SNSの写真は位置情報(Exif)が削除されていることが多い

写真から場所を特定する際、まず確認すべきなのが「Exif(イグジフ)」と呼ばれるデータです。
しかし、現代において主流となっているSNS経由の写真には、このデータが残っていないことがほとんどです。
まずはその理由と確認方法について解説します。
Exifとは?スマートフォンで確認する方法
Exifとは、撮影した写真のデータに記録される「撮影日時」「カメラの機種」「位置情報(緯度・経度)」などの付随情報のことです。
スマートフォンの設定で位置情報がオンになっている場合、撮影した写真には詳細な住所データが記録されています。
機種別の確認方法は下記のとおりです。
- iPhoneの場合
写真アプリで画像を開き、下にある「i」マーク(詳細ボタン)をタップすると、撮影場所の地図が表示されます。
- Androidの場合
「ギャラリー」もしくは「Googleフォト」で画像を開き、「i」マークまたは三点リーダーをタップすると、位置情報が表示されます。
SNSにアップされると自動で削除される
Instagram、X、LINE、FacebookなどのSNSでは、投稿時にプライバシー保護の観点から位置情報が自動的に削除される仕様になっています。
そのため、SNS上の写真から直接デジタルデータとして場所を特定することは困難です。
ただし、投稿者本人が位置情報をタグ付けしている場合や、写真に写り込んだ視覚情報から場所を割り出すことは十分に可能です。
自分で写真から場所を特定する7つの方法

デジタルデータが削除されていても、写真そのものには多くのヒントが隠されています。
ここでは、無料で利用できるツールや、プロも実践するアナログな特定手法を7つご紹介します。
ご自身で写真から場所を特定したい方は、ご参考ください。
1.Googleレンズで検索する
現在、最も手軽で高精度なのが「Googleレンズ」を活用する方法です。
従来の画像検索よりも解析能力が高く、写真の一部を指定して検索できるのが特徴です。
【Googleレンズの使い方】
- スマートフォンのGoogleアプリ、またはGoogleフォトを開く。
- カメラアイコン(Googleレンズ)をタップし、解析したい写真を選択する。
- 建物や看板など、特徴的な部分を指で囲って再検索する。
- 類似した場所や建物名が候補として表示される。
建物の一部や特殊な形の街灯など、細かいパーツから場所が判明することも珍しくありません。
2.Googleの画像検索を利用する
Googleの画像検索を利用すれば、撮影した場所、または候補地を無料で調べることができます。
【Google画像検索の使い方】
- Googleを開き、Google画像検索ページにアクセスする
- カメラのアイコン(画像で検索)を押す
- 「ファイルをアップロード」のリンクを開く
- 場所の特定をしたい写真を選択して「開く」を押すか、Web上の写真を調べたいときはURLを貼り付ける
- 候補地が一覧表示される
スマートフォンから調べるときは、デスクトップサイトのオプションをオンに切り替えてから行いましょう。
3.画像検索サイト・アプリを利用する
Google画像検索以外にも、無料で利用できる写真・画像検索サイトは複数存在しています。
検索エンジンによって得意な地域やデータベースが異なるため、複数を使い分けるのがコツです。
検索エンジン「Yahoo!」が行っている画像検索サービスです。Googleの画像検索と並んで人気があります。
SEO向けツール「SmallSEOtools」が行っている画像検索サービスです。キーワード検索にも対応しています。
カナダで開発された画像検索サイトです。
ロシアで人気の検索エンジン「Yandex」が運営している画像検索サービスです。
Microsoftが提供しており、建物の識別能力に定評があります。
4.最新のAI特定ツールを活用する
最近では、AI(人工知能)が写真の風景を解析して場所を推測するツールも登場しています。
例えば「GeoSpy」などのAIツールは、写真の植物、土の色、建築様式、太陽の角度などから、世界中のどこで撮影されたかを瞬時に予測します。
画像検索でヒットしないような何気ない風景写真でも、AIなら大まかな地域を絞り込める可能性があります。
5.背景・風景から場所を特定する
アナログな方法ではありますが、写真の背景や風景から場所を特定することも可能です。
例えば、次のようなものが写っていれば撮影場所の特定に至ることがあります。
- 写真の背景にある店・病院・学校・建物・マンション・看板・神社など
- 山や川、海や湖、橋などの風景
- 電柱にかかれている電柱番号
- 写真に写っている人物の目の中の景色
- マンホールの蓋に書かれているマンホール識別番号
- 車のナンバープレート
- 対象者、または一緒に映っている人物が身に着けている制服・ロゴ入り作業着など
6.Googleストリートビューで現地を確認する
画像検索や分析で候補地が見つかったら、最後にGoogleストリートビューを使って「答え合わせ」を行います。
写真と同じ角度から景色を眺め、建物の配置、歩道の形、遠くに見える山の形などが一致するかを確認します。
これにより、現地に行かずとも数メートル単位での特定が可能になります。
7.探偵に相談する
ここまで紹介した6つの方法で撮影場所が特定できない場合、また特定できたとしても対象人物の情報までは得られなかったというときは、探偵に相談してみましょう。
調査のプロ・探偵であれば、短時間で撮影場所の特定に至ることがあり、さらには写真に写っている人物の居場所の特定につなげることも可能です。
探偵による調査方法については、後述する【自力での特定が難しいなら探偵へ相談】で解説していますので、こちらもご参考ください。
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【重要】写真をSNSで拡散して情報を募るリスク

「この場所を知りませんか?」とSNSでハッシュタグをつけて拡散する方法もありますが、これには大きなリスクがともないます。
どのようなリスクが生じるのかを見ていきましょう。
特定後にトラブルや法的責任を問われる可能性がある
SNSでの拡散は、対象人物に「探されていること」が筒抜けになるリスクがあります。
また、もし相手が隠れて生活している場合、その場所を勝手に公開することはプライバシー権の侵害にあたる可能性があります。
相手との関係性によっては、ストーカー行為とみなされ、警察から警告を受けたり法的措置を取られたりする危険性も否定できません。
情報が必ずしも正しいとは限らない
SNSで寄せられる情報は、必ずしも正しいとは限りません。
悪意のある虚偽情報や、勘違いによる間違いも多く含まれます。
寄せられた情報を鵜呑みにして行動すると、無駄な時間や費用がかかるだけでなく、まったく無関係な場所にたどり着いてしまう恐れもあります。
自力での特定が難しいなら探偵へ相談

自分では場所の特定ができなかった場合や、確実な証拠が必要な場合は、調査のプロである探偵に相談するのが最も確実です。
探偵が写真1枚から場所を特定できる理由
探偵は、一般人がアクセスできない独自のデータベースや、長年の調査で培った独自のネットワークを持っています。
これにより、写真1枚からでも写っている植物の植生調査、建築物の構造解析、さらには聞き込み調査を組み合わせ、精度の高い結果を導き出します。
自力では限界がある「デジタル」と「アナログ」の合わせ技が探偵の強みです。
情報が少ない場合も人探しは可能
写真の場所が特定できない、あるいは依頼者からの情報が少ない場合でも別の方法で調査を続行することができます。
- 対象者のSNSアカウントを探す
- 対象者の知人を探し、知人の情報から対象者の行方を探す
- ある程度の生活圏が絞られたら、張り込み・聞き込み・尾行など最適な調査方法で対象者の居場所を特定する
「探していることを対象者に知られたくない」といった要望も可能です。
ただし、ストーカー目的での調査はできませんのでご注意ください。
情報が少ない場合も人探しは可能
写真の場所が特定できなかったり、依頼者からの情報が少ない場合でも別の方法で調査を続行することができます。
- 対象者のSNSアカウントを探す
- 対象者の知人を探し、知人の情報から対象者の行方を探す
- ある程度の生活圏が絞られたら、張り込み・聞き込み・尾行など最適な調査方法で対象者の居場所を特定する
【注意】ストーカー目的の依頼は受けられない
探偵は「探偵業法」という法律を遵守して活動しています。
そのため、ストーカー目的、DV加害者からの居場所探し、差別につながる調査など、不当な目的での依頼は一切受けることができません。
依頼時には、必ず正当な理由(債権回収、家出人捜索、相続関連など)を確認されます。
探偵に場所特定を依頼したときの費用相場
探偵に依頼したときの調査費用は難易度によって大きく異なります。
一般的な人探し・所在特定調査の場合、10〜20日間の捜査で15万〜25万円程度が相場です。
また、写真が極端に不鮮明であったり、撮影時期が古すぎたりする場合は難易度が上がり、費用も高くなる傾向があります。
多くの探偵事務所で無料相談・無料見積もりを実施していますので、詳しい費用の目安が知りたい方は、まずは相談してみることをおすすめします。
費用を安く抑えるには?
調査費用を抑えるためには、依頼者側で「情報を整理しておくこと」が非常に重要です。
- 写真はできるだけ高画質なものを渡す
- 写真だけでなく、対象者の氏名や旧住所、連絡先、SNSアカウントなどの情報もまとめる
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