音信不通の身内を探す方法
それでは実際にどのようにして身内を探せば良いのか、具体的な方法を解説していきます。
警察に捜索願を出す
まず初めに思いつくのは、警察に依頼することでしょう。
しかし、警察はどのような行方不明者も探してくれるわけではありません。
警察が動いてくれるのは、事件や事故などの人命に関与する可能性が高く緊急に捜査しなければならない「特異行方不明者」にあたる場合です。
例えば
- 病人や認知症を患う高齢者の方、中学生以下の子どもなど1人で生活するのが難しい人
- 誘拐されている可能性が高い人
- ストーカー被害を受けていた人
- 登山やレジャーにいって帰ってこない人
- 自殺の恐れや精神障害により自分や他人を傷つける可能性のある人
などが該当します。
逆に緊急性を要しない「一般家出人」にあたる場合は警察が動いてくれる可能性が低いですが、ホームページで行方不明者に関する情報提供を募ってくれます。
事件性のない家出だからと諦めず、最寄りの警察署に問い合わせてみましょう。
インターネット検索
行方不明者を自力で探す際は、手軽なネット検索からがおすすめです。
GoogleやYahooなどの検索エンジンに対象者の名前や勤務先など、知っている情報を打ち込み一つずつ調べていけば、なんらかの情報が得られることもあります。
さらにTwitterやInstagramなどのSNSで対象者や関係の深い人のアカウントを調べれば、行動や居場所が推測できる可能性もあるでしょう。
掲示板に書き込む
さらにインターネットを活用した方法としては、人探しの掲示板を利用することもおすすめです。
掲示板の多くは無料で、身内の名前や特徴など詳細な情報を書き込み情報収集をすることができます。
デメリットとしては不特定多数の相手に向けて対象者の個人情報を開示してしまうと悪用される、嘘の情報提供や批判を受けるなどの可能性もあります。
スマホのGPS
対象者のGoogleアカウントを知っていればログインすることで対象者のスマホの位置情報にアクセスできたり、対象者がGoogleマップの位置情報を共有する設定をしていれば位置を確認することもできます。
またApple IDログイン情報を知っている場合は、デフォルトの「iPhoneを探す」アプリで位置を特定することも可能です。
しかしスマホアプリでの位置情報取得はアカウントやパスワードを知っていなければならず、勝手にログインすれば不正アクセスやプライバシーの侵害になる可能性があるため注意が必要です。
ポスターやビラを配る
身内が行方不明になった場所や滞在しているおおよその場所がわかっていれば、近辺にポスターを張ったりビラを配る方法もあります。
しかしビラ配りは時間がかかるうえ敬遠する人も多く、配ったからといって正しい情報が得られる可能性も低いため、体力的にも精神的にも負担が大きくなるでしょう。
行方不明者の持ち物を探す
対象者の持ち物を確認し、通帳や薬、手帳、衣類、パソコンやタブレットなどのデバイスがなければ計画的に失踪した可能性があります。
反対に持ち物がそのまま残されているようであれば、何らかの事件や事故に巻き込まれているかもしれません。
もし手帳やデバイスなどが残っていれば、メモや検索履歴から手がかりを探してみましょう。
クレジットカードの利用明細
クレジットカードの利用明細を確認することで行先が特定できる可能性もあります。
しかし利用明細を見るには親権者などの法定代理人でなければならず、関係のない人が確認すると違法になる可能性があるため注意が必要です。
住民票を閲覧する
住民票には転出後の住所やいつ転出したかが記載されており、対象者が転出手続きを行っていれば有効な手がかりを掴むことができるでしょう。
住民票の閲覧は原則本人か本人から委託された人のみですが、法律上の利害関係があり相続債権者や不動産の共有者などに値する人(利害関係人)であれば住民票が閲覧できる場合もあります。
戸籍附表を閲覧する
戸籍附表とは、戸籍の原本と一緒に本籍地で保管している書類です。
その戸籍が作られてから現在に至るまでの住所が記録されており、過去にあなたが同一戸籍であれば取得できますが、対象者が開示を拒否するケースもあります。
戸籍附表の発行には、附表に記されている人と申請者の関係性がわかる書類が必要です。
知り合いへ聞き込む
対象者の友人や同僚などに聞き込みを行うのも有効です。
身内には話せないことを周りに話している可能性もあるため、何か手がかりが得られるかもしれません。
しかし、対象者が身内には行先を知られたくないなどと伝えていた場合は情報が得られなかったり、対象者を探していることで周りに変な噂を立てられる可能性もあります。
自分で探すリスク
これまで音信不通の身内を自分で探す方法について解説してきましたが、自分での人探しにはリスクやデメリットもあります。
違法になる・個人情報漏洩のリスク
先ほどもお伝えしたように自分で人探しをするには不正アクセスやプライバシーの侵害にあたったり、対象者の個人情報を漏洩し悪用される可能性もあります。
時間・人手不足
自分での人探しは基本的に1人体制のうえ、仕事やプライベートを優先しながら進めなければならないこともあります。
さらに慣れない人探しのやり方を一から調べて行わなければならず、時間ばかりがすぎてなかなか対象者を見つけられないといったことも考えられます。
探偵に依頼するメリット
自分で探すにはリスクやデメリットの大きい人探しですが、探偵に依頼すればあなたが負担を背負うことなく日々の生活を変わらず過ごすことができます。
これから探偵に人探しを依頼するメリットについて解説していきます。
周囲に知られることがない
探偵には業務上知り得た情報を他言しない守秘義務があるため、依頼主の情報は守られます。
人探しをしていることが周囲に知れ、根も葉もない噂を立てられる心配もありません。
発見率が高く合法に調査を行える
探偵は2‐3人など複数のチームで調査を進めることが多く、独自のノウハウやネットワークがあるため発見率が高いと言えるでしょう。
また個人で行うと不信に思われ通報されたり違法になる可能性のある尾行や張り込み、聞き込みなども探偵なら探偵業法により業務として認められているためあなたがリスクを背負う必要がありません。
専任のカウンセラーによるケアがある
いくら自分でリスクを負う心配がないとはいえ、不安に思ったり気持ちが不安定になることはあるでしょう。
さらに対象者が見つかった後にも継続して心のケアが必要なケースもあります。
弊社では、調査終了後も専任のカウンセラーが根本的な問題解決まで寄り添います。
まとめ
ここまで音信不通の身内を自分で探す方法やデメリット、探偵に依頼するメリットをお伝えしてきましたがいかがでしょうか。
この記事のポイントは、
- 警察は「特異行方不明者」の場合なら捜査をしてくれる
- 自分で人探しをすると事件や事故に巻き込まれたり違法になる可能性がある
- 探偵に依頼すれば周囲に知られることなく合法的に調査を進められる
などです。
行方不明になった人にもう一度会いたいと先急いでしまう気持ちはわかります。
しかし焦って自分で調査を進めてしまい、後に引き返せなくなれば大きなリスクを背負うことになります。
やみくもに1人で動いてしまう前に、一度立ち止まって考えてみてはいかがでしょうか。
弊社の無料カウンセリングは24時間365日いつでもご相談可能なうえ、女性相談員による対応も行っております。
契約まで費用は一切かからないため、いつでもお気軽にご相談ください。