ネットストーカーの特徴
なぜ、自分が被害を受けなければならないのか悩まされている方も多いと思います。
ネットストーカーの特徴として考えられるのは、以下のようなものがあります。
- 好意の感情がある(あるいは、過去に好意をもっていた)
- 好意が叶わず、執着心だけが残っている
- 自身の感情を満足させたい
などの理由で、特定の人につきまとう行為をしているものと考えられます。
そのため、過去に恋愛関係にあった、恋愛関係はなかったが向こうから片思いされていたなどの経験があれば、何らかの理由で感情がエスカレートしたと考えられます。
また、これらの感情や行為がエスカレートしてくると、重大な犯罪行為にもつながるため被害が少ないうちに対策をしておくことが重要となります。
ネットストーカーに該当する行為
では、どこからがネットストーカーの行為になるのでしょうか?
以下のケースが当てはまると考えられます。
- SNSのダイレクトメッセージで心無い言葉を浴びせ続ける
- SNSのコメント等に好意を寄せるコメントをしつこく投稿する
- メール、LINE、SNS等を通じて復縁や面会をしつこく求めてくる
- SNSの投稿から個人情報を特定し、付きまとい行為をする
- 特定した個人情報を本人の許可なく、公開する
ネットストーカーの被害事例
ここでいくつか、実際のネットストーカーによる被害事例をご紹介します。
実際に近年SNS絡みのトラブルは増加傾向にあり、その被害者の多くは女性です。
Nさん(女性)は、SNSでプロフィールや自分の写真、近況などを投稿し、すべての人に公開していました。
Nさんは、自分の投稿を見た人たちから寄せられるコメントやメッセージを毎日楽しみにしていました。
しかし、ある日面識のない男性から「僕とつきあってください」というメッセージが届けられました。最初は適当に返事をしたりしていたのですが、あまりにもしつこくメッセージが送られてくるため、「迷惑ですので、もうメッセージしないでください」という返事をしたときから事態が急変しました。
次の日から、脅迫的な言葉が並べられたメッセージが次々と送られてきたり、Nさんを誹謗中傷する投稿がされたりするようになったのです。
さらにしばらくすると、「おまえの住んでいる場所はわかっているんだ」というメッセージも送られてきました。そこに書かれているのは確かにNさんの住所でした。気味が悪くなったNさんは、自分のSNSのアカウントを削除し、引越しを検討することになってしまいました。
引用:総務省 安心してインターネットを使うために 国民のための情報セキュリティサイト
事例6:ネットストーカーに注意 より
SNS上の投稿からアイドル活動をする女性の自宅を割り出して襲いかかったとして、強制わいせつ致傷などの罪に問われた無職佐藤響(ひびき)被告(27)の裁判員裁判で、東京地裁は26日、懲役2年6カ月(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。
(中略)被告は女性がツイッターに投稿した顔写真の瞳に映る光景などから自宅の最寄り駅を特定。マンションまで尾行し、女性がライブ動画を配信中にインターホンを押して反応を確認し、部屋番号も割り出していた。
引用:朝日新聞デジタル SNS投稿から自宅を特定 アイドル襲った男に実刑判決 より
1つ目の事例では、SNSのダイレクトメッセージに執拗なメッセージが届けられ、受け取った本人がそれを断ると、脅迫的なメッセージが送られてくるようになった事例です。
また、内容もエスカレートしたために、引っ越しやSNSアカウントの削除をする事態になってしまいました。
2つ目の事例では、SNSアカウントに投稿された写真から個人情報、住所を特定され、実害に発展しています。
何気ない写真や、投稿から行為を抱き、それが受け入れられないと分かると嫌がらせ行為がエスカレートし、犯罪につながるケースもあります。
ネットストーカーはストーカー規制法で取り締まり可能
令和3年6月15日に改正されたストーカー規制法により、ネット上でのストーカー行為にも規制が加えられることになりました。
無言電話、連続した電話・文書・FAX・メール・SNSのメッセージ等
これまでご紹介したようなSNSのコメントやダイレクトメッセージでの誹謗中傷や付きまとい行為は、ストーカー規制法で取り締まることが可能です。
電話、文書(手紙など)、FAX、メールで同様の嫌がらせ行為を受けていても、規制の対象となります。
拒否しているにも関わらず、何度もメッセージを送る行為については、ストーカー規制法の具体例にも記載されています。
被害を受けている場合は、すぐに警察へ相談するようにしましょう。
ネットストーカーから身を守るには?
個人情報を載せない
最近ではSNSのビジネスでの利用の需要も高まっており、プロフィール欄に個人情報を載せているアカウントも少なくありません。
しかし、個人で利用する際は生年月日、住所などの個人情報を載せないようにしましょう。
本人を特定する情報が不足するため、身バレを防ぐことに繋がります。
位置情報をOFFにする
SNSへ投稿する際、位置情報がOFFになっているか確認しましょう。
知らぬ間に位置情報がONになっている場合もあるからです。
位置情報がONになっていると、投稿した場所を特定することができてしまいます。
SNSの設定から変更ができますので、是非チェックをしてみてください。
リアルタイムでSNSを更新しない
行った場所でリアルタイムでSNSを更新しないことも重要です。
たとえ、場所が特定できないような風景や何気ない写真でも、特定される可能性は十分にあります。
必ず、行った場所から離れた時、時間が経ってからSNSを更新するようにしましょう。
それでも不安な場合はご相談を
これまで、ネットストーカーの特徴や、ネットストーカーを規制する法律、身を守る方法をご紹介してきました。
いくつか気を付けていれば、被害を未然に防ぐことはできますが、それでも不安なことはありますよね。
少しでも不安があれば、専門の業者に相談も検討しましょう。
気のせいかも、自分は大丈夫だろうと思っていても、いつ直接ご自身に被害が及ぶかは分かりません。
未然に防ぐことができれば、直接の被害がない内に対処することも可能となります。
T.L探偵事務所では無料相談をしています
T.L探偵事務所にもネット上での嫌がらせ行為に悩まされる方からのご相談も受け付けています。
- SNSや匿名掲示板での嫌がらせが続いている
- 特定の人物から何度も執拗にメッセージが送られてくる
- 住所を特定した事をにおわせることを言われる
こういったことにお悩みの際は、是非ご相談ください。
相談は無料で行い、専任のカウンセラーが相談者様の問題解決に向けて、丁寧に親身にサポートさせていただきます。
ご希望される方には、その場でお見積りをすることも可能です。
相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
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