通勤時に待ち伏せ・つきまといする人の特徴
通勤時にいつも見かける人がいる、見られていると感じたことはありませんか?
気のせいかもしれませんが、もしかしたらストーカーをされているかもしれません。
ストーカーされているのかご自身で判断するためにはどうしたらいいのでしょうか?
分からない方がほとんどでしょう。
そこで、待ち伏せ・つきまとい行為をする人の特徴について、下記に詳しく解説致しますので、ご参考にしてください。
- 常に視線を感じることがある
- 接近しようとしてくる
- 駅のホームでキョロキョロしている
- 電車やバスに乗ると、隣の席に座ろうとする
- 立っている場合は背後に来ようとする
- 目線が合うとすぐに反らすもしくは微笑んでくる
- 窓越しにこちらを見ている
- 車両を移動するとついてくる
- 駅のホームやエスカレーター内で近づいてくる
- 改札やバス停で待ち伏せしている
- 途中でお店に入ると相手も入ってくる
- 同じ車が後ろをつけてくる
上記の項目に該当する際はストーカーと疑っていいでしょう。
早急に適切な対策をし、用心するようにしてください。
また、何度も繰り返しされている場合には常に記録を取るようにしましょう。
ストーカー行為が悪化するとどうなるのか?
ストーカーに一度、狙われてしまうと、放置をしていても相手が諦めることはありません。
ストーカーする人の心理状況としては、異常な執着心を持っていることが多く、普通の人では考えられないぐらい行動を起こすことがあるため、注意してください。
ストーカーの初期段階が過ぎると期間が経つにつれて相手のことをもっと知りたいと考えるようになり、あなたのことが特別な存在と妄想するようになっていきます。
さらに事態が悪化すると豹変し、狂暴化していく方がいることも覚えておいてください。
ストーカー行為が悪化するとどうなってしまうのか?
- スマホやカメラで撮影しようとしてくる
- 帰宅時に後をつけてくる
- 話かけようとしてくる
直接的な被害はないものの、ここまでくると収まることはないと考えた方が良いでしょう。
次第に下記に説明にある、最終段階に発展していくことになります。
最終段階に発展すると
- 勤務先が特定される
勤務先が特定されると、訪ねてきたり、嫌がらせの電話がかかってくるようになる
- 写真をネット上で晒されてしまう
SNSをしている場合にはネット上で嫌がらせやつきまといするようになる
- 相手に家が知られてしまう
家の周りをうろついたり、自宅に侵入、押しかけてくる
汚物の送付や頼んでもいない郵便物が届くようになることも
- 個人情報を特定される
誹謗中傷のビラがまかれる、家族にまで嫌がらせをしてくるケースも
- 事件に発展する
襲われたり、暴力を振るわれたりする可能性があります。
上記のように取り返しのつかない事態になってしまいかねません。
一番、最悪な事態としては、命に関わる可能性も考えられますので、安易に考えないようにしてください。
待ち伏せ・つきまとい対策方法
まず、最初にする対策としては相手と遭遇しないようにすることが理想です。
遭遇しないようにするためには以下のような手段をとると良いでしょう。
- 電車やバスに乗る時間帯や通勤時刻を変える
- 他の交通手段を利用する
- 駅員や乗務員の近くにいるようにする
- 乗車する駅を変える
- 誰かと一緒に通勤する
- 防犯ベルを持ち歩く
- 一人にならない状況を作る
- 帰宅時間を変える
- 暗い夜道を避ける
- 誰かに迎えにきてもらう
- 何かあった時のために逃げることができる店舗を把握しておく
- ストーカーの特徴や状況を記録する
などの対策をすると良いでしょう。
ストーカーはいつどこで何をしてくるかわかりません。
被害を最小限に抑えるためにも上記のような対策を普段から心がけることが大切です。
自宅を知られている時の対策
次に、ストーカー行為が発展している場合は自宅を知られていることもあります。
自宅を知られている場合は、命の危険に関わることもありますので、特に注意が必要です。
以下のような対策を取るようにしましょう。
- 家に入るときは周りに怪しい人がいないか確認をしてからドアを開ける
- 窓の鍵を閉めるようにする
- 防犯性が低いところであれば引っ越しをする
- 誰かに泊まりにきてもらう
- 一人で行動しない
- 実家に帰省したり、友人の家に泊めてもらう
- 怪しい手紙や郵送物が届いた際は保管しておく
- ドアやポストにいたずらされた際は写真を撮る
- 盗聴器が仕掛けられていないか確認する
ストーカー被害の記録の取り方
ストーカー被害を受けた時、被害の証拠を収めることが重要ですが、被害者が直接証拠を押さえることは容易ではありません。
そのような時は最低限の記録を取ることで、警察や第三者が動く際に役に立つことがありますので、被害を受けたら必ず記録を取るようにしましょう。
以下で記録を取る内容についてまとめています。
- 被害を受けた日時(正確な時間を記録する)
- 被害を受けた時の状況(どこで、どういった行為を受けたのか)
- 相手に対して行ったこと(拒否をした、話しかけたなど)
- 相手に関して知っている情報(個人情報で知っている内容があれば)
- 相手の特徴(相手の顔の特徴や髪型、持ち物、服装など)
上記のようなことを意識して正確に記録を取ることで、証拠になりやすく、逮捕にも繋がることもあります。
対策をすることで実際に被害が収まったというケースもありますが、完全に解決できるわけではありません。
ご自身で対策するのと併せて第三者の協力を得ることを推奨しています。
被害を受けているときにしてはいけない注意点
自分で解決しようと考える方もいますが、危険が伴いますので、オススメできません。
下記にしてはいけない注意点を記載しますので、対策方法を間違えないように気を付けましょう。
- 相手の写真や動画を撮るなどする行為
- 睨み返す、見つめ返す
- 感情に任せて行動する
- 自分から話しかける
- ストーカー被害の記録を消す
相手を刺激しないようにすることが大切です。
刺激をしてしまうと、恨みを持たれるようになり、被害が拡大する可能性が非常に高くなってしまいます。
つきまとい・待ち伏せ被害の相談先
つきまといや待ち伏せなどのストーカー被害を受けていると感じる…
そんなときは、基本的にすぐに警察に相談するようにしてください。
桶川ストーカー事件以降、ストーカー規制法が2000年に制定されたことで警察が積極的に動けるようになりました。
しかし、逮捕まで至るためには簡単なことではありません。
そのような時に、どこへ相談したら良いのかを、下記にまとめています。
先ずは警察へ相談を!
ストーカー被害を感じたら先ずは警察へ相談することをお勧めします。
警察に相談することで素早く被害を抑えることも可能です。
ストーカー初期段階の時と、被害が過度になってきた場合の警察の対応やメリットを紹介します。
ストーカー行為初期段階の時
- 適切な対策方法を教えてもらえる
- 家の付近をパトロールしてくれる
- 被害が深刻になった際に動いてくれやすい
- 相談したという実績が残り、逮捕や裁判の際の証拠になる
ただ、注意すべきこととして、直接的な被害がないと警察は動けないのが現状です。
ストーカー被害が過度になってきた場合
- 警告
待ち伏せやつきまとい行為をしてはならないと警告して頂くことができます。
- 接近禁止命令
緊急性が高いと判断された際は、接近禁止命令が出せるようになりました。
命令を無視した場合には、罰則が適用されたりや逮捕に繋がる可能性があります。
- 逮捕
逮捕されると身柄を拘束され、取り調べを受けることになります。
逮捕まで至った際は、刑事告訴することも視野に入れましょう。
警察以外の相談先
警察以外にもお住いの管理人や大家さん、弁護士などへのご相談もお勧めします。
管理人や大家さんへ相談することで、ご自宅の周囲の警戒や見回り等で協力してくれることもあるため、危険を感じた際はご相談しとくと良いでしょう。
また、ある程度証拠が揃っていて警察が動いてくれない時は弁護士への相談をしましょう。
弁護士は証拠を基に、内容証明郵便や警察署への同行、ストーカーとの代理交渉、民事訴訟、刑事告訴などの対策・手続きを行ってくれます。
どうしても警察が動いてくれない場合は、上記のような方法を取りましょう。
証拠がない場合は探偵事務所へ相談を
つきまとい・待ち伏せ被害を受けているのに、「決定的な証拠がない」「警察が動いてくれる証拠がない」などの場合は探偵事務所への相談もお勧めします。
探偵事務所でできることは以下のことがあります。
- 探偵事務所による情報収集
- 写真や動画などの証拠収集
- 張り込みや尾行などにより犯人特定、行動パターンの把握
- 盗聴器が仕掛けられていないか調べる
- 防犯対策や法的措置のアドバイス
警察に相談しても解決に至っていない、確実な証拠を押さえたいと考えている方は、探偵事務所に相談だけでもしてみると良いでしょう。
専門的な知識を持った相談員が状況に応じた適切なアドバイスをご提案させて頂きます。