会社で素行調査を使うケースとは?違法性はない?探偵の選び方も紹介

会社で素行調査を使うケースとは?違法性はない?探偵の選び方も紹介

2024.05.10 / # 素行調査

会社側が何らかのきっかけにより、従業員のことを素行調査して、行動を調べるケースがあります。 例えば、雇っている従業員が犯罪などに関わっている疑いがある際、素行調査をすることにより、実態を把握することができます。 『会社側が従業員のことを調べるなんてあり得ない。』 と思う方も少なくはないかもしれませんが、会社の経営のことを考えて調べざるを得ないこともあるのです。 では、会社は一体どのようなケースの時に、素行調査を用いて従業員のことを調べるのでしょうか? また、これらのケースは従業員の個人情報を知ることにもなるので、違法ではないのか心配に思ってしまう方も中にはいらっしゃるでしょう。 今回は、会社側が、従業員のことを素行調査を用いて調べる際の事例や違法性、素行調査を依頼する際の探偵の選び方について、解説をしていきます。 現在、会社で特定の従業員の情報を知りたいと検討している方は、これから解説していくことを必ずチェックしてくださいね。

会社で素行調査が使われる時ってどんな時?

不正調査のイメージ
素行調査は、特定の人物がいつどこで誰が何をしていたか、行動を調べるための調査です。

主に探偵などのプロに依頼をすることにより、依頼者の代わりに調査をして、情報を得ることができます。

個人が依頼するイメージの強い素行調査ですが、実は会社などの組織が雇っている従業員の調査を依頼することもあるのです。

では、会社が従業員を素行調査する際、具体的にどのような時に利用されるのでしょうか?

さまざまな場面で使われることが多いですが、主に以下のケースで利用されることが多いです。

  • 社内の情報を社外に流出している疑いがある場合
  • 犯罪に関わっている可能性がある場合
  • 暴力団等に関わっている可能性がある場合
  • 仕事をせずに遊んでいる疑いがある場合

上記のケースが考えられる場合、なぜ素行調査を行われることがあるのかというと、これらを放置してしまうと、会社の経営や信用に影響される可能性があるからです。

例えば、社内の情報を社外に流出されてしまった場合、当然ながら会社の信用がなくなってしまい、顧客との契約が切られてしまうリスクがあります。

また、暴力団等に関わっている従業員がいることにより、会社のイメージが下がってしまうこともあり得ます。

これらのリスクを防止するためにも、会社で素行調査を行うことは実はよくあることなのです。

会社で素行調査を使ったの事例

オフィスで面談する人
素行調査は、個人間の問題だけではなく、会社などの組織が従業員の行動を調べる際にも用いら入れることがあります。

その理由として、従業員が仮に会社にとって悪い影響を与える行動をしていたのを放置してしまうと、会社の経営や信用にも繋がってしまうリスクがあるからです。

悪い影響が具体的にどのようなものか詳しく知ってもらうために、実際に会社が素行調査を用いて、従業員の行動を調べた際の事例について、紹介していきます。

外出していた従業員がパチンコをしていた

自分が受け持っている部署の従業員は、優秀な人材が多く、毎日営業活動をしに外出をしても何らかの案件を手に入れることが多い。

しかし、一部の従業員は、毎日朝から外出しているのにも関わらず、何も案件を得ていないうえ、特別な報告をしてくれるわけでもない。

この状況が半年以上続いていて、次第には、朝から外出しているのに案件も得ず、会社に帰らないでそのまま自宅へ直帰している連絡を頻繁に受けるようになった。

さすがに、『もしかすると仕事をサボっているのではないか?』と感じて、上司に相談をして、その従業員の素行調査を行うことにした。

早速次の日に素行調査を行なったが、早くも情報を入手することができた。

なんと、彼は朝から外出をして夕方までパチンコをしているとのこと。

探偵に協力してもらったこともあり、彼がパチンコをしている様子の写真も撮ってくれた。

後日、彼を呼び出して、写真を見せて事情を話したところ、彼は自分がこれまで仕事をせずにパチンコをしていたことをあっさり認めてくれた。

会社としては、売上に繋がらないのはもちろん、仮に取引先にパチンコをしているところを目撃されてしまったら印象が悪いということで、今後は上司の管理下のもと内勤で働いてもらうという処置を取った。

また、ギャンブル依存症などのメンタル面での症状を患っている可能性も高いので産業医と定期的に面談をすることを約束させた。

先日退職した従業員が競合に社外秘データを流出させていた

社内でも常に成績トップで優秀だと称えられていた従業員が先日突然退職をした。

理由は誰もわからず、上長たちも転職先を知らないとのこと。

その従業員は若いにも関わらず、非常に優秀で会社の重要な会議などにも常に参加し、積極的に発言をしたり、アイディアを提案したりなどをしていた。

ある日、とある従業員がインターネットでニュースを見ていたところ、自社で来年開発する予定であったシステムを競合が開発したと発表したという情報を入手した。

このシステムについての情報は、社内でしか公表していないのにも関わらず、どうして競合が開発を進めたのだろうか。

しかも、考えていたシステムと仕組みが全く同じということに怪しく、従業員は皆、『誰かが社外に情報を渡した。』と疑っていた。

そこで、そのシステムは主に誰が携わっていたのか振り返ってみたところ、退職した従業員が中心となって開発に向けて準備をしていたことを思い出した。

もうすでに競合が開発してしまったので、こちらからは口出しできないと諦めようかと思っていたが、このまま泣き寝入りするのはよくないと思い、探偵に退職した従業員の素行調査を依頼することにした。

素行調査した結果、なんと退職した従業員は競合に転職していたということが発覚した。

そして案の定、社外秘のデータを競合に渡していたとのこと。

これらの調査結果を証拠にして、退職した従業員や競合を訴えた。

会社で素行調査を使うのは違法ではない?

お金とスーツの男性
会社で素行調査を使うことを検討されている方の中には、

『プライバシーの侵害になってしまうのではないか?』

『違法なのでは?』などと懸念される方も少なくはありません。

確かに、素行調査をすると従業員の日頃の行動や交友関係なども詳しく知ることができます。

しかし、素行調査をすること自体には違法性はないため、会社側が探偵に依頼して素行調査をすることは問題がございません。

ただし、以下のようなケースに触れた場合は、違法となってしまいます。

  • 従業員の情報を入手しようとし、勝手に家などに侵入した
  • 家などに無断で侵入し、盗聴器を設置した
  • 従業員のスマホに勝手に盗聴器を仕組んだ
  • 従業員を尾行していた際、ストーカーだと思われ通報された

探偵が従業員を素行調査するにあたり、上記のケースに触れてしまった場合、違法となってしまううえ、会社側も従業員から訴えられてしまうリスクがあります。

また、通常探偵では、勝手に家に入ったり、盗聴器を仕組むなどといった行為をすることはありませんが、このような手段をとって情報を確実に入手することを謳っている悪質な探偵も中には存在しています。

このような悪質な探偵には調査を依頼しないように、依頼者側であるあなたも見極める必要があります。

素行調査を依頼する探偵の選び方

人差し指を立てる男探偵
実際にこれから素行調査を依頼しようと考える際、探偵に調査を頼もうと検討している方が多いはずです。

しかし、街中で見かけた探偵やインターネットで上位に出てきた探偵に、何もリサーチをせずに依頼してしまうのはあまりおすすめしません。

前述しましたが、探偵の中には悪質な手段を用いて調査をする業者も少なくはないのが実情です。

では、どのようにして探偵を選んでいくかというと、以下のような手段を使うことにより、優良な探偵を見つけることができるでしょう。

  • 素行調査を取り扱っている探偵を選ぶ
  • 探偵業提出証明書が掲示されている探偵を選ぶ
  • 口コミを確認する
  • 複数の業者に相談をする

これらの手段を使った探し方について、解説をしていきます。

素行調査を取り扱っている探偵を選ぶ

探偵と言っても、得意分野や取り扱っている調査が決まっている業者も存在しています。

ほとんどの探偵では素行調査を取り扱っていますが、念の為素行調査を取り扱っているかどうかを確認しておきましょう。

もしも、素行調査を取り扱っていない探偵に依頼した場合、調査を進めてくれなかったり、仮に調査を進めても、なかなか情報を得られないなどといったリスクが起きてしまう可能性があります。

また、浮気にまつわる素行調査は行っていても、会社にまつわる素行調査はしていないなどということもあるので、過去の事例などが掲載していれば、必ずチェックするようにしましょう。

探偵業標識が掲示されている探偵を選ぶ

探偵業を始めるには、公安委員会に探偵業を始めるという届出を提出しなくはなりません。

そして、届出を提出した探偵には、『探偵業標識』(※旧探偵業届出証明書)という書類を探偵事務所に掲示しないといけない決まりがあるのです。

この標識の掲示がされていない探偵は、違法な方法で調査を進める悪質な探偵の可能性が非常に高いです。

必ず、探偵に調査依頼をする際は、探偵事務所に『探偵業標識』があるかどうか確認するようにしましょう。

事務所だけではなく、探偵のホームページにも探偵業届出の番号が掲載されているので、こちらも確認してみてくださいね。

口コミを確認する

探偵に調査を依頼する際は、自分の独断で選ぶのも良いですが、やはり過去に調査を依頼した人の声が聞きたいという方も少なくはありません。

そのような際は、口コミを確認すると良いでしょう。

代表的なものでいえば、Googleマップの口コミがありますが、他にも個人のブログやまとめサイトなどでも口コミを確認することができます。

口コミを見ることで、どんな探偵が調査を進めていくか、細かい流れなども想像しやすくなるので、参考にもなるはずです。

複数の業者に相談をする

いきなり1社の探偵に相談をして、そのまま調査を依頼するのも間違いではありませんが、できるだけ複数の業者に相談をすることをおすすめします。

大抵の探偵では、無料で相談を実施しているので、いくつかの業者に相談をして、どこの探偵であれば確実に情報を入手してくれるかなど、見極めるようにしましょう。

情報を確実に入手してくれるか見極めるのも大切ではありますが、探偵の人柄やアフターサポートがあるかなどもチェックすると、これから本格的に調査を依頼する際、安心できるかもしれません。

安全に調査を進めてくれる探偵に相談しよう

会社の経営や信用を守るためにも、素行調査を行うことは非常に大切です。

もし、従業員の行動が会社に悪影響を与えそうな疑いを感じた際は、できるだけ早めに探偵に素行調査を依頼するようにしましょう。

その際、無断で家に侵入したり、盗聴器を仕組んだりするなど、違法行為を行うような探偵に調査を依頼しないようにしてくださいね。

それらを防止するためには、あなた自身も探偵をしっかり選ぶことが重要です。

探偵を選ぶ際は、届出が出されている探偵を選ぶのはもちろん、口コミなどを確認して、どんな探偵かしっかりリサーチしましょう。

また、大抵の探偵では、無料で相談を受け付けているので、複数の業者に相談をしてみて、その中から安全に調査を進めてくれそうな探偵に依頼するようにしましょう。

T.L探偵事務所でも、従業員の素行調査を取り扱っています。

24時間365日、無料で相談が可能ですので、従業員の行動に不信感を少しでも抱いた際は、まずは気軽にご相談ください。
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