托卵女子とは?
「托卵(たくらん)」とは、鳥類が他の鳥の巣に自分の卵を産みつける行為を示します。
この語源をもとに「配偶者以外との間にできた子供を配偶者の子供と認知させ、育てる」といった行為をする女性のことを「托卵女子」と言われるようになりました。
つまり、簡単に説明すると、夫が自分の子供でないことを知らないで子育てをする状況を指します。
妻が配偶者に対して「別の男性の子供かもしれない」という状況であっても、夫が「自分の子供として育てる」と承知した場合は、托卵とは言いません。
こちらもチェック
托卵女子の特徴
托卵女子には、以下のような特徴を持っている傾向があります。
- 不倫をしている
- 夫以外の男性と性交渉をしている
- 夫の経済力に頼っている
- 容姿を気にしている
こちらでは、托卵女子の具体的な特徴についてご紹介します。
不倫をしている
先述した通り、托卵女子は、配偶者以外との間にできた子供を配偶者の子供と認識させ、育てるという特徴があります。
このため、不倫相手との間に生まれた子供を隠すケースが見受けられます。
もし、配偶者から急に「子供ができた」と告げられた場合、それはあなたとの子供ではなく、不倫相手との子供である可能性も考えられるでしょう。
また、配偶者が結婚直前に別の男性と交際していた場合、事実上不倫とは言えませんが、時期によってはその男性との間にできた子供である可能性も否定できません。
こうした場合は、注意深く状況を確認することが重要です。
夫以外の男性と性交渉をしている
不倫に限らず、妻が他の男性と性交渉をしていると考えられる場合は、托卵の可能性が高まります。
例えば、遊びなどでマッチングアプリや出会い系サイトを利用して性交渉をする男性を探していた形跡がある場合には注意が必要です。
托卵女子は、こうした行為を隠すために、あえて配偶者との関係も維持しようとします。
この場合、妻が托卵しているかどうかを判別するのが難しいのが実情です。
夫の経済力に頼っている
女性の中には、托卵を目的としてあえて経済力のある男性と結婚することもあります。
この場合、妻は最初から夫に対して恋愛感情を持っていなく、あなたの経済力だけを頼って、生活しようとしている可能性が考えられます。
そして、その経済力を利用して他の男性との間にできた子供を大切に育てようとするのです。
容姿を気にしている
托卵をする女性は、自分の容姿を気にしている傾向があります。
そして、「子供は美人がいい」という願望が強まり、容姿に恵まれた遺伝子を持っている男性との子供を作ります。
その結果、托卵女子は夫以外の男性との間にできた子供を夫との子供として偽り、育てることもあるのです。
こちらもチェック
托卵している可能性がある場合の対処法
「妻が托卵しているかもしれない…」という場合は、次の対処をおこなうことで妻が托卵女子なのかどうかを判断することができます。
- DNA鑑定をおこなう
- 「嫡出否認の訴え」の手続きをおこなう
ここからは、托卵している可能性がある場合の対処法について解説していきます。
DNA鑑定をおこなう
妻が托卵しているかもしれないと考えられる場合は、まずDNA鑑定をおこないましょう。
DNA鑑定をおこなうことで、子供の父親が誰なのかを確定することができます。
その結果から血縁関係がないことが分かれば、法律上の親子関係を否定することが可能となります。
詳しい手続きについては、次項を確認してみてくださいね。
「嫡出否認の訴え」の手続きをおこなう
DNA鑑定をおこない、子供に血縁関係がないことが判明した場合、法律上の親子関係を否定する必要があります。
そのためには、「嫡出否認の訴え」という手続きをおこないます。
この手続きをする際、まず家庭裁判所に嫡出否認をするための話し合いをおこなう必要があります。
その後、夫の子供ではないということが合意された場合、法律上の親子関係を否定され、子供の戸籍からも夫の名前が消されるようになります。
ただし、「民法777条」に定められている通り、この手続きをおこなう際は、子供の出生を知ってから3年以内におこなわなくてはなりません。
(出典:民法-e-Gov)
そのため、少しでも「妻が托卵しているかも」と疑念があるのであれば、早めに手続きすることが重要です。
こちらもチェック
托卵を未然に防止するには?
妻に他の男性との子供を作らせず、托卵を防ぐためには、日頃から夫婦の関係を良好に保つことが重要です。
例えば、毎日のコミュニケーションを大切にすることで、お互いの信頼度を高めることが期待できます。
仕事や家庭、趣味のことなど、些細なことでも結構ですので、日頃から話し合いをすると良いでしょう。
また、夫婦間で揉め事などトラブルが起きた際は、自分だけで解決したり、相手に任せたりするのではなく、一緒に解決することも重要です。
そうすることで、より信頼関係を深めることができるでしょう。
このように信頼を築いていくことで、相手が不倫に走らないような状況を作り上げることができ、托卵を未然に防ぐことに繋がります。
こちらもチェック
托卵女子に関するよくある質問
ここからは、托卵女子に関するよくある質問についてご紹介します。
托卵は離婚する際の理由になるのか?
托卵は離婚する際の理由になります。
そもそも結婚後に妻が夫以外の男性と性交渉をした場合、「不貞行為」とみなされ、これだけでも離婚が認められるケースが多いです。
さらに、托卵という行為自体も民法770条に記されている通り、「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当する可能性があります。
そのため、托卵が離婚の理由として認められる可能性は高いと言えるでしょう。
(出典:民法-e-Gov)
もし托卵の場合、養育費はどうなるのか?
通常、妻が托卵した場合でも夫との子供と扱われている場合、その子供の親は法律上、夫が父親扱いになります。
そのため、仮に離婚した場合、夫がその子供に養育費を支払わなくてはなりません。
しかし、上記で説明した「嫡出否認の訴え」の手続きをおこない、子供との血縁関係がないことを証明できている場合は、子供の戸籍からも夫の名前は消されます。
すなわち、その子供の養育費も支払う必要も当然なくなります。
タイミング次第では、養育費を支払うリスクが生じるので、こうしたリスクを避けるためには早めに妻の様子に気づいて、法的手続きをおこなうようにしましょう。
托卵で慰謝料を請求することはできるのか?
托卵という理由で妻に対して慰謝料を請求することは可能です。
そもそも托卵という行為は、夫に精神的苦痛を与えるものです。
慰謝料は、精神的な苦痛を与えた加害者が被害者に対して支払う金銭ですので、当然請求が認められるでしょう。
また、妻が結婚後に夫以外の男性と性交渉をしてたことがわかるのであれば、それは「不貞行為」に該当し、これを理由に慰謝料を請求することも可能です。
こちらもチェック
【まとめ】妻が托卵女子の可能性がある場合は探偵に相談しよう
日頃から妻との関係を維持している場合には、托卵しているかどうかはなかなか気づきにくいものです。
しかし、「性交渉をしていないのに妻が妊娠した」「妻が不倫している可能性がある」などと不審に思う点があれば、できるだけ早めにDNA鑑定をおこないましょう。
そして、血縁関係がないとわかったら嫡出否認の訴えをし、法律上の親子関係を否定するのも忘れずにおこなうようにしてください。
これらの手続きをすることにより、あなたが養育費を支払うなどのリスクを回避することができます。
しかし、実際のところ妻が托卵女子なのか見抜くのはなかなか難しいものです。
もしあなた自身で判断できない場合は、探偵などのプロに相談してみるのがおすすめです。
浮気調査に強い探偵であれば、尾行や聞き込みなどの調査を駆使して、あなたの妻が托卵しているかどうか調べることができます。
T.L探偵事務所では、托卵をはじめとした浮気に関する問題を解決した実績があります。
妻のことで不審に感じることがある方は、お気軽にご相談ください。