夫と浮気相手を別れさせるための具体的な手段とは
「とにかく一刻も早く別れさせたい。」「強行手段も厭わない!」
という方もいれば、できれば穏便に別れさせたいと思っている方もいらっしゃると思います。
穏便に済ませたい場合は、夫や浮気相手と話し合って別れさせることが良いでしょう。
別れさせるための強行手段としては、内容証明郵便や慰謝料の請求など法的な手段をとること、もしくは周囲の人に仲裁に入ってもらうことなどが挙げられます。
いずれの方法を取るにしても、必ず必要となってくるのが証拠集めです。
手段として絶対にやってはならないことや注意点も踏まえて説明していきます。
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話し合いで穏便に別れさせる場合
夫と直接話し合う
夫との話し合いをすることも一つの手段です。
夫との話し合いでは、夫婦関係についての整理を目的とします。
・夫がなぜ浮気をしてしまったのか?
・浮気のきっかけ
・今の夫の気持ち
など、夫の主張や要望も聞き出すことが必要です。
お互いが感情的になってしまい、話がまとまらないケースもありますが、今後のことや自分自身の感情の整理に有効です。
また、話し合いの場にはボイスレコーダーの使用をお勧めします。
口頭のみの話し合いのため、後日話がもつれることや、「言った/言ってない」という食い違いが起こる可能性を防ぐことができます。
浮気相手との話し合い
夫との話し合いだけでは別れる気配がない...そんな場合には浮気相手との話し合いをすることも有効的な手段です。
浮気相手との話し合いは、不貞行為についての整理が目的となります。
そのため、夫との話し合いとは別に行うことが一般的です。
もし、夫が既婚者であることを知った上で関係をもっていたとするならば、浮気相手にも法律的な責任が生じます。
そのため、浮気相手と話し合いをすることも重要となります。
浮気相手との話し合いの場を儲けることができた場合、以下のことを認める誓約書を用意しましょう。
・故意に夫との不貞行為をしていたこと
・夫との関係を解消すること
・慰謝料の支払いをすること
・もし破った場合、違約金を支払うこと
また、この時感情的になってしまったあまり、脅迫罪に当たることもあります。
あなたがこれ以上の不利益を被ることのないように、怒りを抑えて冷静に話し合いを進めましょう。
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なんとしても別れさせたい強行手段を取る場合
法律の力を借りる方法
不貞行為が発覚し、その証拠がある場合は法的に別れさせることができます。
- 内容証明郵便を送る
浮気相手に対し、”夫と別れてほしい”という内容の書類を、内容証明郵便で送ることができます。
浮気相手が話し合いに応じない場合などに有効的な手段です。
内容証明郵便とはそもそも、”いつ、誰が誰に、どのような内容の文書が差し出されたか”を郵便局が証明してくれる、というものです。
これを行うことにより、「あなたの不貞行為をこちらは知っていますよ」という圧力をかけることができます。
自力で送ることもできますが、行政書士を頼るのが良いでしょう。
感情的になっているあまり、脅迫的な内容を送ってしまいかねないことと、有効な証拠なしに内容証明郵便を送ってしまう事態を避けられるからです。
- 誓約書/示談書に署名、捺印してもらう
上述のとおり、浮気相手を話し合いの場に呼ぶことができたら、「誓約書/示談書」に署名、捺印してもらいましょう。
周囲の力を借りる
- 夫との間に親に仲裁してもらう
自分の親や夫の親に事情を話し、仲裁してもらうという手もあります。
自分の浮気を身近な人に知られるということだけで、浮気をやめさせるのに有効的です。
- 職場にばらす
もし、浮気相手も夫と同じ会社にいる場合は、夫の職場の同僚などに相談するのもひとつの手です。
親に知られること同様に、社内で噂が広まってしまうと、過ごしにくくなりますよね。
浮気をやめてくれる可能性は高いです。
ただし、怒鳴りこむなどの方法はお勧めできません。
トラブルになる可能性も高く、結果として貴方に不利益が生じることもあります。
これだけは絶対にやってはいけない別れさせ方
- 別れさせ屋
実際にこのような方法があるのも事実ですが、これはあまりお勧めしません。
法律的に違反している業者も多く、トラブルに発展してしまうこともあります。
そもそも料金が高い上に、夫が外の女性に惹かれてしまう、浮気心がある、という部分についての根本的な解決はできません。
- SNSに書き込む
怒りや悲しみ、また浮気相手への憎しみのあまり、SNSに書き込みたくなる気持ちもわかります。
しかし、感情的になって行ってしまったこの行為は、名誉毀損などにあたるケースがあります。
いずれにしても、確かな証拠集めが必要です
話し合いなどの行動にうつす前に証拠集めが必要
夫や浮気相手と話し合いをする前に、不貞行為を行ったという証拠が必要になります。
証拠を集める前に、あなたが夫の浮気を知っているという事実を知られてしまうと、証拠隠滅されてしまったり、言い逃れられてしまう可能性があるからです。
浮気を証明できる物的証拠
浮気を証明できる証拠には以下のようなものがあります。
①夫と浮気相手が宿泊したことを示すメールやラインのやりとり
②夫と浮気相手が宿泊したことを示す写真
③夫と浮気相手が宿泊したことを示すホテルや旅館の領収書
④不貞行為を認める書面
⑤不貞行為を認めるボイスレコーダー
証拠集めに有効な手段
では、これらの証拠はどのようにして集めると良いでしょうか?
ご自身で集めるという方法もあります。
しかし、夫が浮気した証拠を自ら集める...そんな精神的な苦痛をあなたが味わう必要はありませんよね。
さらに、せっかく集めた証拠が法的に使えなかった、などのリスクもあります。
そんなときにこそ、探偵に依頼することをお勧めします。
より確かな証拠を集めてくれますし、調査報告書そのものが証拠として利用できます。