元交際相手からの嫌がらせがしつこい!対処法ややってはいけないことを解説

元交際相手からの嫌がらせがしつこい!対処法ややってはいけないことを解説

2024.06.14 / # 嫌がらせ調査

『とっくに別れたのに元カノからの連絡がしつこい。』 『元彼がネットに自分の写真をばら撒いているようで迷惑。』 などと、元交際相手から嫌がらせを受けて悩んでいませんか? 元交際相手からの嫌がらせを放置してしまうと、精神的苦痛を受けてしまう他、場合によっては、今後のあなたの生活に悪い影響が出てしまうリスクがあります。 このようなリスクを受けないようにするためにも、元交際相手から嫌がらせを受けてしまった場合は、できるだけ早めに対処することが大切です。 今回は、元交際相手からの嫌がらせに対処する方法や嫌がらせを受けてもやってはいけないことについて解説していきます。 現在、元交際相手から嫌がらせを受けていて困っている方は、これから解説する内容を確認しましょう。

元交際相手からの嫌がらせの事例


元交際相手からの嫌がらせに対処する方法を知る前に、まずどんな嫌がらせがあるのか改めて理解しましょう。

元交際相手から被害を受けやすい嫌がらせには、具体的に以下の事例があります。

  • 電話やメール、LINEがしつこい
  • ネットに写真をばら撒かれる
  • 個人情報をネットに晒された
  • つきまといされている

これらの嫌がらせが具体的にどのようなことなのか説明をしていきます。

電話やメール、LINEがしつこい

別れた後にもかからず、元交際相手から何度も電話をしてきたり、メールやLINEしつこく連絡したりして嫌がらせをしてくるケースがあります。

大抵の場合は、『もう一度付き合いたい。』『別れないでほしい。』などと復縁を迫るのを目的に利用してくることが多いでしょう。

しかし、こういった目的のほかにも『このまま連絡取れなかったら、家に行くから。』などと、脅迫まがいのメールをしつこくするケースもあります。

ネットに写真をばら撒かれる

交際している時に撮った写真をネットにばら撒かれる嫌がらせもよくあることです。

このケースは、顔写真などの通常の写真ではなく、裸などの性的な写真をばら撒かれてしまうケースが多いです。

このような恋人に振られた腹いせに、交際時に撮影したプライベートな写真や動画をネットなどを通じて不特定多数に配布、公開する行為を『リベンジポルノ』といい、社会的にも問題となっています。
(参照:リベンジポルノに注意! リベンジポルノの被害に遭わないための注意点|大阪府警本部)

こういった被害に遭ってしまったら、相手を公表罪として法的措置することができます。

また、ネットだけではなく、相手の知り合いなど、一部の人にばら撒いた場合でも、同罪で法的措置することが可能です。

個人情報をネットに晒された

元交際相手の中には、あなたの住所や携帯番号、職場を知っていることが多いでしょう。

こういった個人情報を悪用して、ネットで晒す嫌がらせをしてくるということもよくあることです。

このケースはただ個人情報を晒すだけではなく、SNSや掲示板に悪口などと合わせて書き込みされ、いわゆる誹謗中傷されてしまうこともあります。

つきまといされている

別れたのにも関わらず、元交際相手が家の前や駅前で待ち伏せをしていたり、後をつけてきたりするなど、つきまといされる嫌がらせもあります。

こういった嫌がらせは、いわゆるストーカー行為にあたるので、専門機関に相談したり、引越しをしたりするなど、速やかに対処しましょう。

このまま放置してしまうと、場合によっては行為がエスカレートしてしまい、事件に巻き込まれてしまう可能性も十分にあります。

元交際相手からの嫌がらせは訴えることができる?

法律書を読む女性弁護士
元交際相手からの嫌がらせは、場合によっては訴えることができます。

例えば、『性的な写真をばら撒かれた。』『電話で復縁を迫られ、脅されている。』『個人情報をネットに晒され、誹謗中傷された。』などといった場合は、以下のような罪に該当します。

  • 公表罪
  • 恐喝罪
  • 侮辱罪
  • 名誉毀損罪

もしも、これらの罪に該当する嫌がらせを受けてしまった場合は、速やかに警察へ被害届を提出すると良いでしょう。

しかし、被害届を提出しても必ず警察が対応してくれるというわけではなく、民事事件とみなされたものは、警察が介入することはできないのです。

民事事件とは、貸したお金を返してほしいなどの個人間の紛争や、売掛代金に関する企業間の紛争などを解決するための手続に関する事件のことです。
(参考:裁判所が扱う事件|裁判所)

例えば、元交際相手から『昔貸したお金を返してほしい。』という理由で連絡が何度も来ていた場合は、警察からも痴話喧嘩とみなされ、対応されないことが多いです。

必ず、警察に対応して嫌がらせをなくしたいと考えているのであれば、嫌がらせにあったという証拠を集めてから、警察に相談すると良いでしょう。

元交際相手からの嫌がらせに対処するには?

人差し指を立てる男探偵
交際相手からの嫌がらせに対処するには、主に3つの方法があります。

  • 嫌がらせの証拠を集める
  • 警察に相談する
  • 弁護士に相談する

ここでは、これらの対処方法の具体的なやり方について説明をしていきます。

被害がエスカレートする前に、できるだけ早くこれらの方法を実践して、対処するようにしましょう。

嫌がらせの証拠を集める

元交際相手から嫌がらせを受けてしまったら、まず嫌がらせに遭ってしまった証拠を集めるようにしましょう。

メールやLINEなど、連絡がしつこい場合は、届いたメールやメッセージをスクリーンショットすることで、証拠の一つになります。

また、ネット上で写真や個人情報を晒されている場合も同様で、スクリーンショットはもちろんのこと、晒されている掲示板やSNSなどのURLやアカウント名も記録するようにしましょう。

できる限りの証拠を集めることにより、警察や弁護士に相談する際、スムーズに手続きを進めることができます。

警察に相談する

証拠を集めたら、警察に相談しましょう。

警察に相談をすることにより、あなたが遭っている嫌がらせについて対処するにあたって、何らかのアドバイスをしてくれるでしょう。

そして、警察に被害届を提出して受理されることにより、場合によっては、捜索を進めてくれることもあります。

ただし、前述した通り、民事事件とみなされたものに関しては、警察が関与することができませんので注意してくださいね。

また、一人で警察へ相談すると、どうしてもスムーズに手続きが進められなかったり、なかなか捜索を進めてくれなかったりなどということもあります。

そのような場合は、後述する弁護士に相談してから、警察に相談することで、手続きが進めやすくなるでしょう。

弁護士に相談する

警察に相談しても、スムーズに手続きを進めてくれない場合は、まず弁護士に状況を相談してみましょう。

弁護士を介入することにより、あなたの被害状況を整理してくれるのはもちろん、警察へ相談する際も弁護士に同行してもらうことで、警察側も被害の深刻度について理解してくれるはずです。

また、弁護士は法律にも詳しいので、あなたに被害を与えた元交際相手がどのように法的措置を取られるのか、教えてくれたり、アドバイスを受けたりすることもできるでしょう。

相談することであなたも精神的に安心できるはずですので、『必ず元交際相手を法的に処罰させたい。』と考えている方は、弁護士に相談することを検討してみてくださいね。

元交際相手に嫌がらせされてもやってはいけないこと

手で案内をする女探偵
元交際相手からの嫌がらせは、ご自身で対処することが可能ですが、以下のことは絶対にやらないように気をつけましょう。

  • 嫌がらせを放置する
  • 今の恋人に助けてもらう
  • 自分で直接説得する

上記のことを行なってしまうと、最悪の場合、嫌がらせがエスカレートしてしまうリスクがあります。

では、どうしてやってはいけないのか説明をしていきます。

嫌がらせを放置する

『どうせ嫌がらせなんてそのうちなくなるだろう。』

と思い、嫌がらせを受けても放置してしまう方も少なくはありません。

しかし、嫌がらせを放置してしまうのは絶対にやってはいけません。

確かに、元交際相手からの嫌がらせをそのまま受けてしまったり、直接自分で注意をしたりしても、相手は調子に乗って行為がエスカレートしてしまう可能性はあります。

それなら放置するのが賢明なのではないのかと思い、放置する方もいらっしゃいますが、放置してしまうと、逆に『気づいてくれない。』と思って、さらに嫌がらせが増えてくるリスクがあります。

元交際相手からの嫌がらせは、放置せず、必ず正しい対処法をして、被害を防ぐように心がけましょう。

今の恋人に助けてもらう

『今の恋人に助けてもらえば、さすがに元交際相手も諦めてくれるだろう。』

と思い、今の恋人に相談する方も少なくはありません。

相談するだけであれば問題ありませんが、今の恋人から元交際相手に直接説得してもらおうとすることは絶対に行わないようにしましょう。

元交際相手からすると、今の恋人は敵ということになります。

そのため、今の恋人を巻き込んでしまうと、嫌がらせがなくなるどころか、場合によっては今の恋人も元交際相手から嫌がらせを受けてしまうリスクがあります。

今の恋人も嫌がらせを受けてしまうことになると、今後のあなたとの関係にも悪い影響が生じてしまう可能性も十分にありますので、くれぐれも今の恋人に助けてもらうようにするのは避けましょう。

自分で直接説得する

元交際相手からの嫌がらせをすぐにでもやめさせたいと思い、自分から直接元交際相手に説得することを試みる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、自分で直接説得するという方法は、一番危険なので絶対に行わないようにしてください。

説得しに行く際に、人目のつかない場所で会うことになったら、最悪の場合、暴力を振るわれてしまう可能性も十分にあり得ることです。

また、元交際相手は、あなたと会うことや話すことを目的として嫌がらせを続けていることもあります。

そのため、自分で直接説得しに行ったら、元交際相手から『嫌がらせをすれば、会ってくれる。』と変に学習してしまい、説得をしても嫌がらせがエスカレートしてしまうリスクがあります。

絶対に自分で直接説得しようとせず、正しい方法で対処するようにしてくださいね。

元交際相手の嫌がらせに困っているなら、探偵に相談するのも有効

元交際相手からの嫌がらせは、正しい対処法を行うことで被害を軽減させることが可能となります。

警察や弁護士に相談することももちろん重要ですが、まずは自分が元交際相手から被害にあってしまったという証拠を徹底的に集めていきましょう。

証拠集めは、自分でも行うことができますが、中には自分で思うように証拠を集めることができなかったり、精神的苦痛を感じて証拠集めが難しかったりすることもあります。

そういった場合は、嫌がらせ調査を取り扱っている探偵に相談することにより、あなたの代わりに証拠集めを進めることが可能です。

探偵では、元交際相手による悪質な嫌がらせが1日でも早くなくなるように、あなたのことをサポートしながら、嫌がらせの証拠を集めていきます。

もしも、元交際相手からの嫌がらせに困っている方は、行為がエスカレートしてしまう前に、一度ご相談くださいね。
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