そもそも居留守とは?
居留守とは、家にいるにも関わらず、あたかも不在であるかのように振る舞うことを指します。
例えば、家でくつろいでいるときに見知らぬ人物がインターフォンを鳴らしたとします。
その際、「知らない人だから出るのは避けよう」と考えて、あえて応答しない行為がまさに居留守です。
実は、あるメディアでおこなった統計によると、約350人の回答者のうち、半数近くが見知らぬ人からインターフォンを鳴らされた際に居留守を使うと回答しています。
つまり、居留守は現代社会では広く利用されている行為だといえるでしょう。
では、人はなぜ居留守を使うのでしょうか?
その理由については、次項で詳しく解説します。
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どうして居留守を使われてしまうのか?
前述の通り、居留守は近年多くの方が利用する行為となっています。
しかし、居留守を使われる側からすると、家に人がいるのに応答がない状況は非常に困惑するものです。
では、どうして居留守を使われてしまうのか、その理由について解説していきます。
トラブルに巻き込まれたくないから
居留守を使われてしまう理由の一つに、トラブルに巻き込まれたくないということが挙げられます。
インターフォンを鳴らす人物の中には、業者を装って家に侵入するなど、犯罪目的で行動するケースもあります。
こうした危険を未然に防ぎ、自分の身を守る手段として、あえて居留守を選ぶことは少なくありません。
宗教の勧誘を受けたくないから
近年は減少傾向にありますが、信者を増やす目的で家を訪問する宗教団体も存在します。
信仰を持たない人にとっては、こうした訪問は迷惑と感じるものです。
万が一出てしまうと、長時間勧誘される恐れがあるため、勧誘を避けるために居留守を使う人も多いのです。
営業を受けたくないから
訪問営業を避けるために居留守を使うケースも少なくありません。
例えば、保険や新聞、太陽光発電などの営業活動は、いまだ訪問によるアプローチがおこなわれることがあります。
さらに、営業を装った詐欺行為も存在するため、こうしたトラブルを避ける目的で居留守を選ぶこともよく見られます。
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居留守してる人を出てこさせる対処法
前述のように、トラブルや宗教勧誘、訪問営業を避けるために居留守が使われることが多いです。
しかし、これらの理由とは別に、家の住人が知り合いであるにも関わらず居留守を使われてしまうことも珍しくありません。
では、こうした居留守してる人を出てこさせるにはどうすれば良いのでしょうか?
ここでは、居留守してる人を出てこさせるための具体的な対処法を紹介します。
相手に電話をして出てもらうよう伝える
友人や恋人など知り合いに居留守を使われている場合、まず相手に電話をかけて家から出てもらうよう促すのが効果的です。
もしかしたら、知らない人が訪問していると勘違いし、居留守を使っている可能性も考えられます。
電話で直接あなたが相手の家に来ていることを伝えれば、出てきてくれるかもしれません。
しかし、それでも出てくれない場合は、相手があなたに対して嫌悪感や恐怖心など、マイナスな感情を抱いている可能性が考えられます。
勤務先など他の場所で待ち伏せする
相手の電話番号がわからない場合や、相手に居留守を続けられている場合でどうしても会いたい時は、家ではない別の場所で待ち伏せをする選択肢もあります。
例えば、相手の勤務先や学校、行きつけのコンビニやスーパー、飲食店などで待つことで、タイミング次第では会えるかもしれません。
ただし、相手があなたに対してマイナスな感情を抱いている場合は、あなたのことをストーカーだと思い、さらなるトラブルに発展してしまう可能性もあります。
仮に相手が警察に通報し、あなたの行為が悪質だと警察から判断された場合は、禁止命令を出され、相手と二度と接触できなくなってしまいます。
そもそも本来、待ち伏せ行為は望ましいものではありません。
しかし、どうしても相手に会いたくておこなわざるを得ない場合は、こういったリスクを十分に承知しておきましょう。
大家さんや近隣の人に尋ねてみる
何度相手の家に訪問しても居留守を使われる、連絡が取れないなどという場合は、相手の家の近隣住民や大家さんに尋ねてみるのも手です。
相手が家の中で倒れていたり、あなたの知らない間に引っ越していたりというケースも考えられるからです。
相手の家の周辺人物に聞き込みすることで、家の鍵を開けてくれたり、なんらかの情報を教えてくれたりするかもしれません。
ただし、あまりにもしつこく近隣住民や大家さんに尋ねてしまうと不審に思われ、必要な情報を得られなくなってしまうため注意が必要です。
尋ねてみる際は、家の住人とどんな関係で、どういった理由で会いたいのかを明確に伝えましょう。
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居留守してる人を出てこさせる際の注意点
相手に居留守を使われた場合、電話をして出てきてもらうように促すのが最適な対処法です。
それでも出てこない場合は、近隣住民や大家さんに相手のことを尋ねてみるのも一案でしょう。
また、家に訪れるだけではなく、相手の勤務先や学校、行きつけの場所などで待ち伏せしてみることで、タイミング次第では相手に会えるかもしれません。
しかし、どの方法をおこなう場合でも、注意すべき点があります。
それは、相手を家から出てこさせるために過度な行動を取らないことです。
例えば、しつこくインターホンを鳴らし続けたり、家の扉や窓を無理やりこじ開けたりなどの行為は、犯罪とみなされるので絶対にNGです。
こういった行為をおこなうと、相手から通報され、最悪の場合はストーカー規制法に抵触し、罰則を受けるリスクが生じます。
相手に会いたい気持ちは理解できますが、一線を越えてしまわないように、冷静な行動を心がけましょう。
また、何度訪問しても居留守を使われる、連絡がつかない、どこに行っても姿がないなどと、相手の所在が全く把握できない場合は、そもそも家にいない可能性も考えられます。
そういったケースでどうしても相手に会いたいときは、探偵などの専門機関に相談することをおすすめします。
探偵に相談することで合法的かつ安全な手段で相手の所在を調べてくれます。
自身が犯罪行為を起こさないようにするためにも、探偵の利用もぜひ検討してみてくださいね。
【まとめ】居留守の期間が長かったら探偵に相談するのも有効
トラブルや勧誘、営業などから身を守るために、居留守を使う人は多くいます。
基本的には、こういった理由で居留守が使われることが多いですが、特に理由もなく使われることもあります。
また、恋人や友人に会いたくなくて居留守を使っていることもよくあることです。
もしあなたが恋人や友人に突然居留守を使われた場合は、まずは一度相手に電話してみましょう。
それでも居留守をし続けた場合は、相手に何か理由があるかもしれないので、その点も配慮が必要です。
また、居留守の期間が長かったり、明確な理由があるのに会えなかったりする場合は、無理に接触しようとするのではなく、冷静な対応を心がけましょう。
特に過度な行為をしてしまうと、犯罪に発展するなど状況を悪化させるリスクがあるので、慎重さが求められます。
安全に相手の状況を把握したいのであれば、一人で無理に解決しようとせず、探偵などの専門機関に相談することも有効な手段です。
プロの力を借りることで、何らかのヒントを得られるかもしれません。
居留守をし続ける知り合いのことで気になることがある方は、ぜひ一度探偵に相談することも検討してみてください。
T.L探偵事務所では、多様な分野の調査を取り扱っている探偵事務所です。
居留守のケースについてもサポートいたしますので、どうぞ気軽にお問い合わせください。