プラトニックな関係とは?不倫との違いや離婚・慰謝料発生のリスクについて解説

プラトニックな関係とは?不倫との違いや離婚・慰謝料発生のリスクについて解説

2025.02.08 / # 浮気調査・不倫調査

「好きになった人がたまたま既婚者だった」「結婚しているが片思いしている人がいる」 「既婚者と2人で出掛けたり、食事に行ったりするだけでも不倫になるの?」「そもそもどこからが不倫?」 既婚者なのに好きな人ができてしまったり、好きになってしまった人が既婚者だったりなど、叶わぬ恋に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。 しかし一線を越えてしまうと、それは「不倫関係」。夫婦関係の崩壊や離婚、慰謝料を請求されたりなどのリスクが発生します。 では肉体関係を持たない清らかな関係であれば、リスクを回避することは可能なのでしょうか。 本記事では既婚男性、または既婚女性の恋愛はどこからが不倫になるのか考えるとともに、離婚や慰謝料が発生するリスクについて解説していきます。 既婚者との恋愛について悩んでいる人、既婚者だけど親しい異性がいる人、また配偶者の浮気を疑っている人はぜひチェックしてみてください。

プラトニックな関係とは?不倫との違いも解説

男女の浮気現場を調査員が撮っている様子

プラトニックな関係とは

「プラトニックな関係」とは、肉体関係を持たない恋愛関係のこと。

キスやセックスなどは一切おこなわず、恋愛のドキドキ感を楽しんだり、精神的な安定を求めたりなど、心の繋がりを目的とする関係を指します。

夫・妻・恋人の次に大事な存在であることから、相手のことを「セカンドパートナー(通称・セカパ)」と呼ぶ人もいるようです。

お互いに、またはどちらか片方が既婚者の場合は「プラトニック不倫」と呼ばれます。

どこからが不倫?プラトニックな関係との違い

一般的な不倫は「不貞行為」と呼ばれるもので、おもに「既婚者が配偶者以外の人と自分の意思で肉体関係を結ぶ行為」のことを指します。

民法では離婚事由(婚姻関係の破棄を請求できる要因)のひとつとされ、夫(または妻)の不貞行為が発覚した場合は妻(または夫)は離婚請求をおこなうことが可能です。

第七百七十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

(引用元:e-GOV法令検索 民法第七百七十条

婚姻関係にある夫婦には「貞操義務(配偶者以外の人と性交渉をしない)」が定められており、その貞操義務に反した行為が「不貞行為=不倫」です。

本気の不倫はもちろん、遊びでも風俗でも、配偶者以外の人と性交渉をもった時点で不貞行為に該当します。

よって、肉体関係がある場合は不倫、肉体関係がない場合はプラトニックな関係(プラトニック不倫)だと認識してよいでしょう。

【補足】不倫と浮気の違いとは

不倫と浮気の違いに明確な定義はありませんが、既婚者が配偶者以外の人と肉体関係を持つことを「不倫」、既婚・未婚問わずパートナー以外の人と肉体関係を結ぶ行為を「浮気」と解釈するのが一般的です。

しかし「キスだけでも浮気」「気持ちが傾いた時点で不倫」など解釈に個人差があるのも事実。

この線引きとして、民法では貞操義務に違反した場合を不貞行為=不倫とし、離婚事由のひとつに位置づけています。

プラトニック不倫をしやすい人の特徴・心理

桜並木を歩く男女の後ろ姿
プラトニック不倫をしやすい人には、一定の共通点があることが多いようです。

男女それぞれにどのような特徴・心理があるのか見ていきましょう。

プラトニック不倫をしやすい男性の特徴・心理

女性とプラトニック不倫に走りやすい男性の特徴・心理には以下のようなものがあります。

  • 夫婦関係がマンネリ化している
  • 日常生活に刺激がほしい
  • 家族と一緒にいても孤独感がある
  • 癒されたい・甘えたい
  • 話し相手・相談相手がほしい
  • あわよくば肉体関係をもちたい

家族と一緒にいても満たされない、または弱みを見せられないタイプの男性はプラトニック不倫(または不倫)にハマりやすい傾向があります。

結婚しても、また父親になっても母性本能を求めてしまい、妻以外に心の拠り所となる場所を探してしまうようです。

また、最終的には肉体関係をもつことを目的にしている男性も。

「チャンスがあれば性欲も満たしたい」という下心がある男性は、一緒にお酒を飲みたがったり、夜のデートを求める傾向があります。

プラトニック不倫をしやすい女性の特徴・心理

一方で、女性はどのようなタイプがプラトニック不倫に走りやすいのか、特徴や心理を見ていきましょう。

  • 妻や母親ではなく、一人の女性として生きたい
  • 話し相手・相談相手がほしい
  • 夫婦関係がマンネリ化している
  • 日常生活に刺激がほしい
  • 性欲を満たしたい

男性と同様に、夫婦関係や夜の営みに不満を感じている女性はプラトニック不倫、または不倫にハマりやすいようです。

また妻や母親としてではなく「一人の女性として輝きたい」という人も、自分のことを女性として見てくれる男性を求めやすい傾向があります。

親しくしているうちにプラトニックな関係では物足りなくなり、自分から男性にアプローチし不倫関係になってしまうケースも少なく無いようです。

【体験談】プラトニック不倫から本気の不倫になることも

男女が話し合いをしている様子
前章で紹介したように、男女ともにプラトニックな関係から肉体関係に移行するケースは珍しくありません。

参考までに、いくつかの体験談を見てみましょう。

完全プラトニックだった。でも、18年目で不倫になっちゃった。 彼とはプラトニック18年、不倫5年目。

(引用元:ママスタコミュニティ

よくランチに誘ってくれて半年ぐらいしてから彼と休みが合うようになりドライブ、ショッピングに行くようになり関係になりました。

(引用元:ヤフー知恵袋

ベタベタ触ってキュンキュンして満足してたんだけど、ほんとに好みで笑 感覚的には、推しの芸能人を触ってきゃーきゃー言ってる感じでした。

そのうち欲がでて。キスして、不倫話を持ち掛けて、押し倒しました。

(引用元:ヤフー知恵袋

上記のほかにも「プラトニックな関係だと思っていたのにホテルに誘われ身体を許してしまった」「キスされた時点で罪悪感が強くなり会わなくなった」といった体験談も見受けられました。

これとは逆に、プラトニックな関係でいるのが辛くなり、肉体関係を持つ前に別れたというケースもあります。

プラトニック1年で関係が終わりました。 男性側がお互い独身だったらよかったのに、不倫はダメだよねって葛藤しだして。

(中略)でも会えば絶対に欲が出てくる。彼から連絡辞めようと言われました。
やっぱり、好きなのに何もないのは辛いですね。

(引用元:ヤフー知恵袋

私も30代の頃、職場の後輩独身女性とプラットニックな関係になりました。

食事や泊りがけの旅行にも行きましたが、カラダの関係には至りませんでした。

そのうち彼女のスキスキオーラが強くなってきたころ、職場の同僚から注意を受け、彼女は職場移動になりました。

職場バレしたのか?妻が職場に申し入れたのか分かりませんでしたが突然でした。 彼女はその後、会社を辞めて連絡も途切れました。

(引用元:ヤフー知恵袋

片方が「プラトニックな関係でいたい」「プラトニックな恋愛をしたい」と思っても、もう片方が同じ気持ちでなければ関係は長続きしません。

もしも自分が「我慢できない」「プラトニックな関係を続けるのはしんどい」という気持ちになったとき、あるいは相手にそのような気持ちが見え隠れしてきたときは、不倫関係になりリスクを背負うのか、家庭が壊れる前に別れるのか、慎重な選択をおこなうことをおすすめします。

プラトニックな関係でも離婚・慰謝料発生のリスクはある?

お札の前に人形が置いてある様子

プラトニック不倫は離婚に繋がる行為

繰り返しますが、プラトニック不倫は「肉体関係を持たず純粋に恋愛を楽しむ行為」のこと。

よって不倫(不貞行為)とは位置づけられません。

しかし、配偶者や子どもと過ごす時間を犠牲にしてデートを重ねたり、お小遣い(夫婦の共有財産)を使って相手にプレゼントを渡したりなどといった行為は、決して褒められるものではありません。

配偶者や子どもにバレたとき、心に深い傷を追わせることも間違いないでしょう。

そうなれば離婚危機になる可能性も大いに考えられます。

「肉体関係がないから大丈夫」「自分たちさえ楽しければいい」といった行為が、のちに離婚に繋がる恐れもあることを重く受け止めておくべきでしょう。

プラトニック不倫の相手が同じ職場の人の場合、デート現場を職場関係者に目撃されれば不倫の噂が一気に広まることが懸念されます。

職場にいづらくなったり、コンプライアンス違反として減給・降格・異動など処分の対象になる可能性があることを考えておきましょう。

プラトニック不倫の慰謝料の相場

一般的な不倫(肉体関係あり)の慰謝料の相場は50〜300万程度になり、婚姻関係の長さや離婚の有無などによって金額が変わってきます。

対してプラトニック不倫(肉体関係なし)は不貞関係とは見なされないため、慰謝料の請求は認められないのが一般的です。

例え配偶者を訴えて少額の慰謝料が認められたとしても、弁護士費用や裁判費用の負担により収支マイナスになる恐れがあるでしょう。

とはいえ、「プラトニック不倫が原因で婚姻関係が破綻した」と判断できる証拠があればプラトニック不倫でも慰謝料請求が認められる可能性が高くなります。

【慰謝料が請求できるケース】

  • 「好きだよ」「次はいつ会える?」「早く会いたい」など不倫関係を匂わせるメッセージのやり取りをしていた
  • 高額なプレゼントを贈っていたことが証明できる領収書
  • 2人でデートをしている現場写真が複数枚ある(または動画が複数本ある)

たとえ肉体関係がなかったとしても、プラトニック不倫により配偶者が傷ついているのであれば「精神的な苦痛を与えた」ことに対し慰謝料を支払うのは当然のことです。

配偶者にバレたときに自分は何ができるのか、しっかりと考えておく必要があるでしょう。

プラトニック不倫を理由に離婚や慰謝料の請求をおこなうのは、通常の不倫問題よりも難しい案件になります。

「プラトニック不倫を理由に配偶者と離婚したい」「夫(妻)とプラトニック不倫相手に慰謝料を請求したい」という場合は、配偶者や相手に詰め寄る前に法律のプロ・弁護士へ相談してみましょう。

また、証拠がない場合は、調査のプロ・探偵事務所への相談も視野に入れることをおすすめします。

まとめ

既婚者同士の男女、または既婚者×異性の独身者が親しい関係にあるからといって、必ずしも肉体関係があるとは断言できません。

しかし、いくら当人たちが「肉体関係がないプラトニックな関係」「友達以上恋人未満」と主張しても、周囲からは理解されにくいもの。

もしも配偶者が「不倫しているのと同じ」「あり得ない」「気持ち悪い」と嫌悪感を示すのであれば、離婚に至る可能性も大いに考えられます。

現在プラトニックな関係にある相手がいる場合は、リスクを受け入れて関係を続けるのか、相手と家族はどちらが大事なのか、いま一度冷静に考えてみてはいかがでしょうか。

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