夫婦が一緒に寝ることと離婚率の関係とは?

「夫婦が同じベッドで寝る=仲が良い」というイメージを持つ人は多いですが、実際はその限りではありません。
American Academy of Sleep Medicin(AASM)が実施した2024年の調査では、29%の夫婦が別のベットや別の部屋で寝ることを選択しています。
これは、夫婦仲が悪いというわけではなく、より良い睡眠の質を求めるがゆえの選択肢で、日本でもこの傾向は年々増加しているのです。
もちろん、夫婦が一緒に寝ること自体は悪い事ではありません。
しかし、生活リズムや温度・音などの違いがストレスになり、結果的に離婚リスクを高めることもあるのです。
夫婦が一緒に寝るメリットとデメリット

夫婦が一緒に寝るかどうかは、単なる「寝方」の問題ではありません。
実は、睡眠の取り方ひとつでストレスやコミュニケーションの質が変わり、夫婦仲や離婚率に影響することもあるのです。
ここでは、一緒に寝ることによるメリットやデメリットについて、心理学や生活習慣の観点からみていきましょう。
夫婦で一緒に寝るメリット
夫婦で一緒に寝るメリットは、同じベッドで眠ることで自然とスキンシップの機会が増えることが大きいでしょう。
眠る前のちょっとした会話や、寝るときにくっつく時間は「絆ホルモン」と呼ばれるオキシトシンの分泌を促し、安心感や信頼感を高めてくれます。
実際に、寝るときにくっつく習慣がある夫婦は、そうでない夫婦よりも関係満足度が高いという研究もあるほどです。
また、同じ空間で眠ることで呼吸や心拍が自然に同調し、リラックス効果がアップします。
脳が安心できると感じることでストレスが和らぎ、快眠できる効果があるのです。
結果的に心身が安定し、夫婦関係の良好な維持と健康的な生活の両立ができることから、「夫婦が一緒に寝ると長生きできる」ともいわれています。
参照:PsyPost「Study finds couples who cuddle at bedtime feel more secure and less stressed」/Philadelphia「Study: Snuggle Up Tonight Because Couples Who Cuddle While Sleeping Are Happier Than Those Who Don’t」
夫婦で一緒に寝るデメリット
夫婦で一緒に寝るデメリットは、物理的なストレスです。
たとえばいびきや寝返り、生活リズムのズレによって眠れない日が続くと、睡眠の質が低下し、日中の集中力や気分に悪影響を及ぼします。
結果、相手へのイライラや不満が増え、関係悪化につながってしまうこともあるでしょう。
実際に、いびきがきっかけで寝室別を選択する夫婦も少なくありません。
また、一時期話題となった「妻と一緒に寝る男性は頭が悪くなる」という研究も、本来は「相手のいびきなどが睡眠を妨げる=日中のパフォーマンスが下がる」という意味。
つまり、一緒に寝ること自体が悪いのではなく、快適に眠れる工夫が必要なのです。
さらに、常に同じ空間で過ごすことで「一人の時間が持てない」と感じる人もいます。
こうした小さなストレスの積み重ねが、夫婦関係の距離を生む原因になるのです。
参照:NATURAL NEWS「Men: Sleeping with a partner makes you stupid, research reveals」
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一緒に寝ないことで夫婦仲が良くなるケース

近年では「夫婦の寝室が別=不仲」という考え方は薄れつつあります。
むしろ、一緒に寝ないことで夫婦仲が良くなるケースもあるのです。
ここからは、夫婦が寝室を分ける理由と、その意外な効果についてみていきましょう。
寝室を分ける夫婦が増えている理由
「ぐっすり眠る」ことを優先した結果、近年ではお互いの時間を尊重して寝室を分ける夫婦も増えてきています。
その背景としては、共働きで生活リズムが違うことや、睡眠の質を大切にする健康志向の高まりなどが理由です。
また、新婚でも「最初からそれぞれのペースを持つ方が快適」と考える人が増えてきており、「寝室別でも仲良し」という夫婦も珍しくありません。
寝室を分けたことで関係が良くなるケースも
夫婦一緒に寝ることを辞め、寝室を別にすることで、むしろ関係が安定したケースもあります。
自分の時間を持つことで気持ちに余裕が生まれ、相手への感謝や思いやりを再確認できるからです。
また、適度な物理的距離が「ちょうどいい関係」を保ち、ストレスを減らしてくれます。
【要注意】寝室問題が「離婚の前兆」になることも

一方で、「急に寝室別にされた」「一緒に寝ない理由がわからない」と不安になる人もいるでしょう。
そんなときは、焦らず相手の言動を観察してみてください。
ここからは、夫婦の寝室を分けることが離婚の前兆になるケースと、夫婦関係修復のコツについて紹介していきます。
関係悪化が寝室問題につながるケース
急に寝室を分けることになった場合は、それが関係悪化や浮気のサインである可能性もゼロではありません。
- 話し掛けても避けられる
- スマホを見せなくなった・肌身離さず持っている
- 外出や残業が増えた
- 「一人で寝たい」と言われた
特に、上記のような変化も伴っているなら要注意です。
わたしたちT.L探偵事務所が扱う相談でも、「寝室別になってから様子が変わった」というケースは多く見られます。
夫婦関係を見直すためにできること
まずは、冷静に現状を整理しましょう。
「なぜ今の寝室スタイルになったのか」を客観的に振り返ることが大切です。
感情的になる前に、生活リズムや健康面などの「理由」を一緒に話し合ってみましょう。
また、スキンシップや言葉のやり取りを増やすことも意識してください。
寝る前の数分だけでも「今日どうだった?」と声をかけるだけで、印象は変わります。
相手の行動に不安を感じたら専門家へ相談を

もし、寝室を分けた理由が分からず、浮気や気持ちの変化を感じたなら、探偵事務所のような専門機関への相談も検討してみてください。
わたしたちT.L探偵事務所では、パートナーの行動調査や浮気・不倫の事実確認、夫婦問題の相談サポートなど、状況に応じたていねいな対応をおこなっています。
「探偵に相談=離婚を決意」というわけではなく、関係を立て直す第一歩として利用する人も多いのです。
実際、寝室別をきっかけに関係を見直した結果、以前よりも絆が深まったというケースもあります。
一歩踏み出す勇気が、関係を修復するきっかけになるでしょう。
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