親を探したいと思う理由
生き別れてしまった親に会いたいという理由は人それぞれです。
- なぜ自分は捨てられてしまったのか、理由が知りたい。
- 何となくふと思い出して会いたくなった。
- 生きているのか知りたくなった。
- 今何をしてるのか?元気にしているのか?
- 育ての親に感謝しているが、本当の親にも会ってみたい
- 結婚式に呼びたい。
- 相続の件で気になっている。事前に話を聞いておきたい。
上記のように生存確認をしたいだけの人もいれば、会って話がしたい、可能であれば一緒に生活したいという人もいます。
どのような理由であれ、少なくとも親は自分よりも20〜40歳以上年上だということは考慮すべきポイントです。
時間を有効活用するためにも、効率よく探し出すことを重視しなければならないことを事前に認識しておきましょう。
こちらもチェック
【自分で探す】生き別れた親探しの方法6選
人探しは探偵に依頼するのが一番の近道ですが、まずは「自分で探したい」という人も多いはずです。
一見難しく感じるかもしれませんが、情報さえ集めることができれば自分で探し出すことも不可能ではありません。
本章では、自分で親探しをする際に有効的な6つの方法を注意点とあわせて解説していきます。
自分で親を探す方法1. 親戚や知人などに聞き込みする
今すぐにできる親探し方法のひとつに親戚、または親を知ってそうな知人に聞き込みをするという方法があります。
しかし、親戚や知人もそれぞれの事情があってあなたに親のことを打ち明けられなかったはず。
もしかすると、何らかの理由があって言えない可能性があることも考えられます。
聞き込みをして情報を聞くことができれば問題ありませんが、情報を打ち明けてくれない可能性があることも念頭においておきましょう。
自分で親を探す方法2. 役所に戸籍の附票を申請する
生き別れた親を探すには、戸籍の附票を調べるのも有効な方法です。
戸籍の附票には、過去~現在の住所が全て記載されているため、親がいまどこに住んでいるか把握することができます。
他人の戸籍の附票は申請できませんが、親・兄弟・姉妹・祖父母・配偶者・孫など直系の親族であれば申請が可能です。
【戸籍の附表の取得に必要な物】
- マイナンバーカードや運転免許証、パスポートなど顔写真が貼付された本人確認書類
- 自分と対象者の血縁関係を証明できる疎明資料
ただし、次のようなときは住所が確認できないこともあるため注意が必要です。
- 親が戸籍を転籍している
- 結婚や死亡によって除籍されている
- 住所変更をしていない(役所に届け出ていない)
上記の1・2に当てはまる場合は、「除籍抄本」を申請して除籍されている理由を調べ、必要に応じて再度「戸籍の附票」を取得しましょう。
3のケースの場合は、残念ながら戸籍の附票で現在の住所を調べることは困難です。
別の方法を試してみましょう。
自分で親を探す方法3. SNSを使って探す
SNSを使って探す方法も有効な手段です。
SNSにはいくつかの種類がありますが、なかでも原則として実名で登録する必要がある「Facebook」は人探しに有効なSNS。
実名で検索し、親が登録していないか確認してみましょう。
Facebookで見つからないとき、また実名が分からないときや情報が少ないときは、拡散力が強い「X(旧・Twitter)」で情報を募る方法もあります。
ただし、集められた情報が真実か否かが分からないため、真偽不明の情報に振り回されないようご注意ください。
SNSで親の個人情報を投稿すると、変に拡散されてしまい相手や相手家族に迷惑がかかる恐れもあります。
プライバシー侵害にならぬよう、あわせて注意しておきましょう。
自分で親を探す方法4. 人探し掲示板を利用する
人探し掲示板は、特定人物に関する情報の提供を求めるサイト。
代表的なものには「人探し掲示板Z-Z BOARD」「尋ね人」「人探し掲示板サーチズ」などがあり、ほとんどのサイトが無料で利用することができます。
【人探し掲示板の使い方】
- 会員登録をする(会員登録不要なサイトもあります)
- 親の名前・写真・手持ちの情報・探している理由・見つけてくれたときの御礼(謝礼金)などを書き込む
- 情報が寄せられるのを待つ
複数のサイトで情報提供を呼びかければ、有力な手がかりが寄せられる可能性も高くなるでしょう。
ただし、寄せられた情報が正しいのか嘘なのか、自分で判断する必要があるため注意が必要です。
あわせて、個人情報の取り扱いには十分ご注意ください。
自分で親を探す方法5. チラシ・ポスターを作成する
親の住んでいる地域や普段使っているであろう駅、または利用頻度が高い店や場所がわかるときは、チラシを配布したり、ポスターを貼って探すのも有効な方法です。
チラシやポスターを作成するときは、下記のような情報を記載しておくと情報が集まりやすくなります。
- 親の名前・年齢・性別
- 写真を複数枚(顔写真・全身の写真・比較的新しい写真・古い写真など)
- 身体的特徴(身長・体格・ほくろ・傷跡など)
- 以前住んでいた場所
- 自分の連絡先
チラシを配布する場所やポスターを掲示する場所によっては、事前に許可取り(申請)が必要なことがあります。
無許可でおこなわないようご注意ください。
【専門家に依頼する】生き別れた親探しの方法2選
自分で探したけど見つからなかったとき、また出来るだけ早く探し出したいときは専門家に依頼しましょう。
ここでは「警察に依頼する方法」「探偵に依頼する方法」の2つの方法について解説していきます。
専門家に依頼する方法1. 警察に相談する
生き別れた親を探したいときは、警察に相談するのもひとつの方法です。
例えば、生き別れた親が行方不明になっている場合などであれば、行方不明者届(旧・捜索願)を出せば捜査をしてくれる可能性があります。
ただし、警察は事件性がないときには動いてくれないことがほとんどです。
「どこかに住んでいる親の生存を確認したい」などと言った事件性の低い場合は取り合ってくれない場合がありますので注意してください。
専門家に依頼する方法2. 探偵事務所に人探し調査を依頼をする
生き別れた親を最短・最速で探したいときは探偵事務所に人探し調査を依頼する方法がおすすめです。
探偵は調査のプロであり、聞き込み調査やデータ調査、独自のネットワークなどさまざまな調査方法で情報収集をおこない、高い確率で本人を見つけ出していきます。
【探偵の人探し調査はいくらかかる?】
人探し調査の費用は難易度によって異なり、おおよそ10〜100万円程度。
情報があればあるほど難易度が下がるため安くなるため、あらかじめ情報をたくさん集めくことをおすすめします。
もちろん「名前しかしらない」「写真しかない」など情報が少ない場合でも、探偵であれば見つけ出すことは不可能ではありません。
多くの探偵事務所で無料見積もり相談をおこなっていますので、いくつかの探偵事務所に相談し、それぞれを比較検討してみることをおすすめします。
【親を探す前に】気を付けておきたい4つの注意点
これまで、自分でできる親探しの方法、また警察や探偵に依頼する方法について解説してきましたが、親探しをする前に気を付けておきたい注意点もあります。
親探しを実行する前にぜひ目を通しておいてください。
注意点1. あらかじめ情報をたくさん集めておく
当然のことながら、生き別れた親を探すのには情報が必要です。
情報が多ければ多いほど相手が見つかりやすくなり、再会できる可能性も格段に高くなります。
逆に情報が少なすぎると調査の難易度が上がってしまい、探すのに時間がかかったり、見つけ出すのも難しくなってくるでしょう。
少ない情報で親を探し出したいときは、最初から調査のプロ・探偵への依頼を検討することをおすすめします。
注意点2. 会いに行く前に親に連絡する
親の住所や職場など手がかりが掴めたからといって、すぐに会いに行くのはNG行為。
突然会いに行くと相手も困惑してしまいます。事前に電話や手紙などで会いたい理由を伝え、会いに行っても良いか確認することが大切です。
先方の気持ちの整理がつかないようだったら、自分の連絡先を伝えたうえで「会えるようになったときに連絡をください」と時間をおいてみるのもよいでしょう。
注意点3. 思うような結果に繋がるとは限らない
親の居場所が分かり事前に連絡をしたとしても、必ずしも相手があなたに会うことを望んでいるとは限りません。
すでに新しい家族がいる場合は面会を拒まれることもあり、そうなればあなたの心に深い傷が生じることも考えられます。
調査を進めた結果、残念ながらすでに亡くなっていたという結末を迎えることも考えられるでしょう。
必ずしも思うような結果に繋がるとは限らないことは十分認識しておく必要があります。
注意点4. トラブルが発生することも
予期せぬトラブルに巻き込まれる恐れがあることも留意しておきましょう。
例えば再会を機にたびたび金銭を要求されるようになったり、一緒に住むように強要されたり。
新しい家族にあなたの存在を隠している場合、先方の家族を混乱させてしまうことも考えられます。
再開後にトラブルになったときには、警察や役所、カウンセラーなど然るべきところに相談することも視野にいれておきましょう。
上記の注意点についてじっくりと考え、それでも会いたいのか、探す必要があるのか、生存確認だけでもするべきか、気持ちをしっかり整理しておくことをおすすめします。
生き別れた親に確実に会いたいときはプロへの依頼がおすすめ
生き別れた親を探すのには、親戚や知人への聞き込み、戸籍の附票の申請、SNSやネットの活用がおすすめです。
しかし、自分で探すとなると情報が集まらなくなったり、想定以上に時間がかかってしまうなど限界を迎えることがあります。
そのような場合は、警察や探偵事務所への依頼を検討するのがおすすめです。
特に探偵事務所は、人探しのプロなうえ調査の成功率も非常に高いため、生き別れた親を探し出すのにピッタリです。
手持ちの情報が少ない場合でも、探偵事務所なら高い確率で解決することができます。
T.L探偵事務所では、24時間365日相談が可能です。
相談は無料で実施していますので、『生き別れた親に会いたい。』と思ったときには気軽にご相談ください。
あなたと生き別れた親が無事に再会できるよう、全力でサポートをしていきます。