海外在住の日本人や外国人を自分で探す3つの方法
【日本人を探したい】現地の日本大使館・領事館に相談
探したい人物が日本人の場合は、現地の日本大使館や領事館に電話やメールで相談してみましょう。
日本大使館や領事館は、現地に渡航・在住している日本人をサポートしてくれる機関です。
「財布をなくした」「体調を崩したので現地の病院に連れて行ってほしい」など日常のトラブルや、テロなどに巻き込まれたときの命の保護、またビザや証明書の発行など幅広いサポートをおこなっています。
もしかすると対象人物が日本人大使館や領事館を訪れている可能性もあり、何らかの情報が掴めることが考えられます。
現地の警察に捜索を依頼をするときのアドバイスを受けることもできるでしょう。
もちろん日本語も通じますし、費用も無料です。
気になる場合は一度相談してみることをおすすめします。
日本人大使館は外交施設の中で最も高い階級を持っている機関であり、首都にあるのが一般的です。
対して、領事館は現地にいる日本人を手助けする機関であり、日本人大使館がある場所以外の都市に配置されています。
日本大使館・領事館のある国・場所は外務省の公式ホームページで確認してみましょう。（参考：外務省 在外公館リスト）
【日本人を探したい】外務省に所在調査を申請する
こちらも日本人限定になりますが、外務省に所在調査を申請するという方法があります。
こちらも費用は無料ですが、条件が以下のように制約されているため注意が必要です。
- 海外にいる可能性が高い
- 生存が見込まれる
- 日本国籍
- 所在不明の状態が長期間続いている
所在調査が申請できるのは、配偶者・親・子供・曽祖父母・祖父母・孫など三親等以内の家族、または裁判所や弁護士会、官公庁などの機関のみに限定されています。
友達や恋人関係の場合は申請できないため注意しましょう。
所在調査で対象人物にたどり着いた場合でも、本人が「家族に連絡先を教えたくない」「拒否したい」など同意しなかった場合、調査結果を知ることができないためご注意ください。（参考：外務省 所在調査）
【日本人・外国人を探したい】インターネット・SNSを利用する
インターネットは世界中に普及しており、正しく使えば有力な情報を得られる可能性があります。
- 対象人物の本名で検索をかける
- 対象人物のFacebookやX（旧・Twitter）などSNSのアカウントを探して足取りを追う
- XやInstagramなどのSNSで情報提供を呼びかける
- 対象人物が日本人の場合は「人探し掲示板」「尋ね人掲示板」に情報提供を呼びかける
- 海外で普及しているメッセンジャーアプリ「WhatsApp（ワッツアップ）」に登録し、現地のチャットグループやオープンコミュニティに参加し情報を求める
上記のような方法があります。 ただし、インターネットには虚偽の情報もたくさん紛れています。
提供された情報の真偽が分からないため、すべてを鵜呑みにするのは大変危険です。
正しい情報を選択するスキルがない場合は、インターネットやSNSで情報を求めるのは控えることをおすすめします。
海外での人探しは探偵に相談・依頼するのがベスト
自分なりに手を尽くしても対象人物が捜せなかったとき、また「できるだけ早く対象人物と連絡が取りたい」といった場合は、探偵事務所に相談・依頼することをおすすめします。
人探しのプロ・探偵であれば、素人が調査するよりも短期間、かつスムーズに調査をおこなうことができるでしょう。
本章では、海外で人探しをしたいときの探偵事務所の選び方、また費用の目安などについて解説していきます。
日本の探偵事務所でも海外調査は可能
本来であれば現地の探偵事務所に相談・依頼するのがベストですが、言葉の壁や文化の違いが心配な人も多いでしょう。
そんなときは海外調査に対応可能な日本の探偵事務所に相談するのがおすすめです。
世界各国・各地域の探偵業者で構成される「WAD（世界探偵協会：World Association of Detectives）」や「CII（国際調査協議会：Council of International Investigators）」に加盟している探偵事務所であれば、加盟国同士のネットワークを活かした調査をおこなうことができます。
WADやCIIに加盟していない探偵事務所でも、「海外に支社がある」「海外に現地スタッフがいる」「海外の探偵事務所と提携している」といった探偵事務所に依頼すれば、海外での人探し調査は十分可能です。
海外調査に対応している探偵事務所が近くにない場合は、テレビ電話やオンラインでの相談が可能な全国対応型の探偵事務所に相談してみましょう。
探偵ができるおもな調査と調査範囲
探偵がおこなう海外調査の範囲は幅広く、さまざまな依頼に対応しています。
- 海外に住んでいる日本人、または外国人の安否を知りたい
- 対象人物の住所を調べてほしい
- 海外に住んでいる友人・恋人・恩人と連絡が取りたい
- 海外に出張している配偶者・恋人が浮気していないか調査してほしい
- 外国人の恋人ができたが、ロマンス詐欺ではないか調べたい
- 採用を予定している外国人の素行や身元、職歴などを知っておきたい
幅広い調査が可能とはいえ、紛争がおこなわれている地域では調査ができないこともあります。
外務省の「海外安全ホームページ」で確認したうえで、調査が可能か否か探偵事務所に相談してみましょう。（参考：外務省 海外安全ホームページ）
日本の探偵に海外調査を依頼するといくらかかる？
海外調査の費用は、調査する国・調査時間や期間・難易度などによって異なります。
ひとつの目安として、次のような費用が発生すると認識しておきましょう。
- 基本料金
- 渡航が必要な場合は渡航にかかる旅費・出張費
- 現地の調査員・コーディネーターの交通費・通信費用
- その他諸経費
おおよそにはなるものの、例えばアメリカで4日間（1日約5時間）人探し調査をおこなった場合の調査費用は25〜80万円程度になります。
調査費用を抑えたいときはできる限り多くの情報を集め、調査の難易度を下げる（調査期間を短くする）のがおすすめです。
ほとんどの探偵事務所で無料相談・無料見積もりをおこなっていますので、詳細な金額が知りたいときは気軽に相談してみましょう。
まとめ
海外に住んでいる日本人・外国人を探す方法には
「日本大使館・領事館に相談する」
「外務省に所在調査を申請する」
「インターネットやSNSで情報を呼びかける」
などがありますが、できるだけ早く探し出したいときは海外調査が可能な探偵事務所に依頼をするのがおすすめです。
調査費用は調査する国や調査にかかった時間などによって異なるため、詳細な金額を知りたいときは探偵事務所の無料相談・無料見積もりを利用してみましょう。
できれば複数の探偵事務所に相談し、調査費用含め親身に対応してくれる探偵事務所を選ぶのがおすすめです。
早期の行動が早期の発見につながります。
まずは自分ができることからはじめてみましょう。
