことが起きたかメモをする
少しでも怪しい行動を受けたら、メモをして記録を残すことも大事なことです。
記録をすることで、職場の上司や責任者、学校の先生や警察などに相談しやすくなり、比較的スムーズに対応してくれる可能性があります。
すでにストーカー被害に遭ってしまっているときも、「もう遅いだろう」と思わず今日から分かることを記録してみましょう。
5. 転職・引っ越しをする
現在、転職や引っ越しを考えている人は、これを機に実行に移すのもおすすめです。
居場所を変えればストーカーから物理的に離れることができ、うまくいけば諦めさせることもできるでしょう。
転職の際には、できるだけ周囲に情報を漏らさないことがポイント。
また引っ越し業者によっては、周囲に知られることなく引っ越しができる『シークレット引っ越し』をおこなっているところもあるので、各引っ越し業者をチェックしてみてください。
持ち家などで引っ越しするのが難しいときは、家に監視カメラを取り付けるのもおすすめです。
セキュリティ会社によっては監視カメラのレンタルをおこなっているところもありますので、お住いの地域を管轄しているセキュリティ会社に相談してみましょう。
【補足】ストーカーに効く言葉はある?
ストーカー犯と友達・知り合い・顔見知りで普通に会話できるときは、やんわりと「嫌がる言葉」をかけるのも有効です。
【ストーカー犯が男性の場合に効く言葉】
- あなたに恋愛感情はない(好意をもっていない)
- あなたに男性としての魅力を感じない
- 興味がない
- あなたの行動に迷惑している
- 第三者(警察・弁護士・ストーカー犯の親・ストーカー犯の上司など)に相談するから
【ストーカー犯が女性の場合に効く言葉】
- あなたがしていることはストーカー行為に該当してるって気付いてる?
- あなたの行動・行為が怖い・恐怖を感じている
- 次に迷惑行為や嫌がらせをしたときは警察・弁護士に相談します
注意点としては、ストーカー犯が男性・女性のどちらの場合でも1対1での対話を避けること。
強く刺激してしまうと、逆切れされて攻撃・反撃される恐れがあります。
普通に喋ったり、会話ができる間柄ではない場合、嫌がる言葉をかけるのは極力控えるよう気を付けましょう。
【対策の重要性】ストーカーが自然と諦めることはほとんどない
残念ながら、ストーカーが自ら相手を諦めることはほとんどありません。
強いて言えば『ほかのターゲットに乗り換える』ことはあるものの、突然反省や改心をすることは滅多になく、多くの場合は目的を達成するまでしつこく迷惑行為を繰り返します。
注意や説得もあまり効果はなく、逆に「自分は正しい!」と激怒し、逆恨みから迷惑行為がエスカレートして命の危険性に及ぶ恐れもあるため大変危険です。
「いつかやめるだろう」と諦めるのを待つのではなく、しっかりと対策をおこないストーカーから距離を取って諦めさせるよう行動しましょう。
こちらもチェック
探偵にストーカー調査を相談するのもおすすめ
ストーカーされている証拠を掴みたいときは、ストーカー調査をおこなっている探偵社に相談するのもひとつの方法です。
探偵はストーカーにバレないよう、いつ・どこで・どんなことをしたのか撮影し、客観的な証拠を確保してくれます。
また、撮影のほかにも、ストーカーの特定や身元調査、指紋鑑定や警察への付き添い、被害者のメンタルケアなど幅広い調査・サポートが可能です。
警察に相談したものの動いてくれないというときも、探偵に依頼して証拠が確保できれば警察の積極的な捜査も期待できます。
気になる調査費用の相場は10〜80万円程度。
どこまで調べるのか、調査機関がどのぐらいかかるのかによって費用が異なりますので、まずは各探偵社の無料見積もり相談を利用してみましょう。
24時間365日無料相談
【タイプ別】なぜ?ストーカーをしてしまう心理
ストーカーといってもさまざまなタイプがあり、それぞれに違った心理・特徴を持っています。
ここではよくある5タイプ(拒絶型・憎悪型・親密型・無自覚型・略奪型)をご紹介。
被害にあっている人はもちろん、「もしかして自分はストーカーかも」と思っている場合も診断基準のひとつとして参考にしてください。
拒絶型
元夫婦や元カレ・元カノなど、親しかった仲が崩壊した(相手から拒絶された)ことでストーカー化するタイプです。
背景には「別れに納得いかない」「話し合いたい」「もう一度仲良くしたい」という心理がありますが、ときに相手のことが許せずに復讐を考えていることがあります。
憎悪型
自分は加害者ではなく「相手からひどいことをされた被害者」だと思っているタイプです。
「昔いじめられた」など過去に被害にあっているケースもありますが、「アイツのせいで仕事がクビになった」「自分が不幸なのはアイツのせいに違いない」など被害妄想や勘違いしていることも少なくありません。
多くの場合、相手に対して復讐・仕返しを考えています。
親密型
一方的に好意を寄せ「相手と親密になりたい」「付き合いたい」という心理からストーカーをおこなうタイプです。
なかには「相手も自分に好意を寄せているに違いない」「自分と付き合えば相手も幸せになる」など妄想を抱いていることもあります。
自身が孤独であることが多く、そのため相手に恋人がいることを知ったり、新しい恋人が出来たりすると憎悪型に変わることもあるようです。
無自覚型
親密型と少し似ているのは無自覚型。
ターゲットと「肉体関係を持ちたい」「結婚したい」という目的を持ちながらも、相手に好意を持っているとは限らず、単に「自分の欲求を満たしたい」という気持ちでストーキングをおこないます。
欲求を満たすために攻撃的になることもあり、性暴力に発展してしまう恐れもある危険なタイプです。
略奪型
略奪型は男性に多いタイプで、警戒心のない女性がターゲットになりがちです。「性的な満足を得たい」「支配したい」という気持ちから覗き・盗撮・下着泥棒などをおこなうことが多くみられます。
最終的に性行為を目的にしていることもあり、レイプなどの性犯罪を侵すこともある危険なタイプです。
脳の病気の可能性も
ストーカーをする人のなかには、精神疾患や脳の病気を抱えていることが多く見られます。
例えば、妄想癖がある統合失調症や妄想性障害、コミュニケーション能力が低い自閉症スペクトラム症があり、ADHDや知的障害などと合併しているケースも少なくありません。
すでに診断を受けている人もいれば、無自覚・未治療の人も。
罰則よりも医療的支援の方が必要な人もおり、逮捕されても心神喪失と判断されれば無罪になることもあるようです。
まとめ:とにかく早めの対策が重要
つきまといや待ち伏せ、監視やネット上での嫌がらせなど、「なんか怪しい」と感じることが増えたら『ストーカーのターゲットにされている可能性』を視野にいれましょう。
早い段階で対策をすることが一番の対策になり、うまくいけばストーカー犯を諦めさせることも不可能ではありません。
逆に放置してしまうと「相手は自分のことを好きなのかもしれない」と妄想・勘違いされる恐れが考えられるため注意が必要です。
今すぐにできる対策には、警察への相談や一人行動を避けること、また防犯ブザーや監視カメラなどのアイテムを取り入れることなどがありますが、探偵社に相談・依頼をして証拠を獲得することもおすすめの方法です。
弊社・TL探偵事務所では、ストーカーされている証拠の撮影や犯人の特定、指紋鑑定など幅広い調査をおこなっております。
「もしかしたらストーカー被害に遭っているかも」「知らない人に追われているかもしれない」などと悩んでいる場合は無料相談窓口までお問い合わせください。
相談者が1日でも早く安心して生活ができるよう、しっかりサポートしてきます。