調査したい理由は?探偵に依頼するときの注意点
依頼・調査ができないケースもある
探偵は調査のプロフェッショナルですが、残念ながらすべての人探し調査を引き受けているわけではありません。
例えば、調査の理由や目的が次のような場合は依頼ができないことがあります。
- 元カノ・元カレに暴力・DVを振るったことがある。
- 相手が幸せなのか知りたい。幸せに暮らしていたら腹立たしい。
- 新しい恋人との写真をインスタにアップしていた。別れるよう説得したい。
- 過去に接近禁止命令を出されたことがある。
- 自分と会うのを拒絶している可能性がある
- そのほか、危害や嫌がらせを加える可能性があると探偵が判断した場合
調査したい理由や目的のなかに少しでも犯罪行為やストーカー要素が含まれている場合は、「探偵業法 第9条」により調査不可となります。
探偵業法 第九条
探偵業者は、当該探偵業務に係る調査の結果が犯罪行為、違法な差別的取扱いその他の違法な行為のために用いられることを知ったときは、当該探偵業務を行ってはならない。
参照:e-GOV「探偵業の業務の適正化に関する法律」
依頼しても良いのか否か分からない場合は、探偵事務所に相談し判断してもらってもよいでしょう。
依頼・調査ができるケース
依頼したい理由・目的が相手の気持ちに配慮するものであれば調査は可能です。
- 相手が同意してくれるなら会いたい
- 借りていたものを返したい
- 幸せに暮らしているか知りたい
- 新しい恋人や配偶者の有無を知りたい
- 自分の気持ちを代行して伝えてほしい
- SNSのアカウントをみつけて欲しい
上記のように、犯罪行為やストーカー要素が含まれていない場合は調査が可能です。
ただし、探偵事務所によっては
「家族や身内以外の人探し調査はおこなっていない」
「トラブル防止のために元交際相手の人探し調査はできない」
というところもあります。事前に電話やホームページで確認しておきましょう。
調査成功でも元カノ・元カレに会えないこともある
人探し調査が成功し、元カノ・元カレの現況や居場所が判明したとしても必ず再会できるとは限りません。
例えば、元カノ・元カレが連絡をとることを拒否したとき、再会に同意をしない場合は再会は叶わないと認識しておいたほうが良いでしょう。
例え相談者が元カノ・元カレを思う気持ちが熱いものであっても、一方通行だったり、相手にとっては好ましくない場合もあります。
まずは相手の気持ちを考え、結果次第では身を引くことも必要だと考えておくことがおすすめです。
こちらもチェック
人探し調査で知っておきたい!探偵事務所の選び方
全国対応可能な探偵事務所を選ぶ
元カノ・元カレが必ずしも昔と同じ場所に住んでいるとは限りません。
よって依頼をするときには、調査範囲が全国に対応している探偵事務所を選ぶことが重要です。
もしも海外に移住している可能性がある場合は、海外調査の可能な探偵事務所を選ぶようにしましょう。
人探し調査に特化している
探偵事務所のなかには「浮気調査専門」「素行調査専門」など、ジャンルを限定しているところもあります。
元カノ・元カレの調査を依頼するときには、人探し調査に特化している探偵事務所、または人探し調査専門チームがいる探偵事務所がベストです。
オールマイティな調査を引き受けている探偵事務所もありますが、専門チームがないところは難易度の高い調査ができないこともあるため注意しましょう。
アフターサポートがある
調査して結果を渡して契約終了…という探偵事務所ではなく、調査後のサポート対応がしっかりしている探偵事務所がおすすめです。
- 調査対象者とのコミュニケーションの取り方についてアドバイスをおこなっている
- 依頼人の気持ちを整理するためのカウンセラーが在籍している
- 相手が結婚詐欺・ロマンス詐欺の可能性がある場合は弁護士を紹介する
探偵事務所によってサポート内容はさまざまです。
どのようなアフターサポートがあるか、契約前にしっかり確認しておきましょう。
親身になってくれる
探偵事務所選びでなにより重要なのは、調査員や相談員が依頼者に親身になってくれるか否かです。
いくら調査費用が安くとも、対応が悪い探偵事務所は選ばないほうが無難だといえます。
「調査の途中に進捗状況を報告して欲しい」
「予算○○円ないで調査ができるか」
などの要望がある場合は、どこまで対応してくれるかも見極めのポイントです。
あとから後悔しないためにも、トータル的に納得のいく探偵事務所を選ぶことをおすすめします。
探偵がおこなう人探し調査とは?調査方法や費用を解説
人探し調査の方法
探偵の人探し調査は、相談者の情報をもとに最適な方法を検討し調査を進めていきます。
- 尾行・聞き込み・張り込み調査
- 独自のネットワークを利用した調査
- データベースの照会
特殊なスキルを駆使し、個人では難しい方法で対象者の現況や居場所を調査していきます。
人探し調査の流れ
人探し調査は次のような流れでおこないます。
- 相談者が電話・メールで探偵事務所に相談の予約を入れる
- 指定日時に相談者と調査員が面談(探偵事務所によっては対面・テレビ電話・ZOOMなど面談のスタイルが選択できるところもある)
- ヒアリング内容をもとに探偵が見積もりを作成
- 相談者は探偵の対応や見積もり等を考慮し、問題なければ依頼を契約する
- 探偵は調査をおこない、結果をもとに報告書を作成
- 報告書を依頼人に手渡しし、結果をお知らせする
探偵事務所の対応が気に入らなかったとき、また見積額が高かった場合は断ることも可能です。
できればいくつかの探偵事務所と面談をおこない、納得できるところと契約することをおすすめします。
人探し調査の費用について
人探し調査の費用はケースバイケースです。
短期間で結果が出た時には15万円程度、「名前しか分からない」「別れたのが20年前」など難易度が高い場合は30〜80万円以上かかる場合もあります。
探偵事務所によっては、予算内で調査プランを組み立ててくれるところもありますので、まずは気軽な相談からはじめてみましょう。
探偵の調査費用を安くする方法はある?
調査費用を安くするには、できるだけ難易度を下げ、短期間で調査を終わらせることがポイントになります。そのためにはできるだけ多くの情報が必要です。
- 元カノ・元カレの名前
- 年齢・性別
- 家族構成
- 出会った場所や昔住んでいた場所
- 別れた時期・別れた理由
- 当時の連絡先(電話番号やメールアドレス)
- 出身地・卒業した学校・勤めていた会社
- 元カノ・元カレの交友関係
- 元カノ・元カレが好きだった場所
- 趣味・所属していたサークル
- 顔写真・全身写真
- 顔や身体的特徴(ほくろの位置・ピアスの有無・身長・体重など)
- SNSのアカウント
もちろん情報が少ない場合も調査は可能です。
まずは探偵事務所に相談してみましょう。
複数の探偵事務所に見積もりをとると、調査費用を比較することができます。
安さだけで選ばず、探偵事務所の対応やアフターサポートを含めて、総合的に安心して依頼できる探偵事務所と契約することをおすすめします。
まとめ
元カノ・元カレの連絡先を知っている、または共通の知人がいるといったときは簡単に現状を知ることは可能ですが、そうでないときは探偵に人探し調査を依頼するのもおすすめです。
自分で探すよりも発見率が上がる可能性が高く、また早期の再会も期待できます。
とはいえ、ストーカー目的での調査は法律で禁止されており、探偵でも調査は不可能です。
人探し調査の依頼が可能か否か、まずは探偵事務所の無料相談を利用してみましょう。
調査費用の見積もりやアフターサポートを確認したうえで契約する・しないを決めることも可能です。
自分の気持ちに区切りをつけるためにも、幸せな未来につなげるためにも、まずは一歩踏み出してみることをおすすめします。