当て逃げで「警察が動かない!」と感じたときは?捜査を進めてもらうためのポイントを解説

当て逃げで「警察が動かない!」と感じたときは?捜査を進めてもらうためのポイントを解説

2024.04.24 / # ニュース

自宅や外出先の駐車場、運転中や停車中など、当て逃げ被害にあったときのショックは非常に大きなものです。 警察に通報したものの 「いつまで経っても連絡がこない」 「きちんと捜査してくれてるの?」 など不信感が募り、日に日にダメージが増していくケースも決して少なくありません。 そんなとき、被害者ができることにはどんなものがあるのでしょうか。 本記事では、当て逃げされた被害者ができること、また警察に捜査を進めてもらうためのポイントを解説していきます。 当て逃げ被害にあって悩んでいる人はぜひご参考ください。

【重要】当て逃げされたら必ず警察へ通報を

110番のイメージ

「被害届」の提出と「交通事故証明書」の交付

道路交通法では、当て逃げ被害にあったら警察へ通報することが義務付けられています。

傷が小さくても必ず警察に通報し「被害届」を提出しましょう。

また警察に「交通事故証明書」を交付してもらうことで、犯人が確保されたときに損害賠償を請求することが可能になります。

車の修理に保険を使うときにも交通事故証明書が必要になりますので、傷の大小に関わらず必ず警察に通報しましょう。

怪我人が発生したら「人身事故扱い」になる

もしも自分や同乗者が怪我を負った場合は、病院を受診し「当て逃げ事故による負傷」であることを証明する診断書を発行してもらいましょう。

怪我人がいない当て逃げは「物損事故」になりますが、怪我人が発生している場合は「人身事故」扱いとなり警察や保険会社の対応も変わってきます。

車の損害賠償だけでなく慰謝料が請求できる可能性もあるため、小さな怪我でも必ず受診するようにしましょう。

人身事故の場合に限り、当て逃げした犯人が見つからなかったときは「政府補償事業」に怪我の治療費を請求することが可能です。

詳しくは国土交通省のホームページをご参考ください。

(参照:国土交通省 自賠責保険・共済ポータルサイト「政府保障事業への請求に関すること」

当て逃げ事故で警察はどこまで動いてくれるのか

凛々しい顔をする男探偵
当て逃げは立派な犯罪です。

被害者からは「警察は動いてくれない」と見える場合でも、実は犯人の特定に向けて次のような捜査をおこなっています。

  • 現場付近の防犯カメラの確認
  • 目撃情報の収集(聞き込みや看板の設置など)
  • 被害にあった車の傷や付着した塗料の確認
  • ドライブレコーダー映像の確認
  • 情報提供を呼びかける看板の設置

「犯人の特定にいたっていない」

「警察から何の連絡もない」

というときは、当て逃げに関する情報や物的証拠が不十分であり、捜査が難航している可能性が高いと考えられます。

警察に捜査を進めてもらうには?被害者ができる3つのこと

3つの指を立てる笑顔の女性
警察に捜査を進めてもらうためには、もっとたくさんの情報や証拠を集めて刑事事件として立件してもらう必要があります。

では、立件してもらうために被害者ができることにはどんなことがあるのか、立件に必要な3つのことについて解説していきます。

1. 当て逃げされたことが分かる「客観的な証拠」を集める

客観的な証拠とは、誰が見ても「これは当て逃げだ」と断言できるレベルの証拠を指します。

例えば次のようなものです。

  • 現場や周辺の防犯カメラの映像
  • 被害車両や近くにあった車のドライブレコーダーの映像
  • 現場付近にいた目撃者の証言

防犯カメラの映像を見せてもらえるか否かは、管理人の判断によって異なります。

直接お尋ねしてみて、見せてもらうための条件があれば伺ってみましょう。

客観的な証拠集めは、探偵に依頼するのもひとつの方法です。費用等については記事の後半で詳しく解説していきます。

2. 病院を受診して「診断書」をもらう

運転中や停車中など、当て逃げされた瞬間に車内にいた場合は病院を受診しましょう。

前章でお伝えした通り、当て逃げされた際に自身や同乗者が怪我を負ったときは「物損事故」ではなく「人身事故(ひき逃げ)」扱いになります。

人身事故は物損事故よりも罰則が重い犯罪です。警察は必ず捜査をおこないます。

見た目に怪我がない場合でも軽いむち打ちになっていることもありますので、病院を受診して診断書をもらい、警察に提出しましょう。

3. 「当て逃げ犯が乗っていた車両の情報」を集める

当て逃げ犯が乗っていた車両の情報を集めることも、立件に必要な大事なポイントです。

  • メーカー
  • 車種
  • ナンバー
  • ボディの色
  • 改造の有無
  • 逃げていった方向

ただし必ずしも「当て逃げした車両=犯人が所有している車」とは限りません。

人から借りていたり、レンタカーであったり、盗難車である可能性もあります。

そのことも踏まえ、できるだけたくさんの情報を集めておきましょう。

【注意】SNSやネットでの情報拡散は危険

注意!!
有力な情報を集めたいがためにSNSで呼びかけたり、情報を拡散したりする行為は違法行為にあたる可能性があります。

  • 肖像権侵害…人物が特定できるような写真や動画などを本人の許可なく公開する行為
  • プライバシーの侵害…個人のプライベートな情報を取得・利用して晒す行為
  • 名誉毀損罪…個人の名誉を傷つけて社会的な評価を落とす行為

加害車両が盗難車であったり、人から借りた車などの場合は、所有者に迷惑がかかる恐れもあります。

また、寄せられた情報がすべて正しい情報だとも言い切れません。

SNSやインターネットは大変便利なものですが、情報を拡散する行為は危険だということは認識しておきましょう。

探偵は当て逃げ犯を捜すことができる?探偵にできることと費用の相場

調査費用
自分だけでは情報が集められないときは、探偵事務所に依頼するのもひとつの方法です。

探偵にはどんな調査ができるのか、また費用はいくらかかるのか、詳しく解説していきます。

探偵がおこなう調査とは

  • 被害車両のドライブレコーダーの解析
  • 現場、または周辺施設に設置されている防犯カメラの閲覧申請
  • 現場周辺での情報収集(張り込み・聞き込みなど)
  • 付近の自動車修理工場への聞き込み調査
  • 情報提供を呼びかける立て看板の設置、ポスターの掲示、チラシの配布 など

警察は複数の事件を取り扱っているため、当て逃げだけに人員を集中させるのはほぼ不可能だといえます。

また重大事件を抱えている場合は、どうしてもそちらを優先しなければいけないのも致し方ないでしょう。

対して探偵は、依頼者ひとりひとりに寄り添った調査をおこなうことが可能です。

場合によっては警察よりも早く犯人の特定にいたることもあります。

さらには警察に同行したり、弁護士を紹介したり、再発防止策の提案をおこなったりなどのアフターサービスも万全です。

気になる場合は気軽に相談してみましょう。

探偵に依頼したときの費用相場

探偵に調査依頼をしたときの費用は、調査の難易度、また調査にかかった時間などによって異なります。

だいたい1日1〜5万円程度がひとつの目安となるでしょう。

ただし、依頼したといって必ずしも犯人が特定できるとは限りませんし、犯人特定に至らなくても費用が発生することがあるため注意が必要です。

いつ当て逃げされたかわからない!警察に相談すべき?

車の傷の被害が小さいときは、当て逃げされたことに気づかないこともあるでしょう。

数日後に気づいたところで、当て逃げなのか自分の不注意でついた傷なのか、判断できないことも多いと思います。

当て逃げされたという証拠がない、また当て逃げなのかも分からない場合の対処方法についてまとめてみましたので、状況が近い場合はぜひ参考にされてください。

  • 24時間監視のドライブレコーダーをつけている…

当て逃げされた証拠が残っている可能性があります。

すぐに過去の映像をチェックし、確認が取れたらすぐに警察に通報してください。

  • 自宅の駐車場で被害にあった可能性が高い…

自宅に監視カメラをつけているときは過去の映像をチェックしてみましょう。

監視カメラをつけていない場合は、監視カメラを設置している近隣宅にお願いしてみるのも有効な方法です。

  • 外出先で被害にあった可能性が高い…

コンビニやスーパー、施設などの監視カメラは、個人の依頼では確認させてもらえない可能性があります。

無理を承知でお願いしてみるか、警察に相談してみることをおすすめします。

  • 探偵に相談…

当て逃げにあった可能性が高い場合は、警察に相談したうえで探偵に相談してみるのもおすすめです。

自身が見逃している当て逃げの証拠が見つかる場合もあります。

まとめ

当て逃げは、愛車にも心にも大きなダメージを残します。

一刻も早く当て逃げ犯を確保して欲しいところですが、犯人に繋がるような証拠がない場合は捜査が難航することも考えられるでしょう。

警察が動かないと感じたとき、また少しでも犯人を見つけ出したいときは、警察だけでなく探偵に調査依頼をするのもひとつの方法です。

探偵は調査のプロであり、被害車両の傷や現場に残されたわずかな痕跡、また防犯カメラの閲覧申請や独自の情報網など、あらゆる方法をフルに使って犯人の特定へと繋げていきます。

ほとんどの探偵事務所において、無料相談・見積もりをおこなっていますので、まずは問い合わせからはじめてみることをおすすめします。
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