宗教を抜けるにはどうすればいいの?正しい脱会方法や注意点を解説

宗教を抜けるにはどうすればいいの?正しい脱会方法や注意点を解説

2024.07.12 / # ニュース

『生まれた時から入っていた宗教を抜けたい。』 『周囲の目が気になるので、宗教を抜けて普通に暮らしていきたい。』 などと、宗教を抜けたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。 しかし、宗教と聞くと、引き止められてしまうイメージが強く、簡単に脱会することができないと思われがちです。 では、このようなイメージが強い宗教を正しく抜けるにはどのような方法を行えば良いのでしょうか? 本記事では、宗教の脱会で悩んでいる方向けに、正しい宗教の脱会方法や脱会する際の注意点について解説していきます。 いち早く所属している宗教を抜けたいと考えている方は、必ずチェックしてくださいね。

宗教は簡単に抜けられないって本当?

絶望で頭を抱える男性
宗教を脱会したいと考えている方の中には、所属している宗教に対して以下のような悩みを抱えていませんか?

  • 脱会したいと伝えたら、ペナルティを受けそう
  • 抜けようとしても、どうせ団体側の人間から止められそう
  • 自分は脱会したくても、家族や友人に説得されてしまいそう
  • 脱会する際にお金をだましとられそう

このように宗教を脱会したいと考えていても、抜けることができないと思っている方も少なくはありません。

しかし、それは大きな間違いで、実は簡単に抜けることができます。

その理由として、宗教には、『信教の自由』というものがあります。

信教の自由とは、憲法第20条に記されているもので、詳しい内容は以下の通りになります。

信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。

いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。

(出典:文部科学省)

簡単に説明すると、『どんな宗教を信じても、または信じなくても自由である。』ということを保障するという意味です。

つまり、誰がどんな宗教を信じていても、問題ないということですが、信教の自由が設けられている憲法第20条の2項には、以下の内容が記されています。

何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。

(出典:文部科学省)

ここでは、宗教は自由に信じてもいいけど、宗教側が強制的に行事に参加させることはないということを伝えています。

そのため、宗教側が無理に引き止めたり、脱退させないように仕向けたりせず、自分で宗教を抜けるか抜けないかの判断をすることができるのです。

すなわち、宗教は簡単に抜けることができるのですが、トラブルなく円満に脱会したいと考えているのであれば、正しい脱会方法注意点をしっかり理解する必要があります。

宗教を抜けられない主な理由

手を差し伸べる男性のイメージ
宗教を脱会したいけど、抜けられない方たちには、以下の理由を抱えている傾向があります。

  • 引き止められているから
  • 抜けたら今後どうなってしまうのか不安を感じているから
  • 仲間と離れるのが不安だから
  • これまでかけたお金を無駄にしたくないから

では、これらの理由がどのようなことなのか具体的に説明をしていきます。

引き止められているから

宗教によっては、宗教側から強く引き止められてしまうケースも少なくはありません。

引き止められていることにより、『自分は宗教を抜けることができない。』と思い込んで、諦めて行動を移せない方もいらっしゃるのです。

しかし、前述した通り、宗教は自分の判断で抜けることは可能ですので、自ら勇気を持って行動することにより、簡単に抜けることはできます。

抜けたら今後どうなってしまうのか不安を感じているから

宗教を抜けたいと考えている方の中には、『もしも抜けてしまったら、今度どうなってしまうのだろう。』と不安を感じてしまう方もいらっしゃいます。

確かに、今まで過ごしていた環境から抜けて、自分一人で生活していくとなると、誰でも不安を感じてしまうものです。

しかし、ここで勇気を持って宗教を抜けることにより、今まで知らなかった世界を知るきっかけにもなりますので、勇気を持って行動することをおすすめします。

仲間と離れるのが不安だから

宗教に入会すると、同じ宗教を信仰している仲間ができます。

脱会を考えている方の中には、そういった仲間と離れてしまうことに対して、不安を感じてしまいなかなか宗教を抜ける判断ができない方もいらっしゃるでしょう。

確かに、仲間を大切にしたいという気持ちは非常に素晴らしいことです。

しかし、宗教を抜けたいと本格的に考えているのであれば、仲間と離れることも考えなくてはなりません。

その宗教に入信している仲間のことを気にしているのであれば、脱会後も仲良くしているか、または脱会してしまった後は、どんな付き合いをしてくれるのかを見極めてから、行動に移すと良いでしょう。

これまでかけたお金を無駄にしたくないから

宗教に入会していると、寄付金などお金を支払うタイミングが多々あります。

宗教を抜けたいと考えている方の中には、これらのお金の支払いに追われたくないと思い、脱会を決意される方もいらっしゃいます。

一方、今まで支払ったお金を無駄にしたくないと思い、なかなか脱会するために行動に移せない方もいらっしゃるのが実情です。

確かに、ここで脱会してしまったら、今まで支払ってきたお金が無駄になってしまうかもしれないと思う気持ちも大変わかります。

しかし、これから先も宗教に所属していると、当然ながら寄付金などを支払う機会はたくさんあり、さらに負担がかかってしまうリスクがあります。

金銭的な負担を減らしたい方や、何に対して支払いをしているのかわからなくなってきていると感じている方は、所属している宗教から脱会することを真剣に検討してみましょう。

宗教を抜けるための正しい脱会方法|内容証明郵便を利用する

郵便ポスト
宗教を抜けたいと真剣に考えているのであれば、正しい脱会方法を理解しましょう。

宗教の脱会方法には、さまざまな手順がありますが、円満にトラブルなく脱会できる方法として、『内容証明郵便』を利用する方法が挙げられます。

ここでは、内容証明郵便を利用した宗教の脱会方法について、詳しく紹介をしていきます。

『必ず宗教を脱会したい。』と考えている方は、必ず内容を理解するようにしてくださいね。

内容証明郵便とは?

内容証明郵便とは、日本郵便が提供している、一般書留郵便物の内容文書について証明するサービスのことです。

『いつ・誰が・誰宛に・どんな文書を差し出した』ということを、差出人が作成した謄本から、郵便局側が証明してくれます。
(参考:内容証明|日本郵便株式会社)

内容証明郵便は主に、未払いの代金などを催促する際や契約を解除することを伝えたい際に用いられることが一般的ですが、実は宗教を脱会する際にも用いることが可能なのです。

宗教を抜けたいと考えている方は、ぜひ内容証明郵便を利用することを検討してみてください。

内容証明郵便の送り方

内容証明郵便を利用する際は、以下の手順で文書を送ることが可能です。

1.文書を用意する
文書には、以下の内容を記載するようにしましょう。

  • 所属している宗教を脱会する旨(憲法20条で保証されていることを記載することをおすすめします。)
  • 個人情報を削除してもらうことを伝える旨
  • 脱会後の引き止めや嫌がらせを絶対にしないでほしいという旨
  • これらの行為を行った際は、措置を取るという旨

2.集配郵便局もしくは、指定の郵便局に文書を提出する
文書を用意したら、以下のものを揃えてから、集配郵便局や指定の郵便局に提出しましょう。

  • 宗教側に提出する内容文書
  • 内容文書の謄本2式
  • あなたと受取人である宗教側の住所・氏名が記載された封筒
  • 郵便料金(基本の郵便料金+一般書留の加算料金+内容証明の加算料金)

これらの他にあなたの印鑑が必要となる場合があるので、郵便局に行く際は念の為持っていくことをおすすめします。

また、規模が大きい宗教の場合は、本部と支部が分かれていることもあるでしょう。

そのような場合は、本部宛に送る文書と、所属している支部宛に送る文書2通を作成すると、宗教側でも情報が把握されやすくなります。

内容証明郵便を利用するメリット

前述した通り、内容証明郵便を利用することで、『いつ・誰が・誰宛に・どんな文書を差し出した』ということを明確に証明することができます。

そのため、宗教側が『そんな書類受け取ってない。』という言い訳をしても、通用することはありません。

あなただけではなく、郵便局も文書を送ったということを把握しているので、宗教側がいくら事実を隠蔽しようとしてきても、防止することができるというメリットがあります。

内容証明郵便は、通常の郵便と比較すると、少々割高ではありますが、こういったメリットがあるので、確実に宗教を脱退したいと考えているのであれば、利用することも検討してみてください。

宗教を抜ける際の注意点

注意!!
宗教を脱会する際、できるだけトラブルなく円満に抜けたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。

もしも、あなたも宗教側も納得いかないような形で宗教を脱会してしまうと、場合によっては、脱会後に宗教側から嫌がらせを受けたり、再度しつこく勧誘されたりする事態が起きることもあり得る話です。

ここでは、できるだけ円満に宗教を脱会するために、抜ける際の注意点を2つ紹介していきます。

宗教の悪口を言わない

宗教の脱会を決意された方の中には、宗教の悪口を言いふらしてしまう方がいらっしゃいます。

例えば、『こんな宗教、胡散臭い!』『宗教に入ったせいで人生がめちゃくちゃだ!』などと、自分が思っていることを言ってしまう方も少なくはありません。

しかし、悪口を言ってしまうのは逆効果で、仮に脱会することが決まっても、嫌がらせされてしまうリスクが高まります。

宗教に入会してからの生活に満足が行かないと、悪口を言いふらしてしまう気持ちもわからなくないものですが、円満に脱会したいと考えているのであれば、絶対に言わないようにしましょう。

抜けることを他の会員に話さない

宗教を脱会する前に、『明日からもう来ません。』『今月中には抜ける。』などと、他の会員に話すことは絶対にやめましょう。

もしも、宗教を脱会する前に、抜けることを他の会員に伝えてしまったら、その情報はきっと宗教内で拡散されるのはもちろんのこと、あなたへの態度が釈変し、最悪な場合、嫌がらせを受けてしまうこともあり得ます。

どんなに仲が良い相手だとしても、何も言わずに脱会することがあなたの身のためにもなります。

もしも宗教を抜けられない場合は…探偵に相談しましょう

宗教に入会している方の中には、簡単には脱会することができないと思い込んでいる方もいらっしゃいますが、実は簡単に脱会することができます。

宗教を個人の自由で脱会することは、憲法でも定められていることなので、宗教側から引き止めるという権利はないのです。

『宗教を抜けたい。』

と考えている方は、本記事でも紹介した内容証明郵便の手段を用いて、今すぐ宗教を脱会する旨を伝えてみてください。

しかし、それでもなかなか宗教を抜けることができず悩んでいる方も多くいらっしゃるでしょう。

どんな手段を使っても、脱退することが難しいと感じているのであれば、無理に一人で行動せず、専門機関に相談することをおすすめします。

専門機関の一つである探偵でも、あなたが宗教を脱会するためのサポートをすることが可能です。

もしも宗教を抜けることができなかったり、トラブルなく宗教を脱会したいと考えている方は、探偵に相談することもぜひ検討してみてください。
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